みんな楽しくHappyがいい♪より転載
「毎日海に流れている300tの内容がストロンチウムだと予想を超えていろいろ心配な事があります」水口憲哉教授8/23報道するラジオ「汚染水で海への影響は」(文字起こし)
海の汚染は、どれほど深刻なのでしょうか。
魚などの海産物を食べてもいいのでしょうか
報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水で海への影響は」
海産物の放射能汚染の専門家・東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さん
2013年8月23日
26:05~この部分のYoutube↓
http://youtu.be/zRA0kZmdajA?t=26m5s
水野:
今日2番目のテーマは「汚染水で海への影響は」
今度は放射能の海洋汚染に対して大変お詳しい第一人者でいらっしゃいます
東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さんと繋がせていただきます。
水口さんこんばんは、どうぞよろしくお願いいたします。
福島第一原発から汚染水が1日に300トン海に流れ続けているという事なんですが、
これ、1日300トンの汚染水というのは、どれぐらいの汚染だというふうに、
海の場合には捉えたらいいんでしょうか?
水口:
その前にですね、1日300トンという言葉が独り歩きしていますけれども、
これが1時間にだとか、それからどのくらい続くのかとか、
そういう単位と長さというのがほとんどないんですよね。
それでもっと大切なことは、その300トンの内容ですけれど、どんな放射能なのか?っていう。
たとえばストロンチウムなのかセシウムなのかとか、
トリチウムなのかという事が曖昧なままで議論されているんで、
そこのところをきちんとやらないと、単に300トンだからという話にはならないんですよね。
水野:内容ですね。はぁ~、一番危惧しているのは?水口さん、
水口:やっぱりストロンチウムですね。
水野:ストロンチウムが流れ出すと海はどのような状況になるんですか?
水口:
というか、セシウムがいままでずーっと問題になっていて、
ストロンチウムについてはあんまり、実態がよく分からなかったんですね。
ですけど、ここ数日東京電力はストロンチウムがセシウムのなんか半分ぐらい、
ずーっと2011年の5月から流れ出しているなんていう試算を言いだしたんですね。
という事はちょっと、予想を超えていろいろ心配な事がありますね。
水野:
東京電力はこれまでで最高30兆ベクレルの放射性物質が海へ流れだしている。
で、そのうちの10兆ベクレルとか、そういう単位でストロンチウムの可能性があるという話なんですよね。
水口:そうですね、そういう事を言いだしましたからね。
水野:これがもし真実だとしましたら、どのような事が海に、
水口:
これはちょっとハッキリ言ってと分からないんですよね。
一応今までストロンチウムは遠くまで行かないとか、
魚の骨にたまるからいろいろ問題だとか言われているんですけれども、
こういう事は今まで私たちは経験していないんで、
海の魚がストロンチウムで汚染して、
それがそれを食べた人間にどういうふうに影響があるかとかっていうところがほとんど分からないんで
簡単に影響がどうかというようなことは言えない状態ですね。
平野:海洋調査では魚の中にストロンチウムが蓄積しているという気配はまだ出ていないんですか?
水口:
ええ。ほとんどそういう調査が無いんですよね。
だからいままでセシウムとか何とかは言われているけれども、
ストロンチウムについては断片的な調査、ま、測定も結構大変という事もあるんですけれども、
ただ、だんだんもう実態は分かっていると思うんで、
国際的にも多分もういろいろと調べていると思うんで、
まぁ・・・しばらくしたらいろいろと実態も明らかになると思いますけれどね。
水野:
私たちとしてはやっぱり、日々食べる魚などね、
海藻類などがどうなのかという事をまず思ってしまう訳ですよ。
リスナーの方もですね、
というふうにおっしゃっているんです。
水口:もちろんそれは大事な事ですね。
水野:大事な事
水口:
というのは基本的にいまはもう、
魚の汚染が結構厳しい、福島県のものは一応出荷制限されているし、
漁にも出ていないんで、私たちが食べる中には入らないんですけれども、
宮城県から千葉県のものでは
魚種によってはまだそんなに全く検出されないというわけではないという魚種も幾つかあるんで、
そこらのところをやっぱり注意しないといけないという状況は、
ちょっと思ったよりも長く続いていますね。
水野:
ハァ~、つまり2年半近く経ったら、
もっとこう、海に薄まってしまって、影響が魚には出ないのかな?と。
水口:
そう考えていたんですけれども、
当初から言ってたように、地下水とかそういうものはもう、
ずーっと、事故のあとは流れ続けているんですね。
で、そういうものの実態がここ数週間、いわゆる参議院選挙のあと、東京電力がボロボロ出しだしたんで、
ですからそこのところが実は、2年半経っても、
思ったより魚の汚染が低くならない事の一つの原因ではないかと私は考えております。
水野:はぁー。2年半経っても変わらない状況。
水口:
いや、変わってはいるんですけれども、
その予測したよりも低くなり方が緩いんですね。
もっと早く、もう1年半ぐらいで減るかと思ったら、どうもそれが2年半経っても減らない魚種もあるんで、
やっぱり敷地内というか、港を含めて、原発の舳先の海底に堆積しているのがあるようですね。
水野:海底に堆積するんですか?
