スーパーマーケットの中小企業診断士

スーパーマーケット勤務の中小企業診断士が活動やら勉強(公認会計士)について、報告します。社労士もやることになりました。

勝手に診断士!!豚丼屋復活の謎を解く!!

2011-04-13 19:47:20 | 診断士活動
なんちって、カッコよく書いてみましたが内容は全然かと思いますが。

先日、眠すぎて書けなかった豚丼屋の秘密・・・

ちょっと書いてみようじゃないか!!と。

少しは診断士らしくってなノリです。

そもそも、この豚丼屋は帯広から来ているチェーン店。

当初の商売としては、店の入り口に価格表が出ている看板と
彦麻呂さんがコメントしたテレビの場面を切り取ったものが貼られていました。

帯広の豚丼の価格はというと・・・
780円。だったかな。

この価格表示だけです。

こだわりがあり、知名度もあると踏んでの強気の経営ですが
どうもそこまで浸透していないようで、お店にはお客様が全然入らない日が続いていました。

そうですよね、知らない食べ物(しかも松屋が300円とかで豚丼をやっている時代に)
にはそうそう、みんなお金を出したがりません。

そうこうしているうちに、PRの仕方が変わってきました。

豚丼は小、中、大の価格ができ、小なら600円台、大は800円台の価格表が貼り出されました。

その後、さらに変化は続きます。

今度はかき揚げ丼とみそ汁のセットで680円、天ぷらセットも同じぐらいの価格。

さらにそば、うどんののぼりも立ち、いわゆる定食屋さんの雰囲気になり始めたのです。

一番安い価格帯では500円台も登場しました。

そして、いつしか何を食べているかは別としてお客様が入るようになったのです。

これから、何を学べるのか・・・

通常、専門店であれば他の商品も取り扱うことでブランドイメージが希薄化し、
主力の商品が売れなくなってしまう、ということがあります。

そこで、本来ならば豚丼屋は豚丼の価値を高めることに注力していくことが、
望ましいと考えられます。僕もそういうやり方がいいんだろうな・・・と、
通る道すがら考えていました。

しかしながら、全く手にとっていただけない状況を考えると、
そもそも豚丼を食べてもらう客層はどんな方なのかを考えて、
昼食で使ってもらおうというならば、それに合わせた商品を出しても問題ないのだなと
気がつきました。

豚丼にこだわるのではなく、
専門性は残しながら事業ドメイン(領域)を横に裾野を広げていくイメージというか。

この売り方は比較とも違うんですよね、
本当に売りたいもののちょっとランクが低いものを置くってわけでもなくて。

ただの定食屋とも違うのは、豚丼という核の商品は残している点。

これからの可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか?

普段はかき揚げ丼やそばを食べていた方が豚丼をたまに頼んだり、
そばとのセットで豚丼を使ったり。

当たり前と言っては当たり前のやり方ですが、
なかなか始めから思いつくのは大変ですよね、いや豚丼屋さん、あっぱれです!

目的をもった事業ドメインの変更、いまいちお客が入らないと考えている飲食店の皆様、
ちょっと自店はどんなお客様を狙っているのかをもう一度考えてみてはいかがでしょうか?

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