2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

人口爆発の危機は去ったのだろうか?

2008年06月03日 | 地球のこと
最近読んだ本の中に、人口の本があります。

主に少子高齢化について書かれた本でした。

「どうして少子高齢化について詳しく書くのか」と言う前書きがあり、今や、アフリカ以外では人口が増え続けている国は無いのだそうです。

どちらかと言うと、どの国も人口が減り始めていて、少子化対策に頭をひねっているのだそうです。

人口爆発については2050年には地球の人口は130億人位でピークをむかえその後減っていくという予想が出ているらしいです。

へー、そうだったんだ。

もう時代は変わっていたのです。

でも、130億人が暮らす地球ってどんな地球なのか?

130億人と言うのは、まだ爆発していないらしいです。

人間以外の生物もちゃんといるんでしょうか。




それはともかく、少子化はそんなに困った問題なのでしょうか。

一時、高齢者の人口が多い時期にどうやって年金をはらうんだとか、問題もおきるでしょうが、それもいづれは収まることです。

日本はこんなに土地が高くて住宅が小さくて、お金持ちの先進国の割には貧乏な感じがするのは、人口が多くて過密だからなのではないでしょうか。

だったら人口が減るのは土地の利用に余裕が出て、今度こそ豊かさの実感できる暮らしができるのかもしれません。

でも、だめなんだそうです。

人口が減る社会と言うのは、国の力が弱って見えるし、社会の活力も感じられなくなって、人々はなんとなく不安を感じる社会になるそうです。

そういわれればそんな気もする。

不安だと、人々はますます子供を生まなくなってますます子供は減るのだそうです。

でも、人が減れば、日本の狭い国土でも食糧を自給できるようになるだろうし、整備された道路の割りに走る車は減るのだから、渋滞もなくなるし、街中の駐車場だってみんな無料になるかもしれない。

最初は廃墟みたいな街にちらほら人がいるだけで淋しいかもしれないけど、緑地を増やして、広い庭のある家にみんなが住んで、落ち着けば人が減ってよかったね、ってことになるのかも。

それに、多人数分に用意された社会資本をメンテナンスするだけで、相当の人手がかかるだろうから、雇用だって充分確保されるでしょう。

使う電力も減るのだから、太陽光発電や、風力発電でけっこう電気がまかなえるのかもしれない。

出す二酸化炭素が減って、緑地が増えれば、温暖化対策だってクリアできるかもしれない。

国力が衰えるように見えるのは、ここ数十年の間、とにかく拡大を続けてきたからで、限りのある国土に、拡大し続ける余地はないのだから、維持するか、維持でも多いなら減らすしかないのだと思う。

国民に人口が減ることがマイナスばかりでないことをアピールして前向きに対応を進めていけば、きっともっといい日本と、地球になると思うのだけど。


そういうわけで、人口爆発は無いそうです。

少子化が、今では問題なのだそうです。

まあ、先のことは分かりませんが、私たちが生きているうちに、何かの結果を見ることができそうです。

明るい未来であることを願っています。



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