水口:
はいはい。
そして、それからまた溶けだして、まぁ薄まっていくんですけれども、
その海底に堆積しているものが、これがどう仕様もないんで、
事故のあった年にそれをコンクリで固めるっていう話もあったんだけど、「できない」っていうことで、
結局はそれが溜まり続けて、また溶け出してという事が続いているようですね。
平野:
魚は回遊しますけれども、
回遊している時にたとえばいまの時期で言うと戻りがつおとかですね、
そういうものに拡散した放射能というものが、
水口:そういうものはほとんどもう
平野:ないんですか?付着する可能性というのも
水口:
ええ。
事故の年及び翌年の鰹とかその他、それからサンマとかも調べても、
ほとんど問題ないレベルまで下がっているんですけど、
平野:ということは、ちょと
水口:
いま問題になっているのは、やっぱり福島県沿岸で、そこにずーっと定着して暮らしている魚ですね。
ですから、アイナメなんかも原発の沖合の近いところで、すごい高い値が出てくるのはそういう魚種ですね。
平野:ソイもなんかそうですね。
水口:そうですね。ソイの仲間もね。
水野:
あの、魚の種類ですね、魚種って。
どういうものに溜まりやすいんですか?
水口:
溜まりやすいというか、結局は、
ま、魚でも結局は汚染したところに、どれだけそこにいるかという、
汚染水と魚の遭遇状態なんですよね。
ですからっすーっともう何年も福島の沖で動かないものは、
どんどんどんどん蓄積していくんで、値はどんどん高くなるっていう事が起こっているわけですね。
水野:んー・・・
水口:
ですから、ちょこっと、その、
ま、1週間とか2週間、福島の沖を通過するものは、ま、そこで少し汚染したえさを食べても、
まぁ、それこそ薄まるのと同じで、
暮らしていくうちにどんどん体外にでるものもありますから、
あんまり高い値にはならないんですね。
水野:んー・・・
水口:
ですから状況はその事故が起こった時の1年間と、
その後の2年3年目というのはまた、ちょっと違ったふうに考えないといけないんでしょうね。
水野:
特に子どもさんに対して、魚を食べさせてあげたい。
影響をできるだけ少なくしたいという思いをお持ちの方は多いと思うんですが、
どんな工夫がありますでしょう?
水口:
そうですね、今、
これは私はずっと事故の年からいろんな本や
それから子どもさんを育てている親の方達が読む本なんかでも、ずっと言い続けているんですけれども、
小さな子どもには、なるべく
1kgあたり10ベクレル以上に放射能で汚染している魚は食べさせない方がいいという事は言っています。
水野:
すみません、
いま日本の水産物の基準値ですね。
これは1kgあたり100ベクレルですよね。
水口:はい
水野:
で、いま水口さんがおっしゃったのは
「100ベクレルなんかとんでもない」っていう事ですか?
水口:それはずっと言い続けている事です。
水野:「1kg10ベクレル以上のものは子どもには食べさせない方がいい」と。
水口:
それでもですね、十分に安心して食べるものはあるんです。
その事を私はずーっと言い続けているんです。
だから、日本中の魚が食べられないんじゃなくて、
ある程度限られたところの。
ま、あの、事故のあった年は千葉県から宮城県という言い方をしていましたけれども、
いまはほとんど、福島の物を食べなければ、その心配はほとんどあの………大丈夫なんですね。
ですから、あんまりそのことは。
ですからいまも福島のものは規制があって漁に出ていませんから、
ですからあんまり心配を、
「もう食べるものが無いんじゃないか」という心配を日本中でする必要はまったくないんです。
水野:なるほど。
水口:
ですから先日、韓国からテレビが取材に来て、
韓国は日本以上にいま大変みたいですね。
水野:え?どういうことですか?
