1月17日(土)は朝から午後3時まで、オリンピック青少年センター&
織田フィールドを使用して講習会の事務方と講師の一人としても活動
しています。60歳以降初めて今年で10年目になります。
この講習会に向け、いろいろ勉強したりテキストも作成しますのでとても
自分のために役立っています。
本日は「何処でも出来る筋力トレーニング」と題してお話と実技をアドバイス
しました。
内容としては“早く歩く・早くはしれるように腸腰筋を鍛えよう”ということで
開始しました。インナーマッスル(深層筋)である腸腰筋については10年
ほど前から取り上げていますが、まだまだこの言葉自体あまり知られて
いないようです。
加齢によってこの筋肉が衰えてくると足が高く上げづらく、歩行が“すり足”
気味になるためつまずいて転びやすくなります。
また、スポーツやランナーにとってはパフォーマンス上大きなダメージと
なります。具体的には腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の二つを総称しています。
そして大腰筋とは上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉であり、内臓よりも深部に
あるインナーマッスル(深層筋)の一つです。また腸骨筋とは骨盤前面から
大腿骨上端までを繋ぐ筋肉をいいます。
ランナーの皆様にはアフリカ勢(ケニア、エチオピア)が強い要因として
前傾姿勢や腸腰筋が優れている事を承知の皆さんが大半かと思います。
ではどのような運動をしたらいいかですが方法はいろいろありますが
私は階段の昇降運動や、椅子に座っての両足膝上げを推奨しています。
ただいずれも単調な動きなので継続してトレーニングすることはなかなか
難しいかもしれませんので、週2-3回だけでも実施することをお勧めして
います。
黒人も日本人も育つた環境や生活習慣によって形成されてきていますので
容易ではありませんが一応紹介させていただきました。