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しょこら の ぷち自然派生活

外食多し 甘いもの大好き! だけど ちょっと健康のことも気になる。そんなしょこらの ぷち自然派生活 を紹介します。

「いやいやえん」

2007-07-29 00:05:28 | 好きな本・曲・こと その他 はまりもの

「やまぐにほいくえん」の記事の中で、

「ちょっと恐い」と書いてしまった「いやいやえん」。

 

しょこら、自分がかつて読んだことがあった気がして、

「まずは自分用に。」と借りて帰り、

「こうたんには、読まんとこ。。。」と、脇にどけといたのを、

こうたん目ざとく見つけてリクエストしてきた本です。

いやいやえん―童話
中川 李枝子,大村 百合子,子どもの本研究会
福音館書店

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脇にどけといたのは、繰り返すように、

「ちょっと恐い」と感じるところがあったためで、

その当時は、こうたんに、気持ちがほっこりする本を探していたので、

読まないことにしたわけですが。。。

 

実際読んでみると、こうたん異様にはまるはまる。

さすがに、もう図書館に返却てしまいましたが、

一時は、毎日毎晩、「いやいやえん」でした。

 

なにが、そんなに、こうたんを惹きつけるのか?!

「いやいやえん」の主人公の しげるちゃんは、

はっきり言って、かなりの困ったちゃんです。

 

エピソードを少し紹介すると、

・先生に気をつける点を言い聞かせられて、

 そのたび了解した印に、両手を二本あげておきながら、

 その約束を全部破って、あげくに身動きとれなくなって、

 助けにきた鬼に、気が合いそうだから、と鬼に勧誘されたりします。

・なにもかにも気にいらなくて、全て拒否したまま、

 保育園に連行されて、「いやいやえん」を紹介され、

 しげるちゃんを超える困ったちゃんとの闘いをしたり、

 園長であり、主任保育士兼担当保育士(つまり一人しかいない)

 おばあさんに、「赤がキライなんだろ」とクレヨンの赤を捨てられてしまったり、

 みんながリンゴなのに、一人だけビスケットのおやつだったり、 

 お弁当を「いらない」といったので、食べられなかったりします。

・チコちゃんが、机に登ろうとしているのを、「ダメだよ!」と

 降りさせておいて、自分が机に登り、先生にしかられたら、

 「チコちゃんがしてたから!」と責任転嫁をし、

 「チコちゃんが、○○したら、同じことをするのか」

 という、やりとりを何回かしたのち、

 「チコちゃんが、車に轢かれたら、自分も轢かれますか?」

と聞かれて、

 「うん。そうするよ。」

と応えたりするウッカリものです。

そのあげく、チコちゃんの服を着せられて、

その後は、体が勝手に、チコちゃんの真似をしてしまい、

下校の時間になっても、勝手にチコちゃんについていっていまい、

家に帰れなくて泣いてしまったりします。

 

なんか、書いてたら、すごい話になってきた。

かなりの真面目人間で頭が固い しょこら。

なんか、納得できない、しっくりこないものがありつつも、

しかし、子ども心には、何故かぐっとくるものがあるようで、

こうたんには、「いやいやえん」に入れられる話や、

先生との約束をすべからく全部破って、鬼に勧誘される話など、

なんどもリクエストされました。

 

やはり、自分ができないいたずらや癇癪を、どうどうとやってくれる

しげるちゃんと同化して、一緒にいたずらや冒険を楽しんでいる

と理解するのが正しいでしょう。

しかし、この話に出てくる、大人というのが、つきぬけてて、

かなりキツイかつ理不尽な制裁的措置をこうじてきたり、

ファンタジックな展開で、天罰的懲らしめがあったりするのですが、

そのあたりは、子ども的にはどうなんでしょうか???

 

もしかしたら、悪いことをしたら、はっきり、「悪い!」と示してくれるあたり、

しかも、「悪さ」に対して、きっちり罰で懲らしめられるあたり、

安定した精神を養うために、子どもの脳自体が要求している

内容なのかもしれません。

 

しょこら自身は、あまり好きな本ではありませんが、

子どもたちには、絶大なる人気があるようです。

先日も本屋で、ベストセラーで一押しの紹介で売られており、

1962年に初版で、かなり古い本なのに、未だに絶版にならないで、

壁に展示されて一押し販売されてるところが、すごすぎ!

あ、あと、アマゾンのレビューでも、絶賛してる人ばかりでした。。。


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