水口:
すし屋とかそういうところは、ほとんどもうみんな食べなくなっているという。
ですからそれは、そこまで心配する必要はないんだという事は言ったんですけどね。
ですから日本の場合でも、
福島のものは・・・残念ながらこれはしょうがないんで。
事実流れているんですから、汚染しているんですから。
そういうものを食べなければですね、
そんなに神経質になって、
で、ある程度消費者のそういう心配が分かってて、流通の方もいろいろ調べたり測定したりしてて、
あまり、あの、流通させないようにしていますから、
ですから特に関西とか西日本の人は殆ど心配知る必要は、私は無いと思っています、魚については。
水野:ただあの、海水って、どこからどこまでって、海って仕切りがありませんよね。
水口:
もちろん海水の動きもありますし、それから魚の回遊もありますけど、
基本的に福島は黒潮の延長線上に位置していて、その先に寒流がきていて、ちょうどぶつかるところなんで、
よく三陸沖は世界の三大漁業の一つと言われるように、いい魚がいっぱい獲れるんですけれども、
そういう海流とか魚の移動というのが、西日本の方にはほとんど行かないんですよね。
ですからひと頃、ま、去年ですか。
マダラがいろいろ高い値が出たのは、私もそこまでは予想しなかったんですけれども、
北海道でも結構高い、100を超える値が出たりしたんですね。
だけどもそれも北海道のごく一部ですし、
ですから北海道のタラは全く食べられないとかそういうことではないんですよね。
水野:ん・・・
水口:
ですからそういう事からすると、確かに心配ではあるんだけれども、
そんなに全ての魚がもう駄目だとか、
そういうふうに考える必要はないんですね。
水野:福島の漁業関係者の方にとっては本当にお辛い話だろうと思うんです。
水口:
これはねハッキリ言って、福島の、私が昔から付き合っている方達もこられて、
「もうやむを得ない」と言っていますね。
「やっぱり原発を自分たちが認めてつくらせてしまったんだから、もうこれはしょうがない」という事で。
ま、これは事実としてやっぱり、よく生産者とかいろいろ言いますけれども、
ある意味では原発をつくらせてしまえばそうなるという事が、現実に起こってしまったんですね。
水野:あの、低濃度の汚染水であれば、もう海へ捨てざるを得ないんだというような考え方もありますが、
水口:
これはハッキリ言って私はずっと言い続けていますけれども、
陸上でのいろんな作業が厳しいとか、人の命にかかわる事になれば、
最終的にはみんな海へ捨てます。
それはもう、電力会社も国も同じです。
水野:はー・・・
水口:
ですから、そこのところは、いかに、ま、世論で「海に捨てるな」という事を言い続けるしかないんで、
ただ「絶対に海へ捨てるな」という事がもう言えないような厳しい状況も起こっているのも事実ですね。
水野:そこまできていますか。
水口:
そこがやっぱり、その事がどうも…本当は東京電力は国に言いたいんですけど、言えないんですね。
だけど厳しい状況であるというのはみんな考える必要はありますね。
水野:
リスナーの方が質問してらっしゃるんです。
水口:
南三陸ですね、
わたしもタコの調査で昔の志津川町と歌津町が南三陸なんですけれども、
あそこは今ではほとんど今は、海水にしても水産物にしてもほとんど問題無いんですよね。
水野:あ、海水浴を子どもさんがなさっても問題はないんですか?
水口:殆ど南三陸では問題はないですね。
水野:「南三陸では」とおっしゃいましたね。
水口:
それはもちろん福島とか、
だからいわきあたりでいろいろ海水浴なんかを心配している方もいらっしゃるんですけど、
私はそこは非常に難しいところで、
現在の、ま、言われている海水の放射能汚染の程度だったらほとんど問題はないんですけれども、
ただ今までの経験からいくと、
「実は流していました」とか、「実はこんな数値でした」とか、後から出てきますよね。
そうすると、そういうのをどう考えるかというと、
ハッキリ言って、ま、ひとつのいきさつとか考え方で
「そこまでの状態で海水浴をするか」という事なんで、
一人一人の考え方の問題で、その、危険だとか安全だとか言えないですよね。
水野:まだまだ分からない事が本当に多いとも言えますよね。
水口:そういうことですよね。
水野:今日はどうもありがとうございました。
ーー
水野:
報道するラジオ、今日は福島第一原発の汚染水の問題を専門家の方にいろいろと話を聞きました。
平野さん、リスナーの方々からいろんなご意見が届きましたので、ご紹介したいと思います。
というふうなご意見を頂きました。
平野さんは今日の二人の専門家の話、小出さんと水口さんの話を聞いていかがでした?
