
京都の三大漬け物と言えば、大原の「しば漬」、聖護院蕪を
原料にした「千枚漬」、そして上賀茂の「すぐき漬」です。
9月の初め頃より、「すぐき漬」にする「すぐき菜」の
作付に上賀茂の農家の人は大忙しです。
ここ大原の農地には上賀茂の農家の方が所有されて
いる田んぼ、また大原に農地を借りて作付されている
田んぼがアチラこちらにあります。
大原の風景は、夏は紫蘇の「紫色」と水稲の「緑色」の
コントラスト模様から初秋は稲の「黄金色」へと変わり、
今は、すぐき菜の「緑色」へと変化します。
毎年、感心させられる事ですが、この小さなすぐき菜が2カ月
ほどで、立派な「すぐき漬」になる「すぐき菜」へと成長します。
賀茂のプロの百姓屋さんにかかれば成長が凄いですよ。
残念ながらここまでの技術をもった農家は大原には、そうは
居ません。しかし、農作業を見ていると大原の農家の方が
環境にやさしい農業をしているように思います。
環境にはいいが、栽培技術はアマちゃんのようです。
昔から大原の農家は自家消費用の野菜しか作ってません
でした。未だに朝市や里の駅で販売できる販路が出来た
にせよ、まだその延長線上にいます。
私は大原の農業スタイルは小規模で、少量多品目栽培の
今のスタイルが合っているように思います。
露地栽培であるが故に「大原野菜」があるようなものです。
強いて言えば、あと有機農業にどれだけ足を突っ込むか?
全員が両足を突っ込むと大変なことになります。
この先、大原の農業はどう変化して行くことやら・・・。
私が死ぬまで大原農業の繁栄が続いていてほしい
ものです。
まぁー、成るようにしかならないのが世の常。
成るようにしていくのが人の常。
以上です。
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