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哺乳(嚥下)障害を思い出す ③

2011-09-12 00:02:12 | 天音ちゃんから学ぶ事
まだまだ思いで話が続いています。


で、
胃までチューブを入れたまま、口からスプーンは大変だろうと、
小さな小さな鼻の穴からチューブを通す事にして、
いざ、離乳食!と始めてみました。


最初は激しく抵抗していました。

もう7ヵ月ですから、しっかり見てます。
「なにコレ!」と言わんばかりに、スプーンを押し返します。
手についたドロドロを顔に塗りますが、口には入れません。
手掴みでいいから、とにかく一口!との願いは聞き入れてくれず、
しげしげと見つめて手のひらの上で握ります。


NICUを退院した後に解ったのですけれど、
娘さん、口腔内過敏症でした。

口腔内の不快感に敏感だったのです。

よぉ~く考えたら、
赤ちゃんなのに、おしゃぶり使わなかったんです。
苦しいから吐き出すのかと思っていましたけど、
指もしゃぶらない。


そんなですから、見た事もない物を口に入れてくれるわけもなく・・・

でもね、
たまに口に入れられちゃって泣きながら飲み込んでみたら、
「なに??美味しい♪」って顔になるんです。
するとその次から、同じお皿の物なら嫌々ながら口を開く。
桃のペーストだったかな?
キラキラ~♪と目が輝く。

「甘いのが好きなんだねぇ。」なんて看護師さんに話しましたら、
「母乳は甘いから、慣れてる味に近いんでしょうね。
お口からの訓練頑張っていて良かったですね♪」と喜びました。


それでもやっぱり、思うようには進みませんでした。

誤嚥は少ないものの、やっぱり上手とは言えません。
ミルクとの併用でしたが離乳食もはじまりましたから、
哺乳障害から、嚥下障害と診察の時の呼び方が変わっただけでした。


そんなこんなでも退院の日はやってきました。

小児科の受診の他に、
「この先も摂食で困る事が出るはずだから、
嚥下の検査もしておいた方が良いので、
昭和歯科大学の摂食外来を受診するように。」と言われ、
今は口腔リハビリテーション科になるのかな?
娘が通っていた頃は「向井先生の摂食指導」と言って、
普通の診察予約じゃなくて、
直接先生の教室に電話を繋いでもらって予約を取る受診を入れて貰いました。


向井先生は、私がビニール袋いっぱいに乳首を集めて診察に行った先生でした。

あれから数ヶ月、
天音は産着の赤ちゃんから、首がシッカリとは据わってないものの、
可愛い赤ちゃん服が着れるまで大きくなっていますから
顔も少しかわっていましたが、
ビニール袋いっぱいの乳首を抱えて、
救急車で主治医と看護師付き添いで診察に来た母はインパクトがあったらしく、
覚えていてくださり、天音が育った事を喜んでくれました。



話は続くのですが、
次から摂食指導のお話です♪

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