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靴下屋の夏のモデル



この前セノバで靴下を買いに行ったら、おねえさんが「夏用新作のカタログを入れときますね♪」と下さった。

パラパラ見てたら、「おお!このモデルちゃん、なんとなくエレーナに似てる!」

と思ったのでした。

靴下屋 夏用レディース カタログ
全部が全部似てるわけじゃないのですが、黄色いオールスター履いてる写真とか、かあいい。。。

エレーナ・イリニフが好きなスケート仲間のN氏にお知らせしようと思うが、
こんなしょうもないネタで、しかも、「全然似てない!!!!」とか逆に怒らせちゃったら(いや、彼の性格上、怒りはしないだろうけども。。。。。)申し訳ないなあと。

うーん。なんか、組み換えや解散や、シュピのニュースで頭げんなりなので、
こういうアホネタで一休みしたくなっちゃったのでした。





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シュツットガルト・バレエを楽しんだ日記


6月1日~6日まで、(正確には7日の早朝まで・苦笑)とってもハードでしたが、充実したバレエ・ウィークでした!
ありがとうシュツットガルト・バレエのみなさん!
ありがとうバレエ仲間さん!
ありがとう「職場の皆さん!!!(←これ重要・笑)
Stuttgarter Ballet
シュツットガルトバレエの公式サイト
THE TOUR DIARY
サイト内の日本ツアーページ
http://www.facebook.com/stuttgartballet
フェイスブック

☆6月1日は楽しい「じゃじゃ馬ならし」だったし、夜行バスまで時間もあるので、ちょっと出待ち!
私の今回の一番のお目当てはそもそもタマシュ・ディートリッヒが来日するかどうかだったんですが、
まあ来てたのか来てないのか、そこらへんはよくわからないまま終わっちまった。
で、メインのお目当ては、バランキー。
1回しかない出番のバランキー。
あーあ、あたしもドイツへ行きたいよ。アジアツアーについてまわりたいよ!(って、バランキー、出番あるのか?)
☆初日でレセプションとかあったから、ダンサーが出てくるまで時間がかかりましたが、
その間お友達とどーでもいい話題であれこれ盛り上がる!
(ここらへんがお稲荷さんモード。。。。。)
そんな中でクラシック音楽談義にも花が咲きましたが、クリスティアン・ツィマーマンの話が出て、、、
あ、バランキー、ちょっと似てるよねー、ポーランド人だしねー、、、なんてね。
☆あ、でも、この写真の中にアタシはいません。(目立つ色の服を着ていたから、すぐわかる)

☆6月4日のゲネプロは、仕事終えて往復高速バス翌日も早朝から仕事、、、、さらにそのまま5・6日の白鳥と続くので、もちろん出待ちなし。
ダンサーにも負担になるでしょうし、何より自分の身がもたん。。。。
しかしほんと、このゲネプロは良かった。
行ってよかった!!!!!
それから、エキストラの東京バレエ団の皆さんの中に、今季ほかのバレエ団から移った、知り合いの娘さんを発見!!!(これも左サイドの3階から見たおかげ)
嬉しいなあ~。
麻実子ちゃんといい、Rちゃんといい、舞台にのってるところを見ると、それだけで嬉しいです!
(もう麻実子ちゃんはエキストラはやらないだろうけども)
Rちゃんは、入場の際のキャスト表配りも担当。
(会館入り口のチラシじゃなくて、チケットもぎりのあと、配るほうのキャスト表&ちらしの係。
あれを担当するのは、東バの若手さんのお仕事なのだそうですよ!どおりで綺麗ですらりとした女の子が多いと思ったよ!)


☆5日は朝からもう頭の中が例の4幕の音楽が鳴りっぱなしで困りました。
それから、「ロミオなフォーゲルはけっこうどーでもいい。」「お目当てはアイシュヴァルト」だったのに、
すっかりもう、アマトリアン&フォーゲルの組み合わせにホロリ。
少なくともこの「白鳥の湖」に関しては。
人間わからないものですなあ。
やっぱり音楽の力は偉大だ!

☆5日「白鳥の湖」初日。さすがに間に合わないので新幹線。そして新幹線の速さに唖然。
寝たと思ったら、もう着いてたよ!
ホテルは時々利用しているホテルの新しいホテルが上野の近くにオープンしたので、そこをテキトーに予約したんですが、なんと浅草だったのですね!スカイツリーも近いし、浅草寺近くだし、カメラ持ってこなかったことを大後悔!ちくしょー!
ホテルに荷物を預けて上野に移動するときにばったりバランキーに遭遇!
やっぱりクリスティアンに似てる~。
舞台本番、とても素敵で(特に4幕が)、、、、疲れもありましたが、感動の余韻に浸りたくて、終演後はフラフラ~っと帰ってしまいました。お友達のみなさん、挨拶できずにすいません!
☆疲れと感動の余韻のせいか、夜中にシュツットガルトのクラウディアさんに「4幕の音源がどうしてもわからなくてモヤモヤしています!」と訊いてしまった。。。

☆6日は地震でお目覚め。あーびっくり!
昼間はいろんな用事をすませて、夕方会場入り。

☆7日早朝、クラウディアさんからメールで4幕のパ・ド・ドゥの曲名「弦楽のためのエレジー」を教えてもらう。
ありがとう、クラウディアさん!!!!


USSR Symphony Orchestra. Conducter: Evgeny Svetlanov
モスクワ放送交響楽団、スヴェトラーノフの指揮の演奏。
演奏そのものは美しくて好みですが、バレエのときのテンポはもうちょっと違ったかな?

Tchaikovsky elegie
これは奏者はわからないですが、8分22秒くらい。
これも好きだなあ。舞台の感動に近いです。


Tchaikovsky Elegy for strings - Roma Chamber Orchestra
ローマ室内管弦楽団の演奏
わたしの感覚的には、これはものすごく歌っている演奏に感じちゃうのですが、全体の時間的には、バレエに近かったのかなー。でもところどころ、、、違う。7分ちょっと。

P.I.Tchaikovsky. Elegy for string orchestra. Tito García González, conductor
コレギウム室内管弦楽団
これも7分ちょい。

P. I. Tchaikovsky, Elegy for strings
Trakya Üniversitesi Balkan Oda Orkestrası. Şef: Rasim PAŞAOĞLU
7分23秒 トラキア大学室内オーケストラ。

こんだけ聴いてくるとだんだんわからなくなってくる。7分半くらいだったのか、やっぱり8分超えてたか?
実際は6分台だったのか?