平野:
水口先生の話も、地元の話の深刻さは、今現状が本当にどうなっているかっていうのが、
なかなか先生でも分かりにくい部分があって、我々ももちろん最新のデータはないんですけれど、
水野:
調査が本当になかなかできてないんですよね、
海の調査がね。
平野:
しかし海の沿岸部ではですね、
福島近辺の海の汚染というものをやっぱり詳細に知らなければ対策もとれないという事でね、
漁業者が何時漁をしたらいいのか
水野:そりゃそうですよ。
平野:
たとえば東北大学の東先生という方はですね、
50種類の海藻とか魚種を丹念に採取して、細かく刻んで、東京海洋大学に送って、
それがまた分析機関で調べるという事で、
これが時間がかかるんですよね。
水野:
いますぐに海の状態がどうなのか?って、分からないんですね、
放射性物質というのは測るのがものすごく難しいというのは水口先生もおっしゃっていましたけれど、
平野:
いち研究者とかね、大学機関に任せていい話じゃないと思うんですよ。
もう本当に国全体が取り組まなければならない話ですよね。
水野:
いま言いはったね、魚やらワカメやら、調べようとして採取しても、
そこから分かるのに2カ月かかるって・・・大変なことなんですよね。
それが放射性物質の一つの大きな特徴でもありますよね。
平野:
本当に国民の生活というものが、安全が脅かされているという危機感に立ってですね、
事態を改善しようという意思がですね、政権の中枢には見えない。
安倍さんなり官房長官から直接的にね、
緊急事態的な事をですね、表明して取り組む体制もとっていない。
なにより国際社会から厳しい目を向けられていますよね。
メディアの論調というのは本当に、欧米の論調は厳しいですよ。
先ほど韓国で「寿司を食べられない」と。
これもまぁ、ある程度誤解に基づくところもあるんでしょうけど、
情報公開をきちんとしてないからね。
これまでの隠蔽体質というものが払しょくされていないからね。
こういう疑いというかね、自衛策というか、
こういうものが出てしまう訳ですね。
水野:
小出先生も、結局今までに海に漏れ続けてしまった放射性物質の量は
小出先生は桁違いに多いんではないかとおっしゃっていました。
本当のところの数字が分からないという事は、疑念を抱かせますね。
平野:
今日の先生の話だと、もうレベル3どころか、事故当初と同じレベル7にしてもね、
この海洋汚染というものを見てもいいぐらいの印象を受けましたよね。
水野:事故を矮小化させようという動き、そういうものが東電に無いのかというところの問題ですよね。
平野:そうですよね。
このまま放置すれば、私は政権の基盤が揺らいでくるぐらいのね、認識を持ってほしいなと思うんですよね。
選挙が終わって、なんか憲法改正とかですね、オリンピックとか、そういう事ばかりに目を向けてですね、
一番大事な我々の生活の安全というものをね、ないがしろにするような政権の姿勢を見れば、
これはしっぺ返しを食うというように思いたいですよね。
水野:
リスナーの方からいま頂いたご意見はね、
っていうふうにくださいました。
でも事故は収束宣言なんて言うものが出されて言えるんですけど。
平野:とんでもないですよね。いま進行していますよね。
水野:
はい、どんなに危機を迎えているか、今日はよく分かったと思います。
報道するラジオでした。
「水で冷やすというやり方はそろそろ諦めるしかない」と私は思うようになりました。
小出裕章氏8/23報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水の問題は」(文字起こし)
ーーー
私の感想
水口先生は汚染水の内容がストロンチウムだった場合
「予想を超えていろいろ心配な事があります」とおっしゃっています。
私が今回の話を聞いていて思ったのは、
先生は今は「福島以外ならば魚は大丈夫だ、海水浴も問題ない」とおっしゃっていますが、
それはセシウムに関してのことで、
「ストロンチウムに関しては実態が分からない」と最初に話しています。
前半部分で小出先生は「タンクの汚染水はストロンチウム90という放射性物質だ」と答えています。
そこのところをきちんと押さえた上で、内容を理解したほうがいいと思いました。
ストロンチウムの調査に関して、水口先生は
「しばらくしたらいろいろと実態も明らかになると思います」とおっしゃっていますので、
実態が分かるまでは、怪しいと思うものは体内に入れないようにした方がいいと思います。
ーーー
汚染水漏れ 欧米メディアでも関心高く" href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013942001000.html" target="_blank">汚染水漏れ 欧米メディアでも関心高く
NHK 8月22日 5時6分
東京電力の福島第一原子力発電所でタンクから300トン余りの高濃度の汚染水が漏れた問題を受けて、
欧米のメディアもこの問題について「深刻な状況だ」と伝えるなど、関心の高さをうかがわせています。
このうちイギリス・BBCは、東京にいる特派員と中継をつなぎ、
原子力規制委員会が原子力事故の深刻さを表す評価を引き上げることを検討していると伝えたうえで、
この状況は、おととし福島第一原発の原子炉でメルトダウンが起きて以来の深刻な状況だと報告しました。
また、アメリカのCNNテレビは、原発の元技術者をゲストに招いて、
「汚染水漏れはどれだけ危険なのか」と題して、現在の福島第一原発の状況について詳しく解説しました。
この中で、現場は高濃度の放射性物質のため、なかなか近づくことができず、
事態を収拾するためにどれだけの時間がかかるか分からないなどと、事態の深刻さを伝えていました。
また、ロイター通信は、福島第一原発がおととしの事故以降、最大の危機に陥っていると伝えました。
魚などの海産物を食べてもいいのでしょうか
報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水で海への影響は」
海産物の放射能汚染の専門家・東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さん
2013年8月23日
26:05~この部分のYoutube↓
http://youtu.be/zRA0kZmdajA?t=26m5s
水野:
今日2番目のテーマは「汚染水で海への影響は」
今度は放射能の海洋汚染に対して大変お詳しい第一人者でいらっしゃいます
東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さんと繋がせていただきます。
水口さんこんばんは、どうぞよろしくお願いいたします。
福島第一原発から汚染水が1日に300トン海に流れ続けているという事なんですが、
これ、1日300トンの汚染水というのは、どれぐらいの汚染だというふうに、
海の場合には捉えたらいいんでしょうか?
