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息子・その後 6

2007年12月11日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
「それは、一昨日とかでは風邪ではないと判断が難しいモノなんですか?」と
聞きたかったところだが、
目の前には痛々しい我が子、助けてくれた先生を前にして県病院への不信感は一旦置いて置き、完治したあとでこの病気の事を詳しく調べてから対処を考える事にする。

今はとにかく、とにかく「ありがとうございます」「ありがとうございます・・・」

先生方にお礼を述べ、動かない息子を撫でる。

先生達が去ったあと、家内に「わかった?」と聞くと、
「ううん、あとで教えて」・・・って聞いてなかったんかい!?
まだ家内は平常心ではないようだ・・・

一旦ICUを出て、病棟の待合スペースで、家内と今後の計画。
家内は病室がない間は毎日通う事になる。
その間出来れば義妹宅(病院から20Km位の位置)のところにお世話になろうか、
とか、ウチのオフクロのご飯の支度などは姉にお願いしようかなど、
家内が居ないとなると毎日のリズムが急変する。

しかし、そんなこんなより、本当に大変な事にならなくて良かった。
見通しの立たない重病じゃなくて本当に良かった。

先生方の英断や尽力、みんなの協力あっての事、
そして息子自身の「生きる力」により事なきを得た。
いろんな事に感謝したい



夕方、またICUに行き、子供の傍に居る。

「もうそろそろ・・」と言い難そうにICUの看護士が退出を促す。
もう面会時間が過ぎる・・・

「頑張れよ」と息子の側頭を撫で、一旦昨夕からの病院をあとにした。

つづく




お詫びとお礼:

当ブログを見て下さっていた皆さん、

ご心配をお掛けしました。

心配や激励を下さった皆さん、本当に有難うございました。

当初どういう状況になるのかも見えず、報告が遅れ余計に心配を掛けてしまいました。
重ねてお詫び申し上げます。

また、我が子の病気の事などをブログとかの記事にしていいものか・・とも考えましたが、
クループという聞き慣れない病気で一般には認知度が低いのもあり、ウチのような大事に至らないよう、病名や症状を知っておいた方が皆さんの参考にもなろうかと考え、記事にしました。

初期に適切な処置をすれば比較的簡単に治る病気のようですが、遅れると実際死亡例もあるようです。


コメントを頂いた皆さん、本当に有難う御座いました。

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