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一川防衛相、ブータン国王を歓待する宮中晩餐会を欠席して民主党のパーティーに出席って・・・ホンモノだろ

2011-11-18 07:12:54 | Weblog

<一川保夫防衛大臣 (C)産経新聞>

一川保夫 参議院 石川県選挙区 ←石川県の有権者はよく覚えておくように。

 

一川防衛相にとっての「文民統制」の「文民」とは、「白痴」と同義らしい。すなわち、一川防衛相にとっては、「文民統制」は「白痴統制」なのだ。

なぜかって?真性の白痴じゃなければ、こんな愚行はできないからだ。「素人」レベルではできない「白痴」レベルで初めて「ありうるかもな」というくらいである。

 

一川防衛相 ブータン国王歓迎より政治資金パーティー(スポニチ 2011年11月18日 06:00)

 一川保夫防衛相が16日夜に開催されたブータン国王夫妻歓迎の宮中晩さん会を欠席し、都内で開かれていた民主党議員のパーティーに出席していたことが17日、明らかになった。一川氏は国会で自民党議員から追及され、「反省している」と陳謝。藤村修官房長官から厳重注意を受けた。

 17日午前の参院予算委員会で自民党の宇都隆史氏が、一川氏が晩さん会を欠席して民主党の高橋千秋参院議員の政治資金パーティーに出席したことを取り上げ、「優先順位を間違えている」と追及。一川氏は「高橋議員がブータンのお世話をしているということを聞いていたので…」としどろもどろに答弁したが、宇都氏から「言い訳も素人。大臣としての資質を疑う」と切り捨てられると、「大変申し訳なかった。反省している」と陳謝した。

 晩さん会は全閣僚が招待され、皇居で開催された。一川氏は高橋氏のパーティーで、「ブータン国王が来日し宮中で行事があるが、私にはこちらの方が大事だ」と発言していた。

 藤村官房長官は17日午後、一川氏を官邸に呼び出し厳重注意。その後の会見で、首相の指示に基づいたとした上で「晩さん会を軽視しているかのような発言があった」と指摘した。

 同じ晩さん会を川端達夫総務相が欠席していたことも判明。川端氏は参院総務委員会で「二度とこういうことがないようにしたい」と陳謝した。宮内庁によると、このほか山岡賢次国家公安委員長と細野豪志環境相も欠席した。

 野党は一川氏について、閣僚が国賓の歓迎式典よりも個人的な政治活動を優先したとして問題視し、国会審議で追及する構え。自民党の脇雅史参院国対委員長は記者団に「辞任に値する。自ら始末を付けるべきだ」と述べ、谷垣禎一総裁は「国賓をお迎えする基本的な姿勢がしっかりしていない」と批判。共産党の志位和夫委員長も「閣僚として大きな問題行動だ」と指摘した。

 一方、民主党の輿石東幹事長は会見で「そのことをもって大臣の資格がないということではない」と擁護した。 (ここまで)

 

共産党の志位君にも批判されるということは、宮中晩餐会という行事が持つ外交的機能を、少なくとも日本共産党でさえ認識しているということだ。宮中晩餐会によって、日本に友好的な国を増やすことは、とりもなおさず、日本の軍事資源を効率的に配分することにつながるのだから、日本の軍事費負担を軽くすることができる。防衛大臣こそ、海外からの来賓を迎えるパーティーには必ず出席し、友好関係を深める会話のやりとりをすることで、その後の実務者間でのやりとりへの道筋をつけるという、国防上極めて重要な役割があるのだ。にもかかわらず、この一川という白痴は「素人だから」を盾に、そんなことすら理解しようとしない。どんだけバカなんだよ。

 

この一川防衛相、防衛相に就任した当時は

・「私は防衛に関しては素人だ!この素人にも理解できるような防衛行政を官僚が行わなければ、私は官僚に対してgoサインを出さん!それが『文民統制』だ!」

という趣旨の発言を、就任記者会見でぶち上げた、単に頭の悪い目立ちたがりのオッサンである。野田総理は、「もうノーサイドにしましょうよ」とか言って首相になりながら、「外交」と「党内議員の政治資金パーティー」の優先順位すらわからない白痴のオッサンを防衛相に任命したということだ。野田総理は、党内対立を「ノーサイド」にしたのではなく、単に「党内を無秩序にし、国政を混乱させた」だけのことだ。

そりゃあ支持率も急落するわな。なぜTPPが日本の利益になるのか、なぜ消費税を増税することが今の日本にとって重要なのか、全く説明もないまま、APECやG20などの、海外首脳との会議の中で勝手に「TPP協議参加」や「消費税増税」を約束してくる。

 

おい、未だに小泉竹中改革を目の敵にしているネトサヨの民主信者諸君よ、少なくとも小泉竹中ペアは、外国で何か約束をするときに、必ず事前に国内で説明してたぞ。そういう「手続きの重要性」を認識していたからこそ、田中真紀子騒動などがあっても、トータルで5年間も内閣を維持できたのだ。これでもまだ「民主党政権は、自公政権よりマシだ」などと言えるのか???だとしたら単なる宗教的信者だろう(笑)。「民主党」を「民主教(カルト)」に変えたらどうだ?

 

何回でも言う。国賓をお迎えすることが礼儀として重要だと言っているのではない。国防上重要だと言っているのだ。それを、当の防衛大臣が、「民主党議員のパーティーに参加することの方が大事だ!」などとドヤ顔で語りながら、宮中晩餐会を蹴って、民主党議員のパーティーに参加することこそが、あたかもカッコいいことであるかのような勘違いをしている。いや、勘違いと言うより、優先順位の違いを指摘された今となっても、その選択は間違っていないとでも思っているのであろう。さながら、

「どうせブータンだし」

などとね。

 

<(C) google map >

 

おい。思い切り、地政学的に重要だろうが。インドと中国、そしてビルマの間に挟まれている。ブータンは、「国民総幸福」だか何だかが高いから重要なのではなく、中国が抑圧しているチベット自治区や、最近経済成長が激しいインドやベトナムとも近いがゆえに、ブータンが親日の姿勢を続けてもらうことで、これらの国にも親日になってもらうルートが作りやすくなるという大きなメリットがあるわけだ。

 

しかし、一川は、そんなことも考えようとはしていないだろうな。上の記事でこんな言いわけをするくらいなのだから。

 

>一川氏は「高橋議員がブータンのお世話をしているということを聞いていたので…」としどろもどろに答弁したが、宇都氏から「言い訳も素人。大臣としての資質を疑う」と切り捨てられると、「大変申し訳なかった。反省している」と陳謝した。

 

高橋議員がブータンのお世話をしていようがいまいが、実際にブータンの国王が晩餐会場にいらしているのだから、ブータンが大切だと思うのならまず直接ブータン国王に会って来いよ。どんだけバカなんだよこの一川は(笑)。

 

なんかもうあきれてものが言えない。北朝鮮が韓国にミサイルをぶっ放したのがほぼ1年前。似たような緊急事態がいつあるとも限らない。一川防衛相は更迭し、少なくとも防衛のイロハが理解できている大臣を任命すべきだ。



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