日本新聞博物館

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「手から手へ展」関連講演会「古くならないニュース」を開催しました

2013-11-20 17:11:52 | イベント

 11月15日、木坂涼さん(詩人)、アーサー・ビナードさん(詩人・随筆家・翻訳家)、井上能行さん(東京新聞福島特別支局福島駐在編集委員)による講演会「古くならないニュース」を開催しました。木坂さんとビナードさんは、「手から手へ展」に出品された「どこへ」などの詩を、それぞれ日本語と英語で朗読。福島の支局から毎週読者に「ふくしま便り」を届けている井上さんとともに、私たちや子どもたちの未来などについて、ユーモアを交え、語り合っていただきました。

Kisaka_3(写真=詩を朗読する木坂さん(左)とビナードさん)

 

 「詩には風刺の痛快さが求められる。読者は、風刺によって視野を広げることができる」「文学とは『古くならないニュース』である。本質を見通した本物の文学は常に新しく、10年後に読んでも新しい発見がある」「出来事をさまざまな角度からじっくり見て、本質を見抜く力を学び、養うことが大切だ」などのお話があり、参加者からは「言葉の力を考えさせられた」との感想も寄せられました。 

 今後の「手から手へ展」関連イベントとして、11月23日(土)午後2時から、中川ひろたかさん(絵本ライター・シンガーソングライター)の絵本コンサートを開催します。また、12月1日(日)と15日(日)の3回、午後2時からギャラリー・ツアーを行います。ぜひ、ご参加ください。

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