生の舞台だと感覚違いますもんね。


わたしが弦の美しさにとても感動したのは、もう、17年位前になっちゃうのかな、当時の東朋楽オケ。
レオノーレの3番を弾いてくれたのですが、涙が出るくらい感動的な美しさでしたねー。
あれは忘れられないなあ。

彼らの演奏で、このエレジーを聴いてみたかったなあ。。。



あのクランコ版の白眉ともいえる、4幕の王子とオデットのパ・ド・ドゥの場面。
悪魔が、倒れている二人を順番に、まず王子を、そしてオデットを、マントの黒い影で覆うようにね、すっと横切っていくんですけれども、、、
死の影・絶望を振りかけて行くようで、あそこは魂が震えるほどの感動ものです。

クランコ版では、オデットは、真実の愛を誓ってくれる王子が現れるまで、白鳥の姿のまま、永遠に終わるともつかない悲劇の環の中にいるとのことですが、
あれかなー。
ベンノは湖畔の場面で白鳥たちを撃とうとしてたじゃないですか。
ってことは、彼には人間の娘には見えていないというわけで。

オデットを愛していた王子には、人間の姿に見えるのかな、、、人間の姿に見える人=真実の愛を誓ってくれる人、なのかな、なんて思ったりしました。
でも王子、結局、、オディールに愛を誓ってしまって、そこでもう、失格なんですよね、哀しい。



あー!やっぱり今からでもあの4幕だけ観にびわ湖に行きたい!!!!!(←バランキーだったら行ってたと思う・きっぱり!)

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シュツットガルトバレエ 「白鳥の湖」 2日目 オサチェンコ&マッキー


とかいいつつ、資料映像はフォーゲルですけれども。
シュツットガルト・バレエ団「白鳥の湖」ハイライト映像


さてさてクランコ版「白鳥の湖」2日目。
予定されていたオデット役のマリア・アイシュヴァルトが脚の故障が悪化したため、降板。
それにともない、パートナーのマライン・ラドメイカーも降板という、少し残念な事態になってしまいました。
私もアイシュヴァルトア&ラドメイカーの主演をとても楽しみにしていたのですが(涙)、、、、。

代役はプリンシパルの中では若手世代のアンナ・オサチェンコ&エヴァン・マッキー。
とくにマッキーは秋の東京バレエ団の「オネーギン」にゲスト出演もすることや、見るからにノーブルなあの雰囲気なので、この演技力や表現力の求められるクランコ版でどんな王子像を見せてくれるのかなと、思っていました。


で。
ええと、全くほんっとに正直な感想は。
全体的にやはり初日がファースト・キャストでこの日はセカンドキャストっぽい、、、なんて言ったらとても失礼なのですが、ううううむ、ちょびっと、ほんのちょっと、もやもや感というか。
というか、ゲネプロと初日のほうが、わたしの好みの舞台でした。
ごめんなさい(汗)
そんなだから、マリアとマラインでも観たかったなあ、という欲も出てしまいました。

もともと私は今回は
表の理由;『クランコ版の「白鳥の湖」を楽しむ』
裏の理由;『ロミオなフォーゲルの悲劇ってどんななの? あ~んど 素敵パートナーシップのマリアとマラインで純粋に楽しむ』
本音;『バランキエヴィッチじゃないなら誰でも・・・以下略』
という不届きものといいますか、けっこうお気楽な立場だったんですが。
(お友達の「開演前にお稲荷さんペロリ!」テンションと似ている・笑)
さすがにしょっぱなにじゃじゃ馬を観て、3日も続けて白鳥を観ると、それなりに愛着やら思い入れやら期待なんかも生まれてくるからあーら不思議。
ほんとに舞台は生もの、一期一会といいますか、、、、

あとはこれはいたしかたない事だと思いますが、3日目ともなると、オーケストラの金管・木管は、どうしても疲労が出てくるとは思いますが、、、、あちゃーな箇所が目立ちましたねぇ

ただその「あっちゃーがあった分、よけいにあの「エレジー」部分の美しさが際立ったといいますか。





エヴァン・マッキーの王子はね、ほんとに「美しくて美しくて美しくて」×2億4000万!
ってなくらい、端整・端正な容姿と身のこなし。
思ったとおり、期待にたがわぬノーブルさでした。
『ノーブルさ』という面ではフォーゲルと、今回観られなかったマラインより、実際のところは「立ってるだけで王子度」は上だと思います。
これは持って生まれたものプラスご本人の努力の賜物だと思いますし、踊りも理想的。
王子というのは、王子を踊ることが許させるダンサーしか踊っちゃいけないんだよね、というのを痛感させる、素晴らしい踊り手さんですね。
破綻無く美しい!
それでも、なんちゅーか、、、途中で飽きてしまいました。
美しすぎるのがいけないってことはないのですが、
あんなにドラマチックな王子パートなのに不思議です。
アスケーロフくんの時に感じる『華麗なる大根』というか、、、いや、大根じゃなくて、演技力はあると思いますが、えええええええええと、なんだその、、、ずっと美しいままでメリハリが無いというか、一本調子?


これは乱暴な例え方だと、スケートでの小塚くんやパトちゃんがシニアに上がってすぐの頃(小塚くんは子供の頃から観てるから厳密には違いますが)、『美しいし上手いけども、それだけ。訴えかけるものが無い。』というのと似ている。
もちろん今のエヴァンは学校卒業したてのダンサーじゃないし、「美しいだけで訴えてくるものが無い」なんてことはなく、訴えてくるものは計り知れないものがあります。

いろんな意味で今後が楽しみです。生で観て、味わいがあるダンサーだと思いますし、日によって調子も違うだろうし、そうそう『オネーギン』もどんな風か興味があります。9月のオネーギンは、やっぱり全部観なくちゃだめですね。チケット買ってないけどさ。

アンナ・オサチェンコはずーっと写真で観ていて、誰かに似てるなあと思ったんですが、、、
舞台に上がってるのを観て「タラちゃん!!!!!」って思ったのでした!
あのね、ツアーダイアリーのレセプションのときの大人っぽいお写真ではそう感じないのですが、
フィギュアスケートの「タラ・リピンスキー」に似てるんだよなー。
というわけで、登場の瞬間から「タラちゃんがんばれ~」となぜか応援モード。
しかしそれにしても、オサチェンコの脚はめちゃくちゃ綺麗ですね!
お口あんぐりです。
あんだけ甲が高いから逆にフェッテがあれなのでしょうか。。。
オディールの32回転のグランフェッテの時、ものすごい勢いでまわりだしたけれども、前進してきちゃって、
あああああ、最後まで持たない?と思ったら、途中ですっぱり止めてしまいました。
そのあとピケでつなぐかと思いましたが、ほんとにすっぱり潔く止めてしまい、
エヴァンが早めに出てきて、間をおかずに回転してくれました。エヴァン、フォローも素敵ですね。
オサチェンコ、急な代役で少しナーバスになっていたのでしょうか。
(オサチェンコのやや不調に引きずられる感じのエヴァン、、、というのでちょっとこの日の舞台に乗り切れなかったってのもあるかもしれません)
(ただし、3日の時点ではわかっていたことですし、学校公演や関西公演もキャスティングされていたから、それなりに準備はできていたはずですけれども)
あとは、わりと転ぶダンサーが2日間で多かったので、床が合わなかったのかなあ、などとも思います。
オサチェンコ、今回は脚の美しさにのみ、注目しちゃって、逆に上半身はぴんとこなかったというか、
あんまり記憶に残ってないです。あ、タラちゃんってのは覚えていますがね。
脚がいくら美しくても、そっちにばっか、気がいってしまうのも行けないと思うし、
ほんとにバレエは奥が深いなあと思います。
でも全体的には、「可愛らしいな、初々しいな」という感覚でした。