水口:
その前にですね、1日300トンという言葉が独り歩きしていますけれども、
これが1時間にだとか、それからどのくらい続くのかとか、
そういう単位と長さというのがほとんどないんですよね。
それでもっと大切なことは、その300トンの内容ですけれど、どんな放射能なのか?っていう。
たとえばストロンチウムなのかセシウムなのかとか、
トリチウムなのかという事が曖昧なままで議論されているんで、
そこのところをきちんとやらないと、単に300トンだからという話にはならないんですよね。
水野:内容ですね。はぁ~、一番危惧しているのは?水口さん、
水口:やっぱりストロンチウムですね。
水野:ストロンチウムが流れ出すと海はどのような状況になるんですか?
水口:
というか、セシウムがいままでずーっと問題になっていて、
ストロンチウムについてはあんまり、実態がよく分からなかったんですね。
ですけど、ここ数日東京電力はストロンチウムがセシウムのなんか半分ぐらい、
ずーっと2011年の5月から流れ出しているなんていう試算を言いだしたんですね。
という事はちょっと、予想を超えていろいろ心配な事がありますね。
水野:
東京電力はこれまでで最高30兆ベクレルの放射性物質が海へ流れだしている。
で、そのうちの10兆ベクレルとか、そういう単位でストロンチウムの可能性があるという話なんですよね。
水口:そうですね、そういう事を言いだしましたからね。
水野:これがもし真実だとしましたら、どのような事が海に、
水口:
これはちょっとハッキリ言ってと分からないんですよね。
一応今までストロンチウムは遠くまで行かないとか、
魚の骨にたまるからいろいろ問題だとか言われているんですけれども、
こういう事は今まで私たちは経験していないんで、
海の魚がストロンチウムで汚染して、
それがそれを食べた人間にどういうふうに影響があるかとかっていうところがほとんど分からないんで
簡単に影響がどうかというようなことは言えない状態ですね。
平野:海洋調査では魚の中にストロンチウムが蓄積しているという気配はまだ出ていないんですか?
水口:
ええ。ほとんどそういう調査が無いんですよね。
だからいままでセシウムとか何とかは言われているけれども、
ストロンチウムについては断片的な調査、ま、測定も結構大変という事もあるんですけれども、
ただ、だんだんもう実態は分かっていると思うんで、
国際的にも多分もういろいろと調べていると思うんで、
まぁ・・・しばらくしたらいろいろと実態も明らかになると思いますけれどね。
※報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水の問題は」前半小出裕章氏より
小出:その8000万ベクレルの正体は、私はストロンチウム90という放射性物質だと思います。
水野:
私たちとしてはやっぱり、日々食べる魚などね、
海藻類などがどうなのかという事をまず思ってしまう訳ですよ。
リスナーの方もですね、
魚を買う時に産地を見てしまいます
というふうにおっしゃっているんです。
水口:もちろんそれは大事な事ですね。
水野:大事な事
水口:
というのは基本的にいまはもう、
魚の汚染が結構厳しい、福島県のものは一応出荷制限されているし、
漁にも出ていないんで、私たちが食べる中には入らないんですけれども、
宮城県から千葉県のものでは
魚種によってはまだそんなに全く検出されないというわけではないという魚種も幾つかあるんで、
そこらのところをやっぱり注意しないといけないという状況は、
ちょっと思ったよりも長く続いていますね。
水野:
ハァ~、つまり2年半近く経ったら、
もっとこう、海に薄まってしまって、影響が魚には出ないのかな?と。
水口:
そう考えていたんですけれども、
当初から言ってたように、地下水とかそういうものはもう、
ずーっと、事故のあとは流れ続けているんですね。
で、そういうものの実態がここ数週間、いわゆる参議院選挙のあと、東京電力がボロボロ出しだしたんで、
ですからそこのところが実は、2年半経っても、
思ったより魚の汚染が低くならない事の一つの原因ではないかと私は考えております。
水野:はぁー。2年半経っても変わらない状況。
水口:
いや、変わってはいるんですけれども、
その予測したよりも低くなり方が緩いんですね。
もっと早く、もう1年半ぐらいで減るかと思ったら、どうもそれが2年半経っても減らない魚種もあるんで、
やっぱり敷地内というか、港を含めて、原発の舳先の海底に堆積しているのがあるようですね。
水野:海底に堆積するんですか?
