原発とめろ!新橋アクションのブログ

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福島第一原発で停電 冷却システム止まる

2013年03月19日 | 福島第一原発

3月18日 23時50分

福島第一原発で停電 冷却システム止まる
 

東京電力福島第一原子力発電所で18日夜、停電が発生し、1号機と3号機、それに4号機の使用済み燃料プールの冷却システムなどが止まっています。
東京電力は原因を調べていて、原因が特定されしだい使用済み燃料プールの冷却システムの復旧作業に入ることにしています。

18日午後7時前、福島第一原発の事故の廃炉作業の拠点となっている免震重要棟で瞬間的に停電が発生し、東京電力が調べた結果、敷地内にある電源設備の一部が停止していることが分かりました。
1号機から3号機での原子炉への注水に影響はないということですが、1号機と3号機、それに4号機の使用済み燃料プールで冷却システムが止まっています。
1号機と3号機、4号機の燃料プールでは、使用済み燃料が合わせて2100本余り入っていて、水温は18日午後4時現在で、最も温度が高い4号機で25度となっています。
また、温度の上昇は1時間当たり0.1度から0.3度程度で、東京電力の社内の規定で定めている65度を超えるまでに最も温度が高い4号機の燃料プールでは4日程度と見込まれています。
このほかにも6300本余りの使用済み燃料が保管されている原発の敷地にある「共用プール」の冷却システムや一部の汚染水の処理設備も停止しているということです。
このトラブルで、原発の周辺に設置されている放射線の値を測定するモニタリングポストの値に変化はないということです。
東京電力は原因を調べていて、原因が特定されしだい使用済み燃料プールの冷却システムの復旧作業に入ることにしています。
国の原子力規制庁によりますと、電源設備のうち、高圧の配電盤につながるケーブルの付近でトラブルがあった可能性があるということです。
東京電力は発表が遅れたことについて「設備の状況を確認したうえで取りまとめて発表しようとしていたが確認に時間がかかってしまった。大変申し訳ない」と話しています。

 

●恐ろしい。

 


<異常事態継続中>昨日も今日も明日も毎時1000万ベクレル放出中&作業員死亡

2013年03月17日 | 福島第一原発

【みんな楽しくHappy】がいいより

[警報発令中]


こんなふうに書くと キョロ ( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄) キョロ 「なになに??」って思うかもしれないけれど、

まだ出ています

毎時1000万ベクレル
24時間で24000万ベクレル

2012年9月に
福島第一原発1~3号機から大気中に現在放出されているセシウムの量
毎時1000万ベクレルが放出されていると報道されましたが、
未だその数値に変更なく、毎時1000万ベクレル放出され続けているようです。
毎時1000万ベクレルも出し続けている原発は世界中で福島だけです。
毎時1000万ベクレルを出しているという事は普通ならば大騒ぎをするレベルです。



冷温停止状態を維持 福島第一原発1~4号機
福島民報 2013/03/01 08:30 

東京電力は28日、福島第一原発1~4号機の安定化と廃炉に向けた現状を示した。
1~3号機の原子炉の温度は10~30度台の冷温停止状態を維持。
1~3号機の放射性セシウム放出量1時間当たり最大計約1千万ベクレル
事故当初の約8千万分の1に減少するなど、落ち着いた状態にあるとしている。

 
原子炉で最も高いのは2号機の格納容器内の31・5度、燃料プールは4号機の19・0度となっている。
1~3号機の放射性セシウム放出量は、
注水により格納容器内の蒸気の発生を抑制することで低減傾向が続いている。
敷地境界の被ばく線量は年間0・03ミリシーベルトと評価し、
自然放射線による年間線量(日本平均=年間約2・09ミリシーベルト)の約70分の1という

 
万一の事故で原子炉への複数の注水機能が同時に失われた場合でも、
3時間程度で注水を再開できるバックアップ設備も確保したとしている。
 
建屋地下階に滞留している高濃度の放射性物質を含む汚染水の処理に向けては、
建屋への地下水流入を抑制するバイパスや、
汚染水中の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の早期整備・稼働を目指すとした。



ーーー

事故当初の約8千万分の1に減少。落ち着いた状態です!って・・・(☼ Д ☼) !!!
事故当初と比べて落ち着いた状態」って言うのって変じゃないですか?
事故が起こる前と比べてみれば、1時間ごとに10,000,000ベクレルずつ出ているという事は、
いまだ異常事態が続いています」と書くのが当たり前では?
 
東京電力のホームページで調べてみようと思ったら、
また、作業員の方が亡くなっていました。
これで作業中に亡くなった方は何名になるのでしょうか?
報道されません、全く。


東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】平成25年2月28日 東京電力株式会社


※2月25日午前9時20分頃、福島県広野町にある協力企業の資材置き場において、
3号機原子炉建屋カバー設置の準備作業に従事していた協力企業作業員が体調不良を訴えたことから、
Jヴィレッジの診療所へ搬送。
当該作業員については、Jヴィレッジの診療所において、一時、心肺停止状態が確認されたことから、
午前9時35分に救急車を要請。
その後、心臓マッサージにより、午前9時54分、当該作業員の脈拍は回復。
また、午前10時10分、救急車により当該作業員をいわき市立総合磐城共立病院へ搬送。
その後、元請企業から2月27日午後11時32分に同作業員の死亡が確認された旨の連絡があった。


福島第一原発事故と今後のこと 小出裕章(京大原子炉実験所)