前日と比べて相対的に、ほんと、エヴァンもアンナも「いろんな意味で若い!」と思いました。



初日もこの日も、プリンシパルがそこそこに投入されていましたが、それでもやはり、初日のほうが好みだったかなー。ロットバルトは特に。
王子と踊る女の子たちの場面も、そんなわけで、2日目は途中で「長いな」と感じてしまいました。
ゲネと初日であんなに素敵に感じたフォーゲルとヴュンシュのパ・ド・ドゥも同じ振付なのに、見せかたひとつでこんなに違うものかと、この日はちょっとがっくり。
こういうことを痛切に感じるのは、くるみ割り人形の主にロイヤル系のグラン・パ・ド・ドゥでの上半身の使い方ですね。
フォンティーン、洋子さん、コリアの踊り方がすごーく好きな振付の箇所があって、この方たちと同じように踊ってくれると、すごく気持ちいいんです。
あ、ええと、名前はわからないですが、この日の女の子たちの中では、王子のパートナーの子より、2番目のソロの子が好みかなー。
大きな白鳥は、カンが入っていましたが、ええもう!すごーーーーーく、相方さんとの差が歴然!
カンの上手さがよくわかりました。4階席にいたお友達も「大きな白鳥の東洋人っぽい人が綺麗だった」と言ってました。


今日(10日)は兵庫公演ですね。
ダンサーのみなさん、がんばってくださいね~。
この日観たキャストと同じ組み合わせなのかわからないですが、主演はオサチェンコ&マッキーの予定でしたね。
日本での出番も回数重ねていますし、千秋楽ですし、きっと素晴らしい公演になると思います。







シュツットガルト・バレエ団「白鳥の湖」 Stuttgarter Ballet SCHWANENSEE
2012年6月6日(水)18:30開演
会場:東京文化会館


ジョン・クランコによる4幕のバレエ

音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
振付・演出:ジョン・クランコ(伝統的演出に基づく)
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
初演:1963年11月14日 シュツットガルト・バレエ団

第1幕 王子の城近く
ジークフリート王子:エヴァン・マッキー
ウォルフガング(家庭教師):オズカン・アイク
家政婦:リュドミラ・ボガート
ベンノ(王子の友人):アレクサンダー・ジョーンズ
従者たち:
ロマン・ノヴィツキー ブレント・パロリン
デヴィッド・ムーア ローランド・ハヴリカ
町娘たち:
ミリアム・サイモン アンジェリーナ・ズッカリーニ
エレーナ・ブシュエヴァ ダニエラ・ランゼッティ ミリアム・カセロヴァ

王妃(摂政):メリンダ・ウィザム
王家の使用人、貴族たち:コール・ド・バレエ


第2幕 湖畔
ジークフリート王子、ベンノ
ロットバルト(邪悪な魔術師):ダミアーノ・ペッテネッラ
オデット(魔法をかけられた王女):アンナ・オサチェンコ
二羽の白鳥:ヒョ=ジュン・カン ミリアム・サイモン
小さな白鳥:
エリサ・バデネス カタリーナ・コジェルスカ
ジュリー・マルケット アンジェリーナ・ズッカリーニ
白鳥たち:コール・ド・バレエ


第3幕 玉座の間
ジークフリート王子、王妃
見知らぬ騎士:ダミアーノ・ペッテネッラ
オディール(その娘という姫君):アンナ・オサチェンコ
スペインの姫君とそのお付き:
ミリアム・サイモン
ペトロス・テティエリアン ロマン・ノヴィツキー
デヴィッド・ムーア マッテオ・クロッカード=ヴィラ
ポーランドの姫君とそのお付き:
オイハネ・ヘレーロ ローランド・ハヴリカ
ロシアの姫君:エリザベス・メイソン
ナポリの姫君とそのお付き:
アンジェリーナ・ズッカリーニ ブレント・パロリン
貴族たち:コール・ド・バレエ


指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校


上演時間


第1幕(転換)第2幕 18:30 - 19:50

休憩 25分

第3幕 20:15 - 20:50

休憩 20分

第4幕 21:10 - 21:30



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弦楽のためのエレジー 追記あり

取り急ぎ!
4幕の音源はチャイコフスキーの、「弦楽のためのエレジー」
今静岡に着きました~(*^_^*)
これから一旦家に帰って、出勤です。(今日は9時から20時までの勤務!)
またちゃんと記事を書きます。
教えてくれたクラウディアさん、ダンケシェーン!ありがとうございます!!!

ここから追記です。

「弦楽のためのエレジー」
Elegy for String Orchestra ("A Grateful Greeting"), TH 51 (1884).
Элегия для струнного оркестра

もともとはチャイコフスキーがロシアの名優イワン・ワシリーヴィチ・サマーリンの芸術活動50周年のお祝いとして作曲した間奏曲でしたが、
イワン・サマーリンの死後、『弦楽オーケストラのためのエレジー(哀歌)』として発表されました。
ですので、今日では、『弦楽のためのエレジー イワン・サマーリンの思い出』のタイトルで演奏やCD発売されることが多いです。
また、後にチャイコフスキーは1891年に「ハムレットの」間奏曲(4幕の前の間奏曲)として、このエレジーを再利用しています。


ゲネプロのときからずっとあの音楽が気になっていて、でも出先だったり、仕事だったり(家に帰れなかったからね・苦笑)でどうにもこうにも待てなくて!
で、何を思ったか、わたし、シュツットガルト・バレエの方に、、、、訊いてしまったのです。
図々しいにもほどがある。
でもね、、、、、ちゃんと教えてくださいました。。。
(ってか、エレジーのこと、忘れちゃうなんて、自分でも情けない。。。。。)

ジョン・クランコがこの場面のイメージにとてもぴったりだと見出した「エレジー」、
ほんとに素敵でした。。。。

CD図書館で借りてきちゃったよ。







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メモ

・ロットバルトの3幕の羽根は孔雀じゃなくて普通に黒い羽根だった!
・オデットが白鳥の前に立ちはだかる前に王子がベンノを止めてた。
・今日もオデットのソロ前の王子のエスコートはなし!あれはゲネプロのみだったのかな。
取り敢えずメモメモ
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シュツットガルト・バレエ団 「白鳥の湖」 感想