水口:
はいはい。
そして、それからまた溶けだして、まぁ薄まっていくんですけれども、
その海底に堆積しているものが、これがどう仕様もないんで、
事故のあった年にそれをコンクリで固めるっていう話もあったんだけど、「できない」っていうことで、
結局はそれが溜まり続けて、また溶け出してという事が続いているようですね。
平野:
魚は回遊しますけれども、
回遊している時にたとえばいまの時期で言うと戻りがつおとかですね、
そういうものに拡散した放射能というものが、
水口:そういうものはほとんどもう
平野:ないんですか?付着する可能性というのも
水口:
ええ。
事故の年及び翌年の鰹とかその他、それからサンマとかも調べても、
ほとんど問題ないレベルまで下がっているんですけど、
平野:ということは、ちょと
水口:
いま問題になっているのは、やっぱり福島県沿岸で、そこにずーっと定着して暮らしている魚ですね。
ですから、アイナメなんかも原発の沖合の近いところで、すごい高い値が出てくるのはそういう魚種ですね。
平野:ソイもなんかそうですね。
水口:そうですね。ソイの仲間もね。
水野:
あの、魚の種類ですね、魚種って。
どういうものに溜まりやすいんですか?
水口:
溜まりやすいというか、結局は、
ま、魚でも結局は汚染したところに、どれだけそこにいるかという、
汚染水と魚の遭遇状態なんですよね。
ですからっすーっともう何年も福島の沖で動かないものは、
どんどんどんどん蓄積していくんで、値はどんどん高くなるっていう事が起こっているわけですね。
水野:んー・・・
水口:
ですから、ちょこっと、その、
ま、1週間とか2週間、福島の沖を通過するものは、ま、そこで少し汚染したえさを食べても、
まぁ、それこそ薄まるのと同じで、
暮らしていくうちにどんどん体外にでるものもありますから、
あんまり高い値にはならないんですね。
水野:んー・・・
水口:
ですから状況はその事故が起こった時の1年間と、
その後の2年3年目というのはまた、ちょっと違ったふうに考えないといけないんでしょうね。
水野:
特に子どもさんに対して、魚を食べさせてあげたい。
影響をできるだけ少なくしたいという思いをお持ちの方は多いと思うんですが、
どんな工夫がありますでしょう?
水口:
そうですね、今、
これは私はずっと事故の年からいろんな本や
それから子どもさんを育てている親の方達が読む本なんかでも、ずっと言い続けているんですけれども、
小さな子どもには、なるべく
1kgあたり10ベクレル以上に放射能で汚染している魚は食べさせない方がいいという事は言っています。
水野:
すみません、
いま日本の水産物の基準値ですね。
これは1kgあたり100ベクレルですよね。
水口:はい
水野:
で、いま水口さんがおっしゃったのは
「100ベクレルなんかとんでもない」っていう事ですか?
水口:それはずっと言い続けている事です。
水野:「1kg10ベクレル以上のものは子どもには食べさせない方がいい」と。
水口:
それでもですね、十分に安心して食べるものはあるんです。
その事を私はずーっと言い続けているんです。
だから、日本中の魚が食べられないんじゃなくて、
ある程度限られたところの。
ま、あの、事故のあった年は千葉県から宮城県という言い方をしていましたけれども、
いまはほとんど、福島の物を食べなければ、その心配はほとんどあの………大丈夫なんですね。
ですから、あんまりそのことは。
ですからいまも福島のものは規制があって漁に出ていませんから、
ですからあんまり心配を、
「もう食べるものが無いんじゃないか」という心配を日本中でする必要はまったくないんです。
水野:なるほど。
水口:
ですから先日、韓国からテレビが取材に来て、
韓国は日本以上にいま大変みたいですね。
水野:え?どういうことですか?
