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良いお医者さまとは? ③

2009-12-31 12:03:10 | 天音ちゃんから学ぶ事
良いお医者さまとは? ② の続きです。

転院したばかりの頃、主治医にこんな事を言われました。

「病気の事ですから、
その病気にベストな医師に診てもらうのが一番ですけれど
支える親御さんが、安心して任せられる医師を
親御さんが選んでいいんですよ」と。

転院したばかりで、先の通院先の病院から
必要なデータを、必要な時に回して貰えずに
「先生・・・ごめんね」と謝った日の事でした。

こう言う時って、
私が悪いわけじゃないのだけれど、
先の病院が、なんでかデータを新しい病院に回してくれないのが悪いわけだけど
心から申し訳ないと謝ってしまいます

そうした私の心を読み取ってくれたのでしょうか、
その時の主治医が、かけてくれた言葉です。


娘は、一つの病気を治せば、全て改善される子供ではありません。
一生をかけた長期戦。
どれだけ病院に通院するのか?かいもく見当もつかない毎日。
病院で一生過ごすわけでなく、
家庭で見続ける親の気持ち。
体力、精神力は計り知れません。

そこへきて、
「フザけんな~このやろ~」と
暴言が口をついてしまうような状態にさらされたら
たまったもんではありません
それでも、その先生しかいなかったら・・・
諦めるのでしょうが
改善可能なのであれば、
「大きな病院でも、主治医の変更はアリなんだ」と
育てる親も健やかな環境で通院する事は可能なんだと思いました。


育てる親も健やかな環境
亡くなった、大好きな主治医が目指していた事です。
病院でしか過ごせない子供を育て
毎日病院通っている母親のケアを考えてくれる医師でした。

昔に比べて、治せる病気が増えた今
得意な分野の病気を
クリティカルに治せる医師は良い医師とされていますが
私は、
治らず、一生向き合う病気を抱える患者さんと
ハンディとして抱え、する治療はなくなっても
日々病院に通院する患者さんと
その患者さんを支え続ける家族を
現状より良い状態に導いてくれる医師も
良いお医者さまだと思っています。


病気はいろいろありますから
必要な医師もいろいろです。

いろいろだけれど、
心から良いと思える医師に出会えるといいですよね。


先生たち
私たち患者の親と云うのは
良い医師に出会えれば
その医師は病気を治してくれる医師としてだけでなく
子育ての師になる時もあるだろうし、
先生がいてくれるだけで安心な時もあったりするのです。
医師がいなくなる不安って
ほんとハンパないですから

どうか、お体ご自愛して、
ずっと健康でいて下さい


おしまい

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