ピレネーハイキングの旅 第8日目

2016-07-21 09:14:43 | 海外旅行
第8日目(2015.7.6月)

○ トルラ~アルティエス(Arties)~アランの谷(Val d’ Aran)~アルティエス

 朝食7:00から。今日の天候も快晴。

 出発は8:00。今日から地中海方面の東へと進む。アルティエスまでは150km、約3時間の移動だ。
 途中、カンポ(Campo)という村のバールでトイレ休憩。エスプレッソを注文。何と1€(安~~い!)。飲食したので当然トイレは無料。しばらく進むと長さ約5kmの長~いトンネルあり。ビイヤ?(Vielhe)という町の近くにあるので、トンネルにこの町の名前がついている。

 11:00アルティエスの今日の宿泊地であるホテル「パラドール・デ・アルティエス」に到着する。

 アルティエスは、ピレネー山脈に囲まれたアラン渓谷の山塊にあり、小さなかわいらしい街です。

 パラドール(Parador)とは、古城や貴族・領主の館、あるいは由緒ある修道院を一流ホテルとして整備したスペイン国営のホテルチェーンです。ここパラドールのホテル「パラドール・デ・アルティエス」は、カリフォルニアの発見者であり、初代サンフランシスコ知事を務めたガスパール・デ・ポルトラ侯爵が余生を過ごした館で、薄茶色の石壁と積雪を防ぐための急勾配の黒のスレート葺きの屋根を持つ、この地方特有の建築様式で建てられている。館内はふんだんに木材が使われており、落ち着きと明るさが感じられるシックなインテリアで統一されている。客室は防寒のため窓が小さめ、急勾配の屋根を利用した板張りの天井や天窓などがお洒落な感じに仕上がっている。近くには国の重要文化財の「サラデゥー教会」がある 。

 ホテルにチェックンはせず、ここで今日の山岳ガイドであるフランシスコさん(男性)とカルナさん(女性)と合流しそのままバスでハイキングスタート地点の駐車場まで進む。

 スタート地点付近は、スキー場が点在している。12:00ハイキング出発。ツアーのパンフレットでアランの谷ハイキングと書いてあったので、渓谷を歩くのかなと思っていたが、アランの谷とはこの付近の約20km四方全体の名称のようであり、今回のコースはほとんどが丘陵地帯。
 マロ川(Arriu Malo)の上流を進む。コース全体的にお花畑状態で、アルペンローゼやカリーナなどなど、いたるところに花が咲き乱れている。遠くには雪で真っ白なアネト山(Pico Aneto:3404m)やこの地方の名峰で三角形が見事なモンタルト(Montardo:2833m)がくっきりと見える。



 今回のガイドさんはあまり植物に詳しくなさそうで、よく2人でトランシーバーでの交信をしながら説明していた。13:55に下りてきたが、特に黄色の花が目立った約2時間のハイキングだった。



 ホテル到着は14:15。着替えもせず、ちょっと遅い昼食のために近くのレストランまで歩く。メニューは前菜(スープ);冷たいスープであるガスパッチョ、メイン;鶏肉、デザートはフルーツ、ドリンクはまたまた生ビール(3€)を注文。

 ホテルにチェックインすると、流石にパラドールのホテルで部屋のエントランス、寝室の広さ、贅沢な洗面台、トイレスペースと広いバスタブ、文句が付けようもない大満足の部屋だったが、窓は防寒のため小さめだった。


(モンタルトの山)

 夕食はホテル内のレストランで20:00から。前菜にガスパッチョと温かいスープ、メインはパエリア(大きな器にびっくり!)、デザートはアップルプリン。テーブルには赤白のワインがすでに置いてあり、ワインは自由にということであった。ドリンクに瓶ビール(小瓶3€)を注文。



 ほかのテーブルには日本旅行のツアー客がいた。何でも大型バスで来ていて、添乗員さんを加えて5名のごく少人数、よくこれでツアー催行をしたもんだ。
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