とりあえずゲネプロと昨日の初日(6月5日)を観ての感想です。

ゲネプロは3階のLブロックからでしたが、ほんとによく見えました!ここで高いところから見れてラッキーでした。
昨日は1階のL、今日は1階のRです。

ジョン・クランコ版は初演が1963年。
全4幕ですが、今回の来日公演では1幕と2幕は続けて上演されました。いつもそうなのかな?
ただ、舞台転換ということで、3分くらい要しましたが。
ちなみに4日のゲネプロでは、この1幕と2幕の合間、指揮者とオケが町娘(王子の友人みたいだから、町娘というよりは貴族っぽいですが)と王子の一連の踊りのコーダにあたる部分、(ブルメイステル版などでは黒鳥と王子のグラン・パ・ド・ドゥのコーダの曲)のテンポの確認などしていました。
2幕と3幕と4幕の合間は20分くらいの休憩があります。
ゲネプロでは3幕と4幕の合間、監督の駄目だしで、アマトリアンのヴァリアシオンとコーダの再確認。
シューズを変えるとかなんとかのやりとりがあったり。
フォーゲルと監督のやりとりはよく聞き取れず。



クランコ版については、バレエを見始めたころに読み漁った資料や、バレエ雑誌の「白鳥の湖」特集なんかで
・とにかく徹底的な悲劇(クランコはなにかにつけ、全員死んじゃうとか好きだよな)
・王子の踊りが増えている
という知識くらいしか持っていなかったのですが、特に予備知識が必要という話ではないので、パンフレットも読まずに、そしてキャスト表もろくに見ないでゲネプロと昨夜の本番に臨みました。

(えーと、そんで、その昔読んだ中にね、4幕で使っている音源の話もあったんだけどさー、それが思い出せないんだよな。。。。家に帰ったらわかるかも。)

で、観終わってから、パンフレット読んだけども、パンフレットの内容があんまり濃くないよね(かなり不満)
せめて4幕で使われている、オデットと王子のパ・ド・ドゥの曲くらい解説ほしかったですし、
ダンサー紹介やスタッフ紹介もあんなもんですかいの?
なんなんだろう、こういうところで、経費節減なのかなあ。
残念だわ。(きっぱり!)

最近のNBSの公演は、パンフレットの質の差があって、濃いときもあれば、自分で調べたらわかるような情報しか載ってないとかもあって、これじゃあお金を出して買った意味がないですよね。
じゃあジャパンアーツみたいに「サイン会前提ですか?」みたいなファン心をくすぐるような写真で攻めてくる、っていうふうな、「うっひょい!」な写真が多いかというと、そうでもないし。

求!読み甲斐のあるパンフレット!

というパンフレットへの文句はさておき、バレエそのものについては、わたしはけっこうこの「白鳥の湖」は好きですね~。
いやもちろん、好きなのはロシア系で、最も愛着あるのはボヤルチコフ版なのですが。
(ロシア以外だと、バーミンガム・ロイヤルのライト版が好き)
私の「白鳥の湖」の好みは。
・マリインスキーのものが大前提ってーのはあるけれども、最終幕はけっこうだれるような気がする。
・そうすっと、2幕にまとめたグリゴローヴィチ版は最後まで飽きさせない。
(※グリゴロ版は前のほうが好きです!)
しかしグリゴロ版はルースカヤがあって好きなんだけどもキャラクターダンスを全部ポワントにしちゃったのへの批判も理解できなくもない。(でも好きなんだー)
・オディールに関しては、グリゴロ版で使うあのヴァリアシオンのほうが不気味で好き。
・黒鳥の場面そのものは、ブルメイステル版が超面白い!
・トロワはペテルブルク系が好き。。。。。
・道化はあってもなくてもオッケー。
・総合的に大好きなのはボヤルチコフ版。
・ブルメイステル版は最終幕の「お、王子、、役立たず。。。。」ってのがちと微妙。
・美術はロイヤル系のものが好きだけども、ダウエル版のあのヘルメット冠だけはいただけない。

って。。。。結局「オーソドックスなロシア系かそれ以外か」のまず2択(ここにコール・ド・バレエの美しさとキャラクターダンスの素晴らしさが含まれちゃうんだよな)、
「それ以外」では純粋に楽しめるか、だめだこりゃ、かそのどっちかで、
このクランコ版は「面白い!!!!!」のでした。演出面ではかなり好きな部類でしたね。
白鳥の湖は悲劇が好きというのもあるのですが。

もちろん不満がゼロというわけではありません。
一番不満なのは、キャラクターダンスの場面。
ゲネプロではスペインがあーなっちゃったのに壮大なはてなマーク。
でも、ルースカヤのとんでもっぷりに比べたら、あのスペインはあれはあれでいいんじゃないか?と思います。
ってか、昨日の本番で2回目だから、目が慣れたというのもあるかもしれません。
1幕の音楽の使い方も、「へー、ほー、はあ」でいちいち「!」だったり「?」だったり、「・・・・汗」というのも無きにしも非ずなのですが、これはあえて、この曲を使いたかったんだろうな、、、と思ったりします。
残念ながら、もうクランコ本人はいらっしゃらないですし、存命でもドイツ語も英語も不得意だから聞けないし、なぜあの曲をこの場面で使っているかについては、日本語かロシア語で入手可能な資料で勉強するしかないのですが、
家に帰ったら探してみることにします。


第1幕
設定は「王子の城近く」

ピクニック風な風景があったから荘園?
人々の衣装もものっすごくフォーマルというよりは、少し軽装。

成人式で花嫁を選ばなければならない、その前日で自由を謳歌できる最後の日、
宮殿から離れたところでお気に入りのみんなと浮かれ騒ぐ


だそうです。でも途中で王妃に見つかっちゃうのはお約束。

王子のお友達っぽい町娘(という設定ですが、貴族っぽいよね)は美しいレースのドレスを着ていましたし、
ベンノと王子の従者もそれっぽい服装。
荘園の半分よっぱらったようなおじさん(気のいい父)と、怖いお母ちゃん(働き者の母)ふうのおばさんは、
役名は家庭教師ウォルフガングと家政婦だそうな。
家政婦役の方はゲネプロのときは男の人かなー、と思ったのですが、リュドミラさんだから女の人ですね。
先生かなと思いましたら、キャラクター・アーティストの方でした。
ウイリアム・ムーア演じるベンノと王子の従者役の男性5人がひとしきり踊ったり、
おじさんとおばさんとみんなとの掛け合い風の踊りやお芝居があったり、(家庭教師のくるくる踊りの曲とかここで使用)
ほかのコール・ド(王子と気心しれたお友達っぽい)の踊りのあと、
「王子様~」ってなふうにみんなが舞台後方へ手を差し伸べる、、、、でも王子来ないし!
おかしいな~、王子、来ないのかな~?というみなさんのところへ、手相見の老婆に扮装した王子が登場。
女の子を喜ばせる占いをしたり、別の女の子にはいじわるな手相見をしたり、家政婦をからかったり。
そんなくだりのあと、みんなの中にまぎれて、扮装を解いて、素敵な王子様になってじゃじゃじゃーんと登場!
これは道化の音楽だったかな。

