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障害者手帳で受けられるサービスで思う事

2011-09-18 00:05:19 | 天音ちゃんから学ぶ事
ざっくりの説明になりますが、

「身体障害者手帳」とは、
身体障害者福祉法に定められたもので、
一定の障害を有する方に対して、申請により交付されるものです。

病気やけがなどにより、身体に障害が永続的に残ってしまった場合、
身体障害者手帳の申請ができるのです。
誰でも持てる手帳ではありません。

医師の意見書(診断書)の申請が必要で
その診断書は「指定医」の資格を持った医師に記入してもらいます。
どこの病院でも貰える診断書とは違います。

また障害は、1種・2種と1~7級で区分されます。

手帳を利用できる制度・サービスがあるのですが、
障害の区分や、市町村によって異なる場合があります。

サービスの一つに、
公共料金の割引
1種か2種によって割引率・人数(介助者)に違いがあります。
・有料自動車道路 ・JR などなどです。


私の住まう都内では、バスや私鉄などでも割引サービスがあります。


今日は、そのサービスの事での出来事のお話です。



ある日、小田急線を使ってお出かけをしました。

車の免許を取得してから、お出かけはほとんど車なのですが
たまに、乗り物に乗る練習のつもりで、バスや鉄道を使ってみます。

私が仕事で自宅で一人になりたい時
パパと娘さんは、よく電車を使って出かけていましたが、
娘さんもずいぶんと大きくなりましたから、
大きな荷物と、大きな娘さんを連れて、
私一人でのお出かけはしていませんでした。
なので、電車に乗るのも久しぶりでした。

駅に着いて、切符を購入しようとした時
パパにこう言われました。

「先日新宿に二人で行くときにね、
障害者手帳を見せて、ここで切符を買おうとしたらば

近すぎて、そんなサービスはありません

って言われたんだよ。」


私は、あぁぁ゛??と不思議に思いました。

だってね、
この沿線は、娘の通う学校があって、
学校の最寄駅から、「コノ」駅まで校外学習に来ているのです。
その時必ず、障害者手帳のコピーを持たせて
割引サービスを受け、切符を購入しているのだと聞きました。

ここから新宿に行くより、距離も短く
運賃は安いのです。

個人で割引サービスを受けるのと、校外学習でのサービスの違いは
「学校での場合は、手帳のコピーでサービスが受けられる」と
私はそう覚えました。


ここから新宿までは210円の運賃でした。
その日に行こうとしていた新百合ヶ丘も同じ運賃です。

「だから、割引の切符は買えないと思うよ。」とパパは言います。

でも私はスッキリせず、
とりあえず、駅員さんに事を聞いてみようと
娘さんと二人で切符売り場へ行きました。

パパの話は語らずに、
手帳を見せて、行き先を言いましたらば
すんなり、割引の切符を作ってくれたのです。

二人の駅員さんが対応してくれていましたので
切符が出来るまでの間に、
パパの話を駅員さんにしてみましたら

「お母様お一人でしたか?」などの質問もありましたが

大変申し訳ありませんでした

と、深々と謝ってくれたのです。

その駅員さん二人が悪いわけでもありませんし
私がされた対応でもありませんから、
疑問に思っただけですから気にしていませんし、
話を聞いてくれてありがとうございました。
と伝えて後にしました。

「その対応した駅員が知らないわけないし・・・」
と、口を濁らせていたのを見るに、
実践ではあまり無いのかもしれないけれど
教育マニュアルにはあるのでしょうか?
車椅子で、手が必要な方などには、
乗車するまで駅員さんが付き添ってくれたりしますし。
きっと、そう言う対応の事も知っているに違いありません。

「お母様お一人ですか?」との質問から察するに
手帳の所有者でなく、
別の人がサービスを使ってしまう事があるのかもしれないと思いました。
でも、手帳には、所有者の写真があるんですけどね。

買えた切符を持ち、先に構内に入っていたパパの所に急いで
やっぱり小田急も割引サービスはあるんだよと教えました。


近すぎて、そんなサービスはありません
と言われたのが、パパでなく私であれば
たぶん、もめたのだろうと笑いました

パパは、言われて疑問も持たなかったのですが
私だったら、学校の事を思い出したり
別の私鉄、東急ではサービスあるけど、小田急ではないんですね?
と確認をしたり、
たった210円の事なのに、
そこでしばらく足止めしていたに違いありません(苦笑)

たった210円。
でも210円。
払えないわけではありませんから、
割引して貰えない事が気に残るのではありません。

同じ小田急のバスで割引で駅まで来てるのに・・・と
疑問を晴らしたくなるのです。


今回は100円単位の小さな金額ですが、
遠出をする時は、割引サービスはありがたいものです。
一人で移動する事が出来ず、必ず介助に誰かが一緒でのお出かけです。
一人で行けるなら、一人分の運賃で済むのに
移動の時は最低でも二人分の運賃が、必ず必要になりますから。

障害者手帳と云う、特別な手帳を持ち
特別なサービスを受けているのだと、私は思っています。
ありがたいサービスの一つです。

私は、娘が障害者手帳を必要としたので、
そうしたサービスが受けられる事を知りました。

パパに対応した駅員さんは、知らなかったのかもしれないと想像しました。

でも、業務内容じゃないのかしら?
とも思いました。


知らないから、
相手を傷つけてしまう対応をしてしまう。
知らないから仕方なのない事とも考えられますが、
でも「仕事」の範疇だったのでは?とも考えます。

こうしたサービスを受けて移動している人がいる事。

一瞬見ただけでは気が付かないハンディもあるのだと言う事。
特に小さな乳児の場合は、
まだ市販のベビーカーでの移動が可能な場合もあり、
車椅子やポジショニングバギーなどでは無い場合も多く、
それでも手帳を必要としているお子さんもいるのです。

お仕事なのであれば、
そうした人に対しても、適切な対応をする事。
私がそのサービスを提供している会社の社長であれば、
ちゃんと社員に教えておきます。
でしょ~



個人の良識で、個人の時間にそれらを忘れていたとしても
それはその人の問題ですから、
私はその人にどうこう言う気持ちはありませんが、
「社会人」として、「会社(職業)」の中で
指導を受け、職務としているのであれば、
「仕事はしっかりやってくれ」と思います。

たった一人の社員の行動から、
その会社のイメージが悪くなる事だってあると思うのです。
社員を育てる部署の方は、
社員教育がとても大変な事と想像します。
どうか頑張って下さいm(_ _)m

心からお願いいたします。

From ikusuke


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