繊細の精神…書道と幾何学

『繊細の精神』をご存じだろうか？…。

フランスの哲学者で数学者のパスカルが考えた、
人間精神の類型の一つである。
幾何学的精神理を、一挙ににとらえるしなやかな精神である。

うぅ～ん！　難しくなったかな…。

単純に言うと、私は書道は幾何学だと思っている。
つまりパスカルの考えた『繊細の精神』が、
書を学ぶ上で、とても重要な要素になっていると思うのである。

幾何学…もう一度考えてみよう。
幾何学とは、点、線、面、立体、
あるいはそれからなる空間図形の性質を研究する数学（新明解国語辞典）である。
これはまさに書道ではないか…。
点、線は言うまでもなく、面は紙面、立体は濃淡のコントラスト…。

フム、フム…幾何学的思考で、
書道の上達を考えたら、
効率のよい学習に繋がるようだ…。

さぁ～、筆を持って、数学を勉強しよう！。
『繊細な精神』を持って、しなやかな心で書きましょう。