王子の踊りがふんだんにあるので、王子が目当てで観に行った人にはたまらない演出だと思います。
フォーゲルもいちいち高くきれいに跳んでくれるし、後ろ足も綺麗だし、笑顔キラキラ金髪パサリだし、
愛されキャラをいかんなく発揮。
わんこなロミオなんだけども、お育ちがよさそうで、かわいいから、許しちゃうんだよね。

パ・ド・トロワはなくて、そのかわりに王子と娘さんたちとのパ・ド・シスがあります。
曲はパ・ド・トロワの曲だったり、王子の憂愁のソロの曲だったり、グリゴロ版のオディールの曲だったり、ほかの場面の曲だったり、けっこういろいろ使っていて、長い場面です。
娘さんたちはカーチャ・ヴュンシュ(王子とメインで踊る)とヒョ=ジュン・カンしかわかりませんでしたが、さすがプリンシパル、堅実な踊りでした。
ソロがあったり、デュエットがあったり、いろいろなんですが、ヴュンシュとカンのソロはもの悲しい短調の曲で、
別に短調だからといって、悲しい踊りじゃなくちゃならん!とは言いませんが、
ニコニコ笑顔で楽しそうに踊られるのはちょっと違和感あるかもしれません。
ただ、楽しそうに浮かれていても、悲劇の予兆はあるのだ、、、、という意味付けなのかもしれませんし、
パフォーマンスそのものも、振付そのものも、良かったです。
フォーゲルとヴュンシュのパ・ド・ドゥの曲はとても好きな曲ですので、ここでたっぷり観られたのはいいのですが、
この振り付けは、高い位置もしくは後方の席から観たほうが素敵かな、、、って昨日感じました。


王妃さま御一行に見つけられて、王子らしくない振る舞いを嗜められたりしたあと、
お見合い写真?的な肖像画を突き付けられます。
この時各国の使者代表、みたいな人たちも来るのですが、
ええと、あれはバレエ団の人と東京バレエ団のかたと混ざってるのかな?今日もうちょっときちんと見てみますが。。。

王妃のお付で式典長みたいな人がいました。最初はこっちが「家庭教師」かと思ったよ。
でもこの人はたいして出番はないのよね(苦笑)

で、王妃ですよ。

ここ最近若くて美人でファッションモデルみたいなタイプの王妃を見ることが多かったせいもありますが、
いやもう、このお母さん王妃の強いこと強いこと!
なんですか、大河ドラマに抜擢されたちょっとかわいいアイドルに対峙する演劇界の超大物大スターなくらいの、ど迫力で、あの腕の一振りとか、目力とか、半端なかったです。
王子に対して、手に接吻させようとして、それを寸前でさせずに、さっと身を翻して去っていくあのかっちょよさ!
取り残された王子のあのひよこっぷりがまあ、かわいそうというか、、、、
王妃強すぎ。。。。。

王妃の強いしぐさを物まねする家庭教師にプチ八つ当たりの王子。
(って、、、どんな家庭教師ですか。型破りな反面教師?)


そのあとの王子のしょげっぷりというかすねっぷりが、これまたフォーゲルにもろにはまるんだな。
これ、、、マラインでも観たかったなあ。
エヴァンはエヴァンで見るからにものすごくノーブルな気がするし、期待以上の素晴らしさだと思いますが、
こういう打ち捨てられた小鳥っぷりは、マラインとかフォーゲルがはまるよね。

(ま、わたしは、バランキエッチで観られなければ、まあ、、、、誰でも、、、、ブツブツ)


すねた王子を慰めるように、踊りに誘うヴュンシュたちに対して、「今はそんな気分じゃないから」と王子は加わらずに、そのまま「乾杯の踊り」に突入。
ここらへんのアンサンブルとかはクランコはうまいですよね~。
それに、自分とこのオリジナル作品を持ってるバレエ団の強みというか、こういう総踊り的な楽しさって、うらやましい限りです。マールイでメッセレルが改悪した「乾杯の踊り」みたいに、適当にソリストをうろつかせる風な演出と違って、ちゃんと音楽をフルに使って振付けているし、これはこれで好きですね。
こんないい曲なんだから、これぐらいたっぷり踊ってもらわないとつまらないです。

乾杯の踊りとともに、みんなが去って、王子の憂いの場面。
白鳥の群れを追って森へ入っていき、ベンノたちも後を追いかけるところで1幕終了。


第2幕 「湖畔」
ここはだいたいイワノフの原振付にほぼ忠実。
ただ、王子を追ってきたベンノたちも冒頭は王子を探しにやってきます。(そしてもちろん見つけられないという間抜けっぷり。)
ロットバルトは銀の兜を頭にかぶってて、これでもかとマントをばっさばっさと振ります。マントはそれでも、そんなに厚手があるタイプではなく、ふわーっとしてるかな。
アマトリアンはこんなに痩せてたっけ?というくらい細くて、そうすると、ちょっと老けたかな、、と感じてしまうし病的なくらい真っ白で、ビジュアル的に「うーむ」となりかねないのですが、
でもね、ゲネプロでも本番でも、わたしは好きでしたね。。。。。
なぜか心に響いてしまったのです。理由は、前も挙げたように、強すぎるバレリーナに食傷気味というのもあったのかもしれませんが、とにかく、はかなげで抑制が効いていて、そしてとても美しいと感じました。
見た目という点では、二羽の白鳥(大きい白鳥)を踊った森田あみさんのほうがよっぽど美しいんですけども、
でもオデットはアマトリアンなんだよなー、と思いました。

イワノフの振付をアレンジしたものなので、そんなに違和感はなかったですし、王子とオデットの出会いの後、コール・ドたちが現れるところはセットの後ろから次々に現れるさまが素敵で、ゲネプロでもとても好印象だったのですが、本番ではいきなり一人こけてしまって(苦笑)
腕のラインとかはマリインスキーのほうがきれいですけれども、フォーメーションはゲネプロで上から観たときとても美しかったし、いろんな動きに工夫が見られて面白かったです。
大きな白鳥と小さな白鳥は、個々のみなさんは良いのですが、もうちょっとユニゾンがよくなればなあと思います。

コール・ドが現れてから、ベンノたちがまたまたやってくるのですが、(白鳥の群れに囲まれるベンノはちょっとヒラリオン風)白鳥を撃とうとするのを最終的に止めるのは王子です。オデットも白鳥たちの前に立ちはだかるのですが、そのあとに止めに入るのが王子です。

