日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

今日のウクライナは明日の日本

2015年06月08日 06時22分25秒 | 国際情勢
ウクライナ、デフォルトの危機 債務と紛争で経済は疲弊

朝日新聞 2015年06月07日 03時23分

 7日に就任1年を迎えるウクライナのポロシェンコ大統領が国の債務不履行(デフォルト)の危機にさらされている。国際支援を仰ぐが、外国投資家との債務減免の交渉は難航。親ロシア派との紛争で経済は疲弊し、国民の不満の矛先が現政権に向けられようとしている。

 デフォルトに陥る恐れが高まったのは、相次ぐ金融破綻(はたん)で2月に通貨フリブナが暴落し、外貨準備高も減り続けて、対外債務の負担が一気に増したからだ。

 国際通貨基金(IMF)は3月、国内の経済改革を条件に総額400億ドル(約5兆円)の新たな支援策をまとめた。難題は、このうち153億ドルについては、ウクライナ国債などを持つ投資家らと協議し、債務の減免に合意してもらわなければならないことだ。

 3月末のウクライナの対外債務329億ドルに対し、4月の外貨準備高は96億ドルしかない。IMFからの融資が当面のデフォルト回避のための命綱だが、今月予定される次の融資が実行されるかどうかは投資家らとの協議の前進が条件になっている。

 ウクライナ政府は5日に米運用会社など投資家の代表と交渉を持ったが、物別れに終わった。ロンドンの野村インターナショナルのドミトリ・ペトロフ氏は「IMFの融資がないと債務返済にあてる外貨が足りず、9月にも返済できなくなる恐れがある」とみる。

 もう一つの難題はロシアへの対応だ。ロシア政府系基金もウクライナの債権を持つが、債務カットなどに反対するのは必至だ。ウクライナ政府が一方的に踏み切れば、デフォルトとみなされる可能性がある。

 今年のウクライナの経済成長率はマイナス9%の見通しで、通貨下落で輸入品の価格が急上昇。4月のインフレ率は60%に達した。4月から一般家庭のガスの最低料金が3・6倍になった。電気料金も2年間で3・5倍に引き上げられる。

 デフォルトになると、さらに通貨が下落し、国民生活の混乱が広がる。親欧州路線を強調してようやく求心力を保ってきたポロシェンコ政権が国内外で信用を失って、身動きがとれなくなる事態が避けられない。

 議会で連立を組み、過半数を握るポロシェンコ氏率いる政党とヤツェニュク首相の政党以外は小政党。現政権に代わる勢力がいないのが現状で、政治が長期間停滞しかねない。


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かつてのウクライナは核兵器を保有し強大な国防力を備えていました。

しかし、アメリカ・欧州・ロシアを信頼して核兵器を放棄してしまったのです。

ウクライナに学ぶ「不確かな」安全性と最大の敵「無関心」

中略

ウクライナはかつて東側諸国の中でも有数の軍事国家で、ロシア・旧ソ連も手を出せないほどの軍事力を誇っていたそうです。
一般の軍備のみならず長距離ミサイルや高性能な核をも保有しました。
当時のウクライナ周辺の状況は長らく平和であり、「将来戦争が起こることはないだろう」と核や強大な軍事力を背景にした抑止力を忘れてしまい、どこかの国のように「軍備よりも他分野に予算を」と、軍備を10分の1に減らしました。
保有していた核兵器もそのほとんどをロシアに譲渡、残りは廃棄したそうです。

ウクライナが核を放棄する代わりに米英露3カ国は「ウクライナの自主独立を守ることを保障する」と議定書にサインしたのですが、「保障する」はずのロシアがウクライナを侵略したのです。
アンドリー氏はこう指摘します。「保障するのであって(ウクライナを守る)義務はないんです。だから、米英ともに何もしてくれなかった」。

保有していた核は一部は廃棄。でも大部分はロシアに移譲してしまいます。その数年後、ロシアがウクライナを侵略したのです。
「軍備を放棄したから平和になるのではない。抑止力としての軍備をしない方が戦争に巻き込まれる。」
「憲法や議定書は、守られなければただの紙切れ」
これが世界の現実です。

ウクライナが軍事力を放棄した主な理由、それは国民の無関心だったそうです。日本のように自虐史観でもなく憲法9条をそうこういう団体もありません。ただ「無関心」。これこそがかの国を戦場と化したのです。
「いまは平和。これからもずっと平和に違いない」という根拠なき思考が生む無関心。

賛成の反対は「反対」ではなく「無関心」。
日本も決して他人事ではありません。このままだとウクライナと同じ轍を踏むことになるかも知れません。

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その後、信頼したはずのロシアによる侵略を受けてしまいました。
また、欧州やアメリカはロシアと一戦交えてまでウクライナを助ける気はありません。

つまり、自分の国は自分で守らないとどうしようもないのです。

日本も支那・北鮮が侵略してきてもアメリカを頼ってはいけません。

フィンランド独立・護国の英雄マンネルハイム元帥は

「大国に頼ることは大国に逆らうのと同じくらい危険なことだ」

と言いました。

自分の国は自分で守る。
そのために日本は核武装しなければならないのです。

今日のウクライナは決して他人事ではなく明日の日本の姿であるかもしれません。

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