水口:
すし屋とかそういうところは、ほとんどもうみんな食べなくなっているという。
ですからそれは、そこまで心配する必要はないんだという事は言ったんですけどね。
ですから日本の場合でも、
福島のものは・・・残念ながらこれはしょうがないんで。
事実流れているんですから、汚染しているんですから。
そういうものを食べなければですね、
そんなに神経質になって、
で、ある程度消費者のそういう心配が分かってて、流通の方もいろいろ調べたり測定したりしてて、
あまり、あの、流通させないようにしていますから、
ですから特に関西とか西日本の人は殆ど心配知る必要は、私は無いと思っています、魚については。
水野:ただあの、海水って、どこからどこまでって、海って仕切りがありませんよね。
水口:
もちろん海水の動きもありますし、それから魚の回遊もありますけど、
基本的に福島は黒潮の延長線上に位置していて、その先に寒流がきていて、ちょうどぶつかるところなんで、
よく三陸沖は世界の三大漁業の一つと言われるように、いい魚がいっぱい獲れるんですけれども、
そういう海流とか魚の移動というのが、西日本の方にはほとんど行かないんですよね。
ですからひと頃、ま、去年ですか。
マダラがいろいろ高い値が出たのは、私もそこまでは予想しなかったんですけれども、
北海道でも結構高い、100を超える値が出たりしたんですね。
だけどもそれも北海道のごく一部ですし、
ですから北海道のタラは全く食べられないとかそういうことではないんですよね。
水野:ん・・・
水口:
ですからそういう事からすると、確かに心配ではあるんだけれども、
そんなに全ての魚がもう駄目だとか、
そういうふうに考える必要はないんですね。
水野:福島の漁業関係者の方にとっては本当にお辛い話だろうと思うんです。
水口:
これはねハッキリ言って、福島の、私が昔から付き合っている方達もこられて、
「もうやむを得ない」と言っていますね。
「やっぱり原発を自分たちが認めてつくらせてしまったんだから、もうこれはしょうがない」という事で。
ま、これは事実としてやっぱり、よく生産者とかいろいろ言いますけれども、
ある意味では原発をつくらせてしまえばそうなるという事が、現実に起こってしまったんですね。
水野:あの、低濃度の汚染水であれば、もう海へ捨てざるを得ないんだというような考え方もありますが、
水口:
これはハッキリ言って私はずっと言い続けていますけれども、
陸上でのいろんな作業が厳しいとか、人の命にかかわる事になれば、
最終的にはみんな海へ捨てます。
それはもう、電力会社も国も同じです。
水野:はー・・・
水口:
ですから、そこのところは、いかに、ま、世論で「海に捨てるな」という事を言い続けるしかないんで、
ただ「絶対に海へ捨てるな」という事がもう言えないような厳しい状況も起こっているのも事実ですね。
水野:そこまできていますか。
水口:
そこがやっぱり、その事がどうも…本当は東京電力は国に言いたいんですけど、言えないんですね。
だけど厳しい状況であるというのはみんな考える必要はありますね。
水野:
リスナーの方が質問してらっしゃるんです。
この間新聞で、南三陸町の子どもたちが震災以来初めて海水浴を楽しんでいるという記事がありました
水口:
南三陸ですね、
わたしもタコの調査で昔の志津川町と歌津町が南三陸なんですけれども、
あそこは今ではほとんど今は、海水にしても水産物にしてもほとんど問題無いんですよね。
水野:あ、海水浴を子どもさんがなさっても問題はないんですか?
水口:殆ど南三陸では問題はないですね。
水野:「南三陸では」とおっしゃいましたね。
水口:
それはもちろん福島とか、
だからいわきあたりでいろいろ海水浴なんかを心配している方もいらっしゃるんですけど、
私はそこは非常に難しいところで、
現在の、ま、言われている海水の放射能汚染の程度だったらほとんど問題はないんですけれども、
ただ今までの経験からいくと、
「実は流していました」とか、「実はこんな数値でした」とか、後から出てきますよね。
そうすると、そういうのをどう考えるかというと、
ハッキリ言って、ま、ひとつのいきさつとか考え方で
「そこまでの状態で海水浴をするか」という事なんで、
一人一人の考え方の問題で、その、危険だとか安全だとか言えないですよね。
水野:まだまだ分からない事が本当に多いとも言えますよね。
水口:そういうことですよね。
水野:今日はどうもありがとうございました。
ーー
水野:
報道するラジオ、今日は福島第一原発の汚染水の問題を専門家の方にいろいろと話を聞きました。
平野さん、リスナーの方々からいろんなご意見が届きましたので、ご紹介したいと思います。
選挙が終わった途端に汚染水のダダ漏れ状態を認めて、
福島の海水浴場の期間が終わった途端にタンクの漏れを認めたということちゃいますか
これまでもこれからも、国民を欺きウソを付き続けていく事に、もはや限界がきてますよ。
ここの福島第一原発の問題収束無しに、国民を被ばくさせ続け、世界の海を汚し続けて、
それで原発の再稼働やオリンピック開催などあるはずもないでしょうに
というふうなご意見を頂きました。
平野さんは今日の二人の専門家の話、小出さんと水口さんの話を聞いていかがでした?