2013年03月01日 | 福島第一原発

たんぽぽ舎メルマガより転載 【連載上】

┏┓
┗■1.福島第一原発事故と今後のこと
 |  代替エネルギーをどうするか? 経済をどう成長させるか?
 |  というレベルの話ではない
 |  「生き方そのものが問われている」   (連載 上)
 └──── 小出裕章(京大原子炉実験所)

  溶けた炉心の在処、未だに不明 格納容器もあちこちに穴

○編集部…まず、事故原発の現状について、教えて下さい。

小出…福島第1原発では4つの原子炉が壊れたのですが、1~3号機は、運転中、
4号機は、定期検査のために停止中で、燃料棒も装着されていませんでした。
 1~3号機は、炉心を冷やすことができず、メルトダウンして大量の放射能を
放出してしまいました。圧力容器の底に熔け落ちた核燃料は、厚い鋼鉄の底を溶
かして、放射能を閉じこめる最後の防壁である「格納容器の床に落ちた」と、東
京電力は言っています。私もそう思いますが、その後、熔けた核燃料がどうなっ
ているのか? 実は誰にもわからないのです。
 理由は、猛烈な放射能汚染のために建屋に人が入ることができないので、目で
確認できないからです。ロボットを入れて写真撮影させていますが、戻って来ら
れずに討ち死にするロボットが、後を絶ちません。猛烈な放射線環境で電子機器
が故障するのと、散乱しているがれきが行く手や岐路を阻んでいます。
 東電は、残っている計測器で核燃料の在処を判断しようとしていますが、そも
そも過酷事故を予想していなかったので、計測器が配置されていません。通常運
転に必要な各種計測器はありますが、放射線と水蒸気のために次々と壊れていっ
て、センサーによる情報も失われつつあるのが現状です。
 格納容器の底はコンクリートで、1mの厚みがあるのですが、「熔けた燃料は
70cmのところで止まっており、核燃料は格納容器の中に閉じこめている」とい
うのが東電の公式発表です。ただし、「閉じこめている」はずの格納容器は、あ
ちこちに穴があるのは確実です。格納容器に注入する水が、中で全く溜まらず、
漏れ続けているからです。最後の防壁である格納容器が破られて、現在も放射能
が漏れ続けているのが現状です。
 私は、熔けた燃料が格納容器を突き破り、地下水を汚染しているかもわからな
いと思っています。もし、燃料が格納容器の底も突き破って地面に達していれば、
地下水を汚染し、いずれ海に出て行きます。汚染の拡大をくい止める手段がなく
なります。私は、一昨年5月から、「炉心が地面に熔け落ちる前に、原子炉建家
周辺に、鉄板などで地下バリアを張り巡らすべきだ」と提言してきましたが、今
も手つかずです。
 一方、地上部分では、毎時1000万Bqの放射能が漏れ続けている、と東電
は発表しています。この数値は、事故直後2週間あまりに放出された放射能量に
比べると、劇的に減少しています。

○小出…4号機は、メルトダウンはまぬがれたのですが、ここには大量の使用済
み燃料がプールに沈められています。その放射能総量は、控えめに計算しても広
島原爆1万発分です。事故直後、消防庁や自衛隊が大量の水をかけている映像が
流れましたが、これは、使用済み燃料プールへの対応でした。
 プール自体は、たぶん大きくは壊れていませんが、危機的状況にあります。原
子炉建屋が爆発で激しく破壊され、プールが埋め込まれている階の壁がほとんど
ないために、プールは、いわば宙づり状態です。
 東電も危機感を持ち、事故直後に応急耐震補強工事をやりましたが、被曝環境
での突貫工事だったために、今もプールの半分が宙づりのままです。余震でプー
ルが破壊されるようなことになると、これまでの放出量とは桁違いの放射能が出
てくる危険が存在しています。
 この使用済み核燃料を取り出すために東電は、今年末をめどに、クレーン用の
大規模な構造物を作ろうとしています。現在は、プールの上部にある最上階の柱
や壁をすべて撤去した段階です。この建設作業も、建屋に入れない1~3号機に
比べればマシですが、過酷な被曝労働です。
 プールの中には、1535体の燃料棒が入っており、そのうち1331体が使
用済み、204体が未使用です。未使用の燃料棒は、人の手で触っても大丈夫く
らいの放射能レベルですので、昨年7月、東電は、試験的に未使用燃料棒の取り
出し作業を行いました。燃料の状態を知るためですが、これも未使用燃料棒だか
らできた作業です。使用済み燃料となると、プールから引き出した瞬間に、周囲
の人間がばたばたと死ぬほどの危険物です。
 そのため、使用済み燃料については、100トンもある「キャスク」という容
器をプールに沈め、水の中で燃料棒を入れ、蓋をしてキャスクごと水面から出す、
という作業となります。ただし、プールの中には、大量のがれきが散乱している
ので、まず水中のがれきを撤去しなければならないし、燃料棒がゆがんでいれば、
吊り出すのは困難です。もし、燃料を落として破損するようなことになれば、大
量の放射能が放出されます。
 1331体の使用済み燃料を完璧に安全に吊り出す作業となるので、どれほど
の被曝労働と時間がかかるか、私には想像もできません。
(人民新聞の了解を得て掲載。人民新聞2月5日号より、上中下3回の連載)


●福島原発事故の危険な状態は、やはり想像以上に深刻です。