骨董市で以前から気になっていたものがあった。
先日、羊の毛刈り用のはさみと共に買い求めた。
蝋燭を立てて、
手に持ったり壁に掛けたりできるあかり。
「自在手燭」
ランプが登場する前に使われていたもの。
現代では懐中電灯にあたる道具だ。
細切りの鉄板をH字状に組み、
Hの字の中棒部分に湾曲させた柄が付く。
H字状のフレームの下の部分は外側に、
持ち手の手元部分は内側に折り曲げられて、
足が作られている。
蝋燭を立てる軸の根元を、
台座とU字状のアームに突き通し、
先端を潰して固定している。
U字状のアームはH字状のフレームに、
ワッシャーをかませてつなげられており、
この部分が振り子状に可動して、
蝋燭の角度を変えられるようになっている。
手燭と掛燭の両方に使えるのだ。
ワッシャーの表面と縁の面取りには凹凸がある。
形も微妙に違う。
鉄板の連結部分の面取りがしてあり、
この角度も微妙に違う。
連結部分はすべて鋲止めで、
鋲の先端を潰して固定してある。
先端の潰れ具合もそれぞれ異なる。
工業製品ではない?
柄の足には丸い穴があり、
この上の方に擦れた跡や小さな凹みがある。
壁に打ち付けた釘にひっかけて、
壁に掛けた跡だ。
江戸時代後期から大正時代のものなのだろうか?
全体的に華奢で優美な感じがする。
屋内用だろう。
亀山に、
和蝋燭を注文しなくては。
藍染を少し染めたこと事があって
ブログお邪魔します・・・
昔の物って、おしゃれでにくい・・・
いいものに出会いましたね。
これは私も買いですね・・・!
昔の道具って面白いですね。
手にとって眺めていると、
わくわくしますね。
小さい子ちゃんのフエルトかわいいね。
わたしも、羊の毛を草木染めしてみたのですが
なかなか色が出なくてむずかしいです。
普段はインド藍を使っています。
草木染めは面白いですよね。
ワタクシは大量に植物を煮出して、
濃度を高めにしています。
一晩寝かせると濃くなりました。