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子供たちの理解を考える ~障がいを抱えるお友達と~

2009-07-09 01:22:32 | 天音ちゃんから学ぶ事
2009年7月7日の記事に、がんこちゃんがコメントをくれました。

コメントの中に
息子さんが、昭和大学歯科に受診した時のお話がありました。

「お兄ちゃんが大きな声で泣いていました、
将は、あーちゃんのお友達ねっ感じでした。
自然なこと?なんだろう、
聞いたことも聞かれたこともあまりないけれど、
でもそんな息子が好きです。」

がんこちゃんの息子さんと私の娘は
区立幼稚園年長さんのクラスメイトです。
私たちが住む世田谷区では、
区立幼稚園に介助員さんがいます。
娘のようなハンディがある、
またはハンディがあるとの病としての診断はなくても、
介助の手の必要な園児に介助員さんが付いてくれるよう、
世田谷区が区立幼稚園に派遣してくれています。

介助さんだから、医療行為など出来ません。
基本は見届け介助です。
急に教室から走り出してしまう子供を走って迎えに行ったり、
天音の様に肢体を上手く使えない子供の手助けをしてくれます。
幼稚園の職員ではありませんから、保護者と直接話す機会はありませんが、
安心して母子分離で幼稚園の教育を受けられる環境にしてくれていると感じます。

そんな介助員さんがいて、
娘のような障がいを抱えるお子さんが
クラスに数人いるのが普通だったからでしょうか?
子供たちは、そういう障がいを抱える友達がいて普通?
普通…って変な表現ですね
でも、そう言うもんだ…と言うか
とにかく、なんでもなく一緒過ごしていたのです

娘は今(H21年現在)小学校3年生。
以前、「副籍交流を知っていますか?」を書きましたが、
今も月に1回は給食を食べ、昼休みの交流に行ってます

副籍が上手く行われていないと言う噂話しもたまに聞きますが、
娘は副籍が上手に出来ていると感じます。

それは、地域の学校と言う事で、
数人ではありますが
区立幼稚園のお友達のいる小学校に通えたからだと、
私は思っています。
学年が変わり、先生方は代わってしまっても、
子供たちが娘の事をよく知ってくれているから、
たまにしか行かなくても馴染めているのだと思うのです。

子供たちの中には、悪意の無い質問で、
私が答えるのも辛い事を言ったり聞いたりしてくる事もありますが、
知らないから、興味を持っているから聞かれているのだとわかるので、
そう言うのは仕方ない事だと思っています。
子供はそんなにボキャブラリーがありませんから、
知ってる言葉を使って質問してきます。
天音ちゃんはバカなの?なぁ~んてストレートです
涎まみれの手の平で触れば、汚いと飛びのいたりします。
でも私がきちんと、彼らに解るよう説明出来れば、
理解を示してくれて、
次からは、天音ちゃんはそう言う子なんだと、
彼らなりの対応をしてくれるのです。
理解早いなぁ~と思います

また、小さな弟妹がいる子供たちは、
娘を自分の弟妹だと感じるようで、そうした接し方をしてくれます。
子供達は子供達なりに、自分の知っている環境に娘を置いて、
そうして接してくれるのです。

そうわかった時、区立幼稚園に平行通園させた事、
本当に良かったと思いました


なんでもそうですが、
実際にに興味を持って考えたり、
体験、接したりしないと理解出来ない、吸収出来ない事はあります。
私は娘を授かった事で
こうして体験してきた、障がい児の子育てと
その家庭ごと色いろだけど、その環境を知っていますが、
なんでもなく過ごしていたら、
社会の事として、こう言う障がいを抱えた子供達がいて、
介助、介護の必要な子育てをしている親御さんがいると
メディアで流れた情報程度の理解しか出来ていないと思います。

メディアの情報として流れ、
色んな人に知ってもらえるのはとても良い事だけど
障害は本当に本当に色いろだから
メディアで流れた事だけではないのだ!と、
解ってもらえているのだろうけれど
やっぱり、ごく一部の話でしかないのが事実ですから、
障がいを抱えている友達と接する環境無く大人になり、
いきなり障がいを抱えた子供と接してくれと言われても
それはとても難しい事のように思うのです。

今回のがんこちやんのコメントにあった
歯医者さんでの息子さんのお話は
障がいを抱えるお友達がいて
そのお友達と一緒に過す時間があるお子さんだからこそ
大きなお兄ちゃんになっても、大きな声で泣いている人をみても
自分の知っている環境に置き換えて(無意識に)
あぁ、天音ちゃんと同じなんだなと
なんでもなく、日常の中の話に彼が感じた事なのだと思いました。

障がいのあるお友達がいて、
元気なお友達の遊びとは違うけれど
そのお友達とも遊べる社会。
子供だからこそ持てる社会なのだと思います。

大人になると、理解を示そうと努力をする場合もあります。
もちろん自然になんでもなく出来る人もいらっゃいます。
解って、助けて上げたい気持ちを持てば持つほど
色いろ考えて考えて、不自然になってしまう事もあると思いますが
子供は、
もちろん理解しようと考えてくれての事もあると思いますが
子供同士が小さければ小さいほど
普通に?自然に、友達を増やして行きますから
こんな素敵な環境はなく、
それは誰もが持っている優しさから生まれる環境だけれど、
一番自然な優しさなのだと私は思います。

子供の可能性は果てしなく・・・凄い事がたくさんありますよね。
その可能性の中で
ユニバーサルな社会を作って行く事、知る事、
がんこちゃんの息子さんを見ていると感じます。

時代はいつだって、子供達から。
そんな事も感じるなと、
短いコメントから、私は思いました


From ikusuke


2009-07-08の記事を2009-07-09日にちょっと書き足しました




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2 コメント

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Unknown (米田三輪子)
2009-07-09 10:39:05
確かに、人って自分の経験した事しかわからないんですよね。あとは想像力。子供の頃からいろんな障がいをもった人がいるってわかる事って大事ですよね。車イスの友達に対して「お前足が悪いのか?オレは頭が悪いんだよ」ってレベルで話ができるのが理想だって言ってる人がいましたけど、ホントにそうなってくれるといいですよね。なかなか難しいんでしょうけど・・・
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Unknown (sora)
2009-07-10 21:41:43
健常なお友達がいるって大切だと思います。
あーちゃんは恵まれてるよね!!
うちなんか今は特別支援に通っていますが
うちは復籍は近所の小学校には置かず
赤ちゃんの時から小学校に入るまですごした
横浜の盲学校と交流したく
あちらはOKなんだけど
こちらが東京から川超えて神奈川に行くって~のが
行政的にダメらしいんス!!ケチ!!
なので久我山盲まで行ってます(遠い!)

でも、うちの学校はよく近所の小学校と交流しているので
まぁ~それでよしかなとも。。。
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