日本新聞博物館

日本新聞博物館のスタッフブログです。企画展やイベントの情報を提供していきます。

親子写真教室 開催しました

2015-03-21 17:07:35 | 企画展

報道写真展の関連イベントとして本日、毎年恒例の「親子写真教室」を開催しました。小中学生の親子8組にご参加いただきました。

講師役は、東京新聞写真部の笠原和則さん、共同通信写真部の鹿野修三さん、東京写真記者協会の池田正一さん。キヤノンマーケティングジャパンには特別協力として、一眼レフカメラをお貸しいただきました。

参加者の皆さんは新聞博物館近くの象の鼻パークで、カメラの上手な使い方、構図の工夫などプロの写真記者の手ほどきを受け、お気に入りの写真を撮影。その写真を博物館に持ち帰り、新聞製作工房でオリジナルの写真新聞を作っていただきました。「親子で触れ合うきっかけとなり、非常に有意義だった」「写真が身近に感じられた」「これから写真を上手に撮りたいと思った」などの感想が寄せられています。

こうしたイベントを機に、子どもたちに写真の楽しさ、面白さを知ってもらえれば、うれしく思います。


2014年報道写真展記者講演会開かれる

2015-02-27 12:49:41 | 企画展

「2014年報道写真展」の関連イベントとして2月21日(土)、新聞博物館2階のニュースパーク・シアターで記者講演会が開催され、市民100人が参加しました。

御嶽山噴火で生存者の姿を捉え昨年の東京写真記者協会賞(グランプリ)を受賞した産経新聞東京本社写真報道局編集委員の大山文兄氏、太陽を横切るISS(国際宇宙ステーション)を撮影した朝日新聞東京本社報道局写真部の飯塚晋一氏が登壇。東京写協事務局長の池田正一氏がコーディネーターを務めました。

講演会ではまず大山、飯塚両記者が、受賞作品の撮影時の状況や報道写真への思いなどを講演。会場からの質問を踏まえ、ディスカッションを行いました。大山記者からは「御嶽山噴火でまだ救出されていない人がいる状況で、自分の写真が評価され、展示されていることに、申しわけないとの思いもある。自分の中でも葛藤がある」と率直な思いが語られました。聴講者からは「報道の裏側が見られて良かった」「決定的な写真を撮るのに、大変な努力や準備があることが分かった」「目的に合う撮影方法、技術的工夫など、大切な要素をいくつも聞くことができた」などの感想が寄せられています。

なお、両記者が今回の写真で使用したのは、800ミリという超望遠カメラ。なかなかお目にかかることがないカメラです。講演会終了後、参加者の皆さまには、800ミリの世界を実際に体験していただきました。

報道写真展は3月29日までの開催です。まだお越しいただいていない皆さま、ぜひお立ち寄りください。


「2014年報道写真展」開幕しました

2015-01-12 14:12:42 | 企画展

1月10日(土)から2階・企画展示室で、東京写真記者協会と共催する「2014年報道写真展」が始まりました。昨年1年間、報道の最前線にいる写真記者が国内外で追い続けたニュースの中から、優れた報道写真を紹介。写真で2014年の出来事を振り返るとともに、報道写真の意義や魅力、面白さなどを伝えます。横浜での開催は今回で10回目になります。

東京写真記者協会に加盟する新聞・通信・放送34社の記者が撮影した膨大な報道写真の中から約280点を展示するとともに、東京以外の各地区写真記者協会が選んだグランプリ作品6点も紹介。御嶽山噴火や広島土砂災害などで自然災害の脅威と命の尊さを写した作品、羽生結弦選手や錦織圭選手らスポーツ選手の活躍をとらえた作品など、さまざまな写真が集まっています。会期は3月29日(日)まで。関連イベントとして、2月21日(土)に記者講演会、3月21日(土)に親子写真教室を開催します。

新聞博物館が入居する横浜情報文化センターの1階では「元日号紙面展」が始まっています。こちらも毎年恒例のイベントです。新聞協会会員社の元日号紙面や海外の新聞、約140紙を紹介します。

博物館5階・特設コーナーでは「新聞が報じた阪神・淡路大震災 ―紙面で振り返る1995年1月―」を開催中です。今年の1月17日で阪神・淡路大震災から20年。新聞博物館では当時の新聞紙面や号外などを展示し、災害時における新聞の役割と重要性を改めて考えます。元日号紙面展と阪神・淡路大震災の特別展示は、ともに2月1日(日)までの開催です。

また、2階ニュースパーク・シアターでは、放送ライブラリー主催による阪神・淡路大震災関連の番組上映会「テレビとラジオが伝えた大震災-放送ライブラリー保存番組でふり返る20年-」を行っています。1月18日(日)までです。

報道写真展を中心にイベント盛りだくさんの新聞博物館に、ぜひお越しください。


「石川文洋写真展『ベトナム戦争と沖縄の基地』」、終了しました

2014-12-25 17:48:58 | 企画展

 10月25日から当館で開催していた企画展「石川文洋写真展『ベトナム戦争と沖縄の基地』」が12月21日に終了しました。会期中、9,516人の皆さまにご来館いただきました。ありがとうございます。

 写真展をご覧になった皆さまからは「あらためてベトナムの戦争を知り、勉強になった。知ることが大切だと思った」「沖縄の状況には、我々ももっと当事者意識を持たなければならないと思った」「1枚の写真で戦争がどれだけすごいことかがわかった」「言葉よりも心に響く写真ばかりだった」などの感想をお寄せいただきました。期間中に開催した石川文洋さんの講演会、石川さんを取り上げた映画「石川文洋を旅する」の上映とトークイベントもご好評をいただきました。

 来年1月10日(土)からは企画展「2014年報道写真展」が始まります。東京写真記者協会に加盟する新聞・通信・放送34社の記者が2014年に撮影した膨大な報道写真の中から選んだ約280点を展示するとともに、東京以外の各地区写真記者協会が選んだグランプリ作品も紹介します。

 ぜひご来館いただき、報道写真に込めた写真記者の思いをご覧ください。

 


石川文洋写真展、あと2週間切りました

2014-12-09 12:38:21 | 企画展

開催中の企画展「石川文洋写真展『ベトナム戦争と沖縄の基地』」の会期が、あと2週間を切りました。石川文洋さんが写してきたベトナム戦争105点、沖縄基地問題50点の計155点の写真を展示。沖縄に生まれ、ベトナム戦争を取材し、沖縄の基地問題を写してきた石川さんの集大成的な写真展です。まだご覧いただいていない皆さま、ぜひとも新聞博物館にお越しください!