オデットのソロのとき、ゲネプロではフォーゲルがオデットをエスコートして、途中まで見守ってたはずなんですが、昨日はいなかった????単にわたしが見逃しただけ????
今日もう一回確認してみます。

第3幕 玉座の間
回廊を使ったセットも豪華で衣装も素敵なのですが、ちょーと、スペインは好みが分かれるかもしれません。
ええと、、、フェリペ2世がたくさんいる、、、って感じ(苦笑)

東京バレエ団の方々がお客様役で回廊の上にいらして、式典長っぽい人がいて、
階段の上から各国の花嫁使節団が降りてきます。
最初はお付の人からで、お姫様たちはあとね。
王妃様御一行は、下手から(←!!!)出てくるんですが、この日は誰かが王妃様のマントを踏んでたっぽい。
王子は純白衣装で登場。あんまり嬉しくなさそうでいやそうな雰囲気ありあり。
スペイン、ポーランド、ロシア、ナポリと順番にお姫様が階段を下りてきて、ご対面。
最後にロットバルトがファンファーレと一緒に「禿」ヅラ&クジャクの羽根を使った衣装で登場。
王子を翻弄させてる間に、マントの後ろからオディールを出してさらに煽ります。
そのまま民族舞踊に突入。

スペインはお姫様一人に、お付4人が一緒に踊ります。
使者役の人は、階段の途中で立っています。
ええええと、まずビジュアルがフェリペ2世が4人てくだりでちょっと拒否反応なんですが、
まあ振付も個性的でしたね。うむ。
スタイリッシュでかっこいいスペインを想像していくと、「ちがう!」と思っちゃうかも。
でもまあこれはこれで。。。。斬新というかなんというか。


それに比べるとポーランドはごくまっとうで、安心して観ていられます。

問題はルースカヤ。
お付は全部女性、使者は男の人。
ルースカヤはね、ルースカヤはね、、、、これは、、、、いじっちゃいけないと思うのよね。。。(きっぱり!)
あれじゃー、いくらプリンシパルのメイソンがお姫様役でも、「なんじゃありゃー」でしょう!
わたし、この曲大好きだけども、さすがにこれじゃあ観たくないと思いましたね。
頭の中はマクシーモワやラパトキナですから。

ナポリはだから、もうなんだっていいや、、、っていうか、カンはうまいよ!すごいよ!
うん。ナポリターナは良かったですよ。
男性のザジアンは、ゲネプロのときは素晴らしいピルエットで盛り上がったのですが、昨日はちょっといまひとつだったかな。

黒鳥のパ・ド・ドゥはだいたいオーソドックスなものですが、最後のポーズが個性的かな。
それからオディールのソロは王子の曲?ま、これはこれで、躍動感があっていいのかな、と。
グリゴロ版の不気味なヴァリアシオンのほうが私は好きで、マリインスキーのはちとかわいい曲でこそばゆく感じるので、まあその、、、中間かなあー。
これも最後のポーズが「へー!そうきましたか!」と、ちょっと斬新?
好みが分かれるんじゃないかなと思います。

フォーゲルはパートナーへの気配りもきいていましたし、アマトリアンも細かいミスはあったものの、ゲネプロよりとても良かったと思います。

王子がオディールに愛を誓ったとたん、悪魔とオディールが王子を嘲笑って退場!ではなく、
嘲笑するにはするのですが、オディールは「ポン」って消えちゃう演出。
消える場所の仕掛けは、、、上からだとどうしても見えちゃうかな?って位置にあります。
ロットバルトは階段を上ってマントばっさばっさで退場です。


第4幕 湖畔
ここは素晴らしい演出ですね。
ことに王子役のダンサーにとってはとても踊り甲斐、演じ甲斐のある作品だと思いますし、
通常使われない曲を用いての王子とオデットの踊りも美しいです。
この破滅感や悲劇性がたまらない。
王子とオデットが精神的には結ばれているのも、オデットが王子を許しているのはとても伝わってきますが、
王子は湖で溺死してしまいます。
オデットもほかの娘たちも夜明けとともに白鳥の姿に戻って、、、、真実の不変の愛を誓ってくれる青年が現れてくれるまで、悲劇のリングの中に居続けるんだろうな、、、ってすごく救いようがない話なのですが、でも後味は不思議と悪くありませんでした。
悲劇が好きな方には大おすすめですし、あとはまあ、あの3幕を許せる心の広い人にもおすすめ。
あとは曲の使い方に抵抗感がある人もいるかもしれないかなあ。
3幕があれでも、最終幕がとてもいい作品だから「また観たい」と思うのかもしれませんね。
好みがとても分かれるとは思いますが、とにかくあの4幕は多くの方にご覧になってほしい作品だと思いました。

わたしは4幕だけでも観に関西も行きたいくらいですが、まあ今夜観られるから、我慢します。








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シュピルバンドが『解雇』!


PCから離れていたのでアップできなかったんですが、この前の夜行バスの中でこのニュース知った時は、「ぎゃー!」と叫びそうになりました。

イゴール・シュピルバンドがカントンのアークティク・エッジから「解雇」されたそうです。

ここでご紹介するまでもなく彼はマリナ・ズエワとともに、アイスダンスの現五輪王者・現世界王者のメインコーチです。
モスクワのワールドは教え子が、世界選手権の表彰台を独占するという、これってば、ナターシャ・デュボワ以来?(あれ、あの時は、マリナたちはもう離れていたんだったっけ?)まあとにかく、そんなとんでもな偉業も成し遂げていたわけです。


Coach Igor Shpilband out at Canton's Arctic Figure Skating Club

えーと、なんちゅーか、わたしは英語はあんまり得意ではないのですが、
・ズエワさんやオニール氏と意見の相違があった
・イゴールが「新たな2組」にフォーカス←これは新規の教え子なのか、今までいた教え子の中からってことなのかちとわからん
・教え子たちの中のトップ3組はなんだか彼とはもう一緒に仕事したくないっぽい←集中して練習を見てもらえないとかなんとかかんとか

ここら辺の事情はご本人さんたちにしかわからないことですし、意見の相違だって人間だから、あると思いますが、
まさか「解雇」とはねえ! チーム分裂とかじゃなくて、所属先を「解雇」ですから、イゴールにとってはかなり厳しい状況なのでは?

マリナ・ズエワのコメント
こちらはロシアの記事から。「勝手に新しいプロジェクトを始めたのが問題」とか。新しいチームを結成したとかなのかなあ。ふーむ。すれ違い?あれだけたくさんの国際A、Bランクの試合に出せる弟子を抱えていると、忙しいんでしょうが、もっと話し合う時間とかなかったんでしょうかね。

アイスネットワークの記事
シュピルバンドはミシガンで所属先を探す云々。ってか、まだ情報が交錯してるっつーか、シュピ本人も混乱してる?


