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ドイツサッカーはお好きですか? 私は大好きです。

ドイツ ーある夏の物語ー (9)

2007年06月22日 | 代表映画翻訳計画
リンコーン選手がガラタサライだとか?
鮭チームの主力なのに…。やっぱりあのラフプレー、大事な時に試合に出られなくなった“あのプレー”が、彼に暗い影を落とし続けている気がするよ。

それではチャプター6です。メルケル首相がホテルにやって来たよ!
首相だって女の子、明らかにラムたんを気に入ってるよ!


画面が暗いので補正をかけたら、背後でオリが、ぐいぐい飲んでいてビックリです(笑)。ビールではナイ事を祈ります…。

Kapitel 6. Die Bundeskanzlerin
Merkel) Ich will weder sportliche Tipps geben noch politische Vorträge halten.
Fußball und Politik sind unterschiedliche Sachen.
Mein Wunsch ist einfach nur: behalten Sie die Nerven.
Glauben Sie an sich, Sie haben allen Grund dazu.
メルケル首相「私はスポーツに関する指示も出す気はないし、政治的な意見を主張する気もありません。サッカーと政治は全く別ものですからね。
私の願いはただこういう事です。泰然自若としていてください。
自分自身を信じてください。信じるべき根拠は充分にあります。」




このあたり、シュヴァがニヤニヤしっぱなしで、目の前に首相がいる事がオモシロくてショーがないという、バカさ…じゃなくて若さ丸出しです(汗)。『税金をさげてくれ~』なんてカメラに向かって言ったりしてます。
それを見つめるノボト兄さんの『やれやれ…』という眼がなんとも、微笑ましいです。

そしてここで、「やれやれ」どころか頭を抱えたくなるような男が登場!
首相の話をブっちぎりますv
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Merkel) Ich glaube...Hallo.
Frings) Entschuldigung.
Merkel) Ich sagte gerade, behalten Sie die Nerven.
Insofern wünschte ich von Herzen Good Luck, viel Zusammenhalt und wir tun, was wir können, um Ihnen zu helfen.
メルケル首相「私は信じてい…………ハロー」
フリングス「スマソ~ん」
メルケル首相「ちょうど、物事に動じないようにと言っていたたところです(笑)。
心から幸運を祈ってます。一致団結してください。
我々に出来る事があれば、何でもしましょう。」




泰然自若を絵に描いたような男、ゆうゆうと遅刻してきてドッカリ正面に着席(大笑)。
余談ですが、『die Nerven behalten』は辞書に「自若とする」と載っていましたが、こんな日本語を使う人あんまりイナイのでは?

首相のお話の後、レーマン選手から質問です。
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Lehman) Wir dachten, was könnte man fragen?
Ich weiß nicht, wie das ausgesehen hätte, wenn man zusammen gesessen hätte...
Ein paar gehen ja jetzt ins Ausland und ich bin im Ausland.
Was wäre für mich ein Anreiz, nach Deutschland zurückzukommen?
レーマン「何を質問しようか、私達は考えたんです。
一緒に座っていたらどんな風に見えたのか、私にはわからないんです。
実は私達のうち2、3人は、現在は外国にいます。私も外国にいます。
私がドイツへ戻りたくなるような魅力ある理由はあるでしょうか?」

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『Anreiz』の訳はどうなのよ?<聞くな
首相相手に言っているんだから、やっぱり行政的なメリットを聞いているのか?



Merkel) Was für Sie ein Anreiz wäre?
Lehman) Ja, mit drei Kindern.
Wie da Ihre Vorstellungen so aussehen.
Er erwischt mich natürlich auf dem falschen Fuß.
メルケル首相「あなたにとって魅力ある理由ですか?」
レーマン「そうです、それに3人の子供にも。
あなたの政治的理念はこう見えるんです。
私にとって当然、不都合なようだと。」

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『falschen Fuß』ってまた慣用句のような気が。だからテケトーなの。イヒッ
さらにこの後の冗談まじりの首相の返答がサッパリだす。
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Merkel) Wir können uns ja noch mal in eine Ecke setzen.
Also, das erste, was mir einfällt, ist das Elterngeld.
Da müssten Sie sich noch ein viertes anschaffen.
Ich kann mit der heißen Diskussion über die Vätermonate dienen.
Da müssten Sie dann zwei Monate selbst das Kind hüten.
Sie würden anteilmäßig was vom Gehalt bekommen.
Allerdings ist die Obergrenze 1,800 Euro pro Monat.
Damit kann ich Sie nicht so richtig hintern Ofen hervorlocken.
メルケル首相「私達はもう一度座らなければなりませんね。
そして第一に思いつくのは、両親のお金の事です。
その4分の一を取得しなければなりません。
それから父親の勤務する年月について、高度な話し合いをしましょう。
あなたは2ヶ月は子供の面倒を見なければいけませんよ。
お手当もあるでしょう。
ただし、1ヶ月当たり1,800ユーロが上限です。
そんなものでは、全くあなたを誘い出す事はできないでしょうね。」

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ドイツの税制なんて知らんと~。さらに『Vätermonate』って何じゃ!<逆切れ
父親が取得できる育休休暇の日数と、その際の給与保証制度の話なのかな~。
以上、私の想像でした。<キパーリ

まあ全体的にお互いに冗談を言っている雰囲気なんですが、ドイツの冗談は固いの~。
そして記念撮影で終了です。もちろん隣にはラムたんよ♪

 パシャッ