梅香亭

関内は横浜スタジアムのすぐ近所にある、洋食屋の老舗。
創業は実に大正１２年という。

店構えは、本物のレトロな趣きで、
初めてだと入りづらい怪しい雰囲気かも・・・。
やはりハヤシライスで有名。

そして、矢沢永吉がまだ無名時代、
この店の２階を借りてバンドの練習をしていた事でも有名。

会社のすぐ近所にあり、
通勤でも通る機会が多かったのにもかかわらず、
なかなか入る事は無かった。
かなり昔、友人に連れられて、
一度ここでコーヒー飲んだ位だった。

昔は割烹着着た上品な感じのおばあさんがやっていて有名だったが、
残念な事に何年か前に亡くなられたらしい。

この時はお孫さんか曾孫さんかわからないが、
若いアンチャンが切り盛りしていた。
店内もとても時代を感じさせる店で、
壁にはここのブログでも書いたような、
レトロなポスターがぴったり似合いそうで、
昔のサントリーの赤玉ポートワインのポスターとか、
もし、当時のままそのまま貼られていたとしても、
全く違和感の無い様な店だ。

テーブルも相当使い込まれていて、
椅子もかなり年季が入っていた。

この時ハヤシライスを注文したが、
ライスの上にもうほとんど黒色に近い、
濃厚な飴色を通り越したソースがかかっていて、
ラードのせいだろうか、肉の臭みというか、
脂の強さというか、酸味も強すぎて、
非常に個性的な味で、個人的には全くダメだった・・・。(T T)
腹は減っているのに、一口飲み込むのも、
水で流し込む感じで辛かった。
もしかしたら、大正時代や戦前とか、
大昔のハヤシライスってこんな味だったのだろうか？
（なこたあないだろうが）

個人的にはここのハヤシは受け付けなかったけれど、
人気メニューだし、美味いという人は沢山いるので、
好き嫌いがわかれるところ。
逆にこの味が好きな人は、たまらなく好きなんだろうな。

もし、今度行く機会があったら、
ハヤシ以外で注文しよう・・・。(^^;)