Lynn Rutherford‏@LynnRutherford

New US Figure Skating press release: Davis&White and Maia&Alex Shibutani will train at Arctic Edge this season with MZoueva as head coach.

デトロイトのニュース
ってことなので、アメリカのスケ連のつぶやきでは「メリル&チャーリー、シブタニ組は引き続き今季はズエワをヘッドコーチとしてトレーニング」えーとあの、今季って、その、12/13シーズンのことと理解していいと思いますが。

シュピについていく・いかないどうこう、っていうか、ついて行っても練習できるリンクも未定じゃどうしようもないから、カントンにいるしかないじゃんよ。
テッサたちもおそらくカントン拠点なのだと思いますが、それより、カナダ連盟がだんまりなのもなんか不気味。
まあまだ、現状把握をきちっとしてから、発表になると思います。



とにかくびっくり!
ロシアから来て、なんもないところからスタートして、ズエワと一緒に頑張って、、、
少しずつ評価を高めて、タニス&ベンのころから「名コーチ」として拍がついてきたんだよね、、、、

オフ期間だからいろいろな動きがあって当然なんだけども、それにしても、びっくり仰天なのでした。


びっくりといえば今朝の地震。
ホテルが9階なのでけっこう揺れました。。。。ひゃー、これが免震構造?さすがに目が覚めたよ!
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2012年6月5日 シュツットガルト・バレエ団 「白鳥の湖」 アマトリアン&フォーゲル


今日は「白鳥の湖」本番、アマトリアン&フォーゲル組を観てきました。

とても素晴らしい舞台で、うっとりしました。。。。。

フォーゲルは昨夜のゲネプロを観た際は、
・芸風はいつものにこにこさわやか金髪美男子
・何をやってもロミオです、な雰囲気は相変わらず
・これでいいんだろうか、、、悲劇中の悲劇であるクランコ版なのに、、いやまあ、ハンサムだからさ、いいんだけどさ、、、、
と一抹の不安もあったのです。
(あ、でもね、4幕はびっくりするくらい素敵だったんですよね)
しかし今日は、よくも悪くも彼の最大の魅力、あのキラキラ笑顔&ノーテンキさは控えめだったし(それでもわんこなロミオではあったけども)自分の踊りよりも相方さんとの踊りや演技にぐぐっと心の重きがいってるようで、素敵な王子様だったと思います。
実は、ただ跳んだり回ったり、という面では、昨夜のゲネプロのほうがすごかったんですが、
そんなのどうでもいいじゃん!と思いました、今夜は。
(あともうちょっとノーブルさが出てくるとばっちりなんだけどなー)

昨夜に続いてめろめろうっとりなのがアマトリアンの白鳥です。
可憐でたおやかで繊細で・・・・。はー、もう一回観たいなあ。
決して体格の面で、ずば抜けたスタイルの持ち主というわけではないのに、、、、、技術も100点満点完璧!ってわけじゃないのに、、、、、きれいだったなあ。うん。とーっても、きれいだったのよー。はー、うっとり。。。
マールイのご贔屓さんたちや、ボリショイ、マリインスキー以外で最近心を動かされたオデットって、新潟中越沖地震チャリティガラのときの、ダリア・スホルコワぐらいだったのですが、久々に心が震えました。
最近のスタイルの良いバレリーナは、ともすれば、男性より大きく見えてしまうくらい背が高いし、サイボーグですかってくらい強く感じちゃうときもあるせいか、アマトリアンの抑制の効いたオデットが余計に心に響いたのかもしれません。
(もちろんアマトリアンは華奢ですけれども、だからといって、弱々しいわけではないです。)
オディールに関しては、ゲネプロ同様にちょっと苦労している面もありましたが、(ゲネプロでは靴を変えたりしてヴァリアシオンやコーダの確認していましたし)体のキレは、ゲネプロのときより良かったです。



振付は、ええとその、キャラクターダンスに関してはちょっと、好きになれない部分もあるのですが、
その他の振付はおおむね好きです。
そして演出は、これはもー、1幕から4幕まで、全部大好きですね、はい!
4幕の演劇性は、ただもう、感動。
王子もオデットも白鳥ちゃんたちも、ついでにロットバルトも含めて、みーーーーんな悲劇どっぷりで素敵なんです。
(ああほら、悲劇じゃないですけども、ブルメイステル版みたいに「王子、君はいったい、そこで何をしてたのかな?」みたいな壮大なはてなマークにつつまれることもないですからね。)

1幕の乾杯の踊りとか、つえー母ちゃん王妃についてなどはまた明日。
明日もあの王妃さまかなー。楽しみだなー。



とりあえず寝る。。。さすがに今日は眠すぎる。。。(笑)


2012年6月5日(火)18:30開演 
会場:上野 東京文化会館


シュツットガルト・バレエ団
「白鳥の湖」
ジョン・クランコによる4幕のバレエ


音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
振付・演出:ジョン・クランコ(伝統的演出に基づく)
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
初演:1963年11月14日、シュツットガルト・バレエ団


キャスト
第1幕 王子の城近

ジークフリート王子:フリーデマン・フォーゲル
ウォルフガング(家庭教師):オズカン・アイク
家政婦:リュドミラ・ボガート
ベンノ(王子の友人):ウィリアム・ムーア
従者たち:
ロマン・ノヴィツキー ブレント・パロリン
デヴィッド・ムーア ローランド・ハヴリカ
町娘たち:
カーチャ・ヴュンシュ ラケーレ・ブリアッシ
カタジーナ・コジェルスカ エリサ・バデネス ヒョ=ジュン・カン
王妃(摂政):メリンダ・ウィザム
王家の使用人、貴族たち:コール・ド・バレエ


第2幕 湖畔

ジークフリート王子、ベンノ
ロットバルト(邪悪な魔術師):ニコライ・ゴドノフ
オデット(魔法をかけられた王女):アリシア・アマトリアン
二羽の白鳥:森田愛海 ラケーレ・ブリアッシ
小さな白鳥:
エリサ・バデネス カタジーナ・コジェルスカ
ジュリー・マルケット アンジェリーナ・ズッカリーニ
白鳥たち:コール・ド・バレエ


第3幕 玉座の間

ジークフリート王子、王妃
見知らぬ騎士:ニコライ・ゴドノフ
オディール(その娘という姫君):アリシア・アマトリアン
スペインの姫君とそのお付き:
ミリアム・サイモン
ペトロス・テティエリアン ロマン・ノヴィツキー
デヴィッド・ムーア マッテオ・クロッカード=ヴィラ
ポーランドの姫君とそのお付き:
オイハネ・ヘレーロ
ローランド・ハヴリカ
ロシアの姫君:エリザベス・メイソン
ナポリの姫君とそのお付き:
ヒョ=ジュン・カン
アルマン・ザジアン
貴族たち:コール・ド・バレエ



