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移転しました(2014/1/1)

京都国立博物館に

2007-05-26 | ヒストリ:平安の風

京都国立博物館に行ってきました。
現在特別展「藤原道長-極めた栄華・願った浄土-」が開催されています。
明日で終ってしまうんですけど…
頂いた招待券を譲った人に
「ゆうき、こんなん凄く好きそう」(訳:あんた仏像好きやろ)
と言われ、チケット頂いた人の好意を無駄にしないためにも京都に!
来週の木曜にも若冲を見るために京都に行くのですが、今日も京都に!(ギャグか)

ひさびさに、オーディオ解説を借りてゆっくり回ったのですがとても見ごたえがありました。
御堂関白記、久しぶりに見た。
本物はいいなあ。
そして(多分)数ヶ月ぶりに「中尊寺経」を見ました。
中尊寺経というのは、まあお経の事なのですが平安時代を代表する"工芸"でもあります。
正式には

紺紙金銀字交書一切経
こんし きんぎんじ こうしょ いっさいきょう

という。
その名の通り、紺色の紙に金泥と銀泥で交互にお経を書いたものです。
大抵のものは銀泥が酸化して黒ずんでいるのですが、今日見てきたものは非常に綺麗な銀色で驚きました。
そしてこのお経の所蔵元はやはり高野山。
何となくねーコレ見ると「ちっ」と思うのですよ。

中尊寺経は、平泉の祖・藤原清衡が作らせたもの。
その数は4500巻にのぼると言われています。
そして、本来ならばその名の通り中尊寺にあって然るべきお経なのです。
しかしながら現在中尊寺に残っているのは15巻かそこら。
4200巻という中尊寺経の大半が高野山にある。
豊臣秀吉は小田原を制圧した後奥州仕置きを行いました。
その時にこれらの経典が持ち出されて、巡り巡って高野山に。
高野山所蔵の中尊寺経を見るときは何時も歴史の流れは無常だなあと思います。
中尊寺経なのに、中尊寺所蔵のものを見ることは少ない。
これもまたなんか変な感じ…



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広瀬武夫SSS「プラットホーム3」



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