平野:
水口先生の話も、地元の話の深刻さは、今現状が本当にどうなっているかっていうのが、
なかなか先生でも分かりにくい部分があって、我々ももちろん最新のデータはないんですけれど、
水野:
調査が本当になかなかできてないんですよね、
海の調査がね。
平野:
しかし海の沿岸部ではですね、
福島近辺の海の汚染というものをやっぱり詳細に知らなければ対策もとれないという事でね、
漁業者が何時漁をしたらいいのか
水野:そりゃそうですよ。
平野:
たとえば東北大学の東先生という方はですね、
50種類の海藻とか魚種を丹念に採取して、細かく刻んで、東京海洋大学に送って、
それがまた分析機関で調べるという事で、
これが時間がかかるんですよね。
水野:
いますぐに海の状態がどうなのか?って、分からないんですね、
放射性物質というのは測るのがものすごく難しいというのは水口先生もおっしゃっていましたけれど、
平野:
いち研究者とかね、大学機関に任せていい話じゃないと思うんですよ。
もう本当に国全体が取り組まなければならない話ですよね。
水野:
いま言いはったね、魚やらワカメやら、調べようとして採取しても、
そこから分かるのに2カ月かかるって・・・大変なことなんですよね。
それが放射性物質の一つの大きな特徴でもありますよね。
平野:
本当に国民の生活というものが、安全が脅かされているという危機感に立ってですね、
事態を改善しようという意思がですね、政権の中枢には見えない。
安倍さんなり官房長官から直接的にね、
緊急事態的な事をですね、表明して取り組む体制もとっていない。
なにより国際社会から厳しい目を向けられていますよね。
メディアの論調というのは本当に、欧米の論調は厳しいですよ。
先ほど韓国で「寿司を食べられない」と。
これもまぁ、ある程度誤解に基づくところもあるんでしょうけど、
情報公開をきちんとしてないからね。
これまでの隠蔽体質というものが払しょくされていないからね。
こういう疑いというかね、自衛策というか、
こういうものが出てしまう訳ですね。
水野:
小出先生も、結局今までに海に漏れ続けてしまった放射性物質の量は
小出先生は桁違いに多いんではないかとおっしゃっていました。
本当のところの数字が分からないという事は、疑念を抱かせますね。
平野:
今日の先生の話だと、もうレベル3どころか、事故当初と同じレベル7にしてもね、
この海洋汚染というものを見てもいいぐらいの印象を受けましたよね。
水野:事故を矮小化させようという動き、そういうものが東電に無いのかというところの問題ですよね。
平野:そうですよね。
このまま放置すれば、私は政権の基盤が揺らいでくるぐらいのね、認識を持ってほしいなと思うんですよね。
選挙が終わって、なんか憲法改正とかですね、オリンピックとか、そういう事ばかりに目を向けてですね、
一番大事な我々の生活の安全というものをね、ないがしろにするような政権の姿勢を見れば、
これはしっぺ返しを食うというように思いたいですよね。
水野:
リスナーの方からいま頂いたご意見はね、
今日の二人の方の話を聞かせていただいていると、腹立たしい現実ですね。
とても辛いです。
後始末も出来ないのに、新しい事に手を出してはいけないと思うし、
常識があればできないと思いますよ。
っていうふうにくださいました。
でも事故は収束宣言なんて言うものが出されて言えるんですけど。
平野:とんでもないですよね。いま進行していますよね。
水野:
はい、どんなに危機を迎えているか、今日はよく分かったと思います。
報道するラジオでした。
「水で冷やすというやり方はそろそろ諦めるしかない」と私は思うようになりました。
小出裕章氏8/23報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水の問題は」(文字起こし)
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私の感想
水口先生は汚染水の内容がストロンチウムだった場合
「予想を超えていろいろ心配な事があります」とおっしゃっています。
私が今回の話を聞いていて思ったのは、
先生は今は「福島以外ならば魚は大丈夫だ、海水浴も問題ない」とおっしゃっていますが、
それはセシウムに関してのことで、
「ストロンチウムに関しては実態が分からない」と最初に話しています。
前半部分で小出先生は「タンクの汚染水はストロンチウム90という放射性物質だ」と答えています。
そこのところをきちんと押さえた上で、内容を理解したほうがいいと思いました。
ストロンチウムの調査に関して、水口先生は
「しばらくしたらいろいろと実態も明らかになると思います」とおっしゃっていますので、
実態が分かるまでは、怪しいと思うものは体内に入れないようにした方がいいと思います。
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汚染水漏れ 欧米メディアでも関心高く" href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013942001000.html" target="_blank">汚染水漏れ 欧米メディアでも関心高く
NHK 8月22日 5時6分
東京電力の福島第一原子力発電所でタンクから300トン余りの高濃度の汚染水が漏れた問題を受けて、
欧米のメディアもこの問題について「深刻な状況だ」と伝えるなど、関心の高さをうかがわせています。
このうちイギリス・BBCは、東京にいる特派員と中継をつなぎ、
原子力規制委員会が原子力事故の深刻さを表す評価を引き上げることを検討していると伝えたうえで、
この状況は、おととし福島第一原発の原子炉でメルトダウンが起きて以来の深刻な状況だと報告しました。
また、アメリカのCNNテレビは、原発の元技術者をゲストに招いて、
「汚染水漏れはどれだけ危険なのか」と題して、現在の福島第一原発の状況について詳しく解説しました。
この中で、現場は高濃度の放射性物質のため、なかなか近づくことができず、
事態を収拾するためにどれだけの時間がかかるか分からないなどと、事態の深刻さを伝えていました。
また、ロイター通信は、福島第一原発がおととしの事故以降、最大の危機に陥っていると伝えました。
http://www.onpa.tv/2013/08/11/1893
http://sunshine849.blog.fc2.com/blog-entry-118.html
http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/a614779c0fb09de38540b4e86e5c99da
ケッシュ財団の技術だけが汚染水問題を根本的に解決して太平洋を回復することができる。