指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校



上演時間
第1幕(転換)第2幕 18:30 - 19:45

休憩 25分

第3幕 20:10 - 20:45

休憩 20分

第4幕 21:05 - 21:25

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白鳥の湖 ゲネプロ

ゲネプロ観て来て、今はバス待ちです。

まずはゲネプロを観るチャンスを下さったお友達に感謝感謝!
ありがとうございます。

ほんとにほんとのゲネプロで「サラッと流す」とこなんて全くないゲネラルプローベでした!
いやあ、大満足。無理して来たかいがありました。
それから、本番二日間は一階で観ますが、今日は三階から観たから、群舞のフォーメーションがたのしめて良かったです。

アリシアの白鳥はいいなあ。ってか、タチアナやマルグリットを観てみたいなあ…って思います。黒鳥はポワントが合わないのか、若干試運転気味でした。
フォーゲルはやっぱり可愛いな!と。これしか言い様がない(汗)

本番も楽しみです。
舞踏会より、白鳥の場面のほうが好みでした。舞踏会は…本番終わったらまた詳しく書きます。

しかし、アイシュバルト(とマライン)観たかったなー!残念だ!
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久々に旅がらすな毎日・笑


いまのところ仕事がらみでなかなかバレエやスケートのチケットを前もって買うのが難しい状況なのですが、今週のシュツットガルト期間は久しぶりに『寝床は高速バス』な感じが戻ってまいりました・笑

6月1日は高速バス→上野で「じゃじゃ馬ならし」→夜行バス→そのまま6月2日早朝からお仕事

2・3・4・5日と全て早朝から遅くても15:00までの勤務なので、明日(4日)のゲネプロも行く予定です。
そんで4日は夜行バスで帰って、またまたそのまま早朝から仕事に入って、15:00に上がって、5・6日は泊まりで「白鳥の湖」2連荘。

5日は15:00まで仕事なのでさすがにバスでは間に合わないので新幹線か在来線です。(←新幹線使えよ・苦笑)

明日は13:00上がりなのですが、一旦家に帰ってお風呂に入って、ほんで14:30のバス、、、、間に合うかな?ちょっと厳しいかなー。
でもお風呂には入りたい。。。



仕事自体は、勤務の種類によって「どっと疲れ果てる勤務」(いわゆるその日の責任者に当たる日)の日と、駒のひとつにすぎない日、それは適度にばらけているので、お互い様、がんばりましょーなんですけども、
それ以外に、コンテストの準備とか、グループ研究活動とか試験とかが合わさってしまってて、
それは一緒のグループの人たちとの日程あわせとか、コンテストの練習に付き合ってくださる方のスケジュールもありますし、、、、
そんなこんなで、ここんところの前売りチケットになんも手が出せない状況。
うーん。いつまで続くんだー、この状態。
とりあえず今年から来年にかけてはいろいろと我慢の年かもしれません。
そういうわけで、今のところバレエフェスもBプロ1日のみ確保。

キエフとニーナとオネーギンとマリインスキーとNHK杯は行きたいんだけどもね。


Les Miserables - Official Trailer (HD)

こちらも楽しみな映画「レ・ミゼラブル」
何度も映像化されていますが、今回のはミュージカル版の映像化なので、これまた違った楽しみがありますね。
ラッセル・クロウがどれだけ歌えるのか興味深々。(いやたぶん上手いはずだよね)
アン・ハサウェイがファンテーヌだからの工場の場面は多そうだな。

わたしにとってはジャン・ギャバン主演の古い映画のインパクトが強烈です。
大好きな映画のひとつ。
原作は最初は子供向けにリライトしたものから入って、中学んときにきちんと読んだのかな。
たしか5冊くらいあったような記憶が。。。。
活字っ子でもなかなか大変な内容と量だったけどもそれでも「ジャン・クリストフ」なんかよりは全然読みやすかった思い出が。

東宝のミュージカルを観に行ってびっくりしたのは、原作ほどコゼットはあんまり重要視されてないっつーか、
あのミュージカル版観たら、誰だって、エポニーヌに感情移入しちゃうよねー、というか。
コゼットが重要視されていないというんじゃなくて、あのミュージカル版は、あの大河小説を、ほんとにいろんな役柄にいたるまで魅力的に描いていて、群像劇としても優れた作品だなあと感心感心。

人間不信に陥った主人公が幼子を育てながら自信も再生していく、、、この手の話(話はそれだけじゃないけども)では「レ・ミゼラブル」と「サイラス・マーナー」が好みです。サイラス・マーナーはBBCのドラマがよかったな。(パッツィ・ケンジットが子役で出ていた)


しかしわたしは鹿賀さんのジャン・バルジャンは観ていないんだな、これが。
滝田さんのバルジャンと鹿賀さんのジャベール、これだけ。
逆パターンも観ておけばよかったなあ。
今となってはもう遅い。。。
勿体無いことをした。。。
あの当時はもちろん滝田さん、鹿賀さんのことも好きだったけども、観に行った一番の目的は
野口五郎、島田歌穂、岩崎宏美、斉藤由貴ってーのが大きいし、
何しろ当時は三重に住んでたのもちょっと大変だった。。。高校生だったしな。。。。
(あのまんま、東宝ミュージカルとか四季とか、ほかの舞台に通いつめていたら、きっとミュージカルやお芝居にはまったり、宝塚に傾倒したと思うのですが、
バイト代を稼ぐようになってからのわたしは、スケートとバレエとクラシックに一直線だったので、そっちまで手が回らなかったのです。)

滝田さんで観てるから、今回の映画のおヒューのバルジャンはちょっと若いとも思うけども、
いや違うな。滝田さんというか、やっぱ、あれだ、ジャン・ギャバンの刷り込みが強烈すぎるかも・笑

でもあれなんだよね。
バレエでも演劇でも、若い人が老け役とか、逆に、ベテランさんが青年や少女の役をやるのが、
ほんとにねー、いいんですよねー。



てなことを、昨日つらつら考えていて、「おお!」っと思ったのが、「じゃじゃ馬ならし」での客席の反応ね。
けっこう大うけな人と、クスって笑う人といろいろな反応だったんですけども、
あの大うけしてた人たちで、年輩の人って、エリザベス・テイラー&リチャード・バートンの映画版とか、江利チエミ&宝田明の舞台版を観ていた世代の人なのかな、、、なんて思ったのでした。
ってのも、じゃじゃ馬ならしを観てきた話を母にしたら、「えー!!いいなー!面白かったでしょー!!!!」と大騒ぎしてたからさ。

また今度再演のときは、母も連れてってあげようと思うのでした。
でも次こそ、シュツットガルト、、、「椿姫」持ってきてほしいなりよ。






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