2乗の法則の逆を集中力の養成に使います。つまり、集中するポイントを1/4に絞り込むのです。1/4に絞り込むことによって、16倍の速さで物事が処理されます。多くの人は、何か勉強をしながら、時間のことを考えたり、趣味のことを考えたり、なんとなく集中していないことがあります。とにかく、ほかのことを考えずに、周りに人を寄せ付けないようなオーラを出していきます。東大に合格した人は、たいてい凄みのあるオーラがあります。ただ座っているだけでも、集中しているので周りにわかります。集中力は、レーザービームのように、一点にエネルギーをかけることがコツになります。多くの人は、リスクを恐れて保険を掛けたりすることで、集中力がなくなりますが、16倍の速さで終わるので、集中したほうが圧倒的にリスクは少ないのです。
自分の生徒から、毎年のように各学校の学年トップが出てきます。どうしてか?それは、「集中力」に全てがあります。集中力についてのロジックを話をすると、まずは、2乗の法則から説明が必要です。勉強において、5時間勉強している人に「今の2倍勉強してくれ」と言うと、10時間勉強する人がいます。ところが、これは間違いで、5時間の2倍は7時間なのです。2乗の法則が働くので、5の2乗、25。この2倍は、7の2乗で49になります。新しい2時間で、さまざまな知識とつながりができ、複合的に物事が分かっていくので、2乗で知識は積み上がっていくのです。だから、5時間の人と、10時間の人では、4倍違うということを知ると、ダントツで結果を出す方法が見えてきます。ただし、同じ気迫、同じ集中力、同じテンションでやっていることが前提になります。だらだら長時間やっても結果は出ません。では、集中力はどうやって上げるのか?
100%の思いを込めて、今目の前のものに取り組んでいく。95%ではなくて。これが、集中力の開発の第一歩。多くの人は「本当はあれがやりたいのに勉強している。」とか、目の前のことに全エネルギーで取り組んでいないケースがある。たしかに、人生は楽しいことがいっぱいある。だから、目移りすることも多いとは思う。ただ、今はどうせやるんだったら、目の前のことに集中しよう。集中することで、面白くなってくる。集中することで、速く終わるので、他の楽しいことにも時間が割ける。休日は、8時間も勉強すれば、高校一二年生はOKじゃないか?(高3はそうもいかないかもしれないが)8時間勉強しても、まだ、8時間もあるじゃないか?ディズニーランドに行きたければ、行けばいい。バンド活動がやりたければやればいい。ピシっと、終わらせて、次に当たればいいじゃない?この集中力や気迫がない人は、いつも目が死んでいたりしてしまう。もったいない。
実は、自由になりすぎると、幸福度が下がるというデータが出ています。時間も無限にある、お金も無限にある、というときに、逆に何をやっていいか分からない。。。ゴルフをやってしまう、という馬鹿なことが生じるわけです。でも、何かをやりたい時に「自由がない」というのは×なわけで、「なんでもやれるんだけど、敢えてこれに絞る!」という姿勢が必要だと思われます。高校生で、部活をやっていないと不安という人もいますが、まずは「自由」になって、そこから「選択」をする姿勢が重要だと思います。資本主義社会において、「自由」≒「お金」という要素がありますが、お金も、年収700万円をピークにそれ以上稼いでも、責任が重くなり、悩みが増えるだけで、幸福度は下がるというデータが出ています。個人差はあるだろうけれど。
東北大学の川島教授の脳の実験によると、TVを見ているときの脳は、右脳・左脳ともにほとんど活性化していません。TVを見ていると、受け身になるので、脳の活性度は落ち、頭はどんどん悪くなります。音読をしたり、速く簡単な計算問題を解いたりするほうが圧倒的に頭は良くなります。これは、のんびりした授業を聞いた時も同じような状況になるでしょう。受け身で、作業もなく、ゆっくり授業が展開するならば、それはTVを見ているのと同じ効果になるので、頭はかえって悪くなる可能性があります。「授業を聞いていれば頭が良くなる」とは言い切れないのはそういうことです。