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甲状腺がん 新たに12人、疑いは15人 通常の85~170倍

2013年06月24日 | 原発輸出

福島の子ども、12人甲状腺がん」の謎
がん発見率は定説の85~170倍、なのに原発事故と無関係?
岡田 広行 :東洋経済 記者 2013年06月09日

 甲状腺検査の責任者を務める福島県立医科大学の鈴木眞一教授(写真)は昨年の『週刊東洋経済2012年6月30日号』インタビューで、「通常、小児甲状腺がんが見つかるのは100万人に1~2人程度。1986年のチェルノブイリ原発事故で小児甲状腺がんが多く見つかったのは被曝の4~5年後からで、発症までに一定のタイムラグがある」と語っていた。
がんの発見率は、定説の100倍以上にも


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だが、今回の調査で甲状腺がんが見つかった子どもの数は「100万人に1~2人」どころか、その85~170倍にものぼる。

この倍率は、11年度に1次検査を実施した4万0764人を分母として設定。一方、分子には「悪性、悪性疑い例数11人」(右上表)のうちの、7人(甲状腺がんが確定した子ども)を設定して、計算した場合の数値だ。

鈴木教授は記者会見での「(甲状腺がんは)多発と言えるのではないか」とのフリージャーナリストの質問に対して、「最新の超音波機器を用いて専門医が実施したうえでの発見率。想定の範囲ではないか」と述べているが、実際のデータは「100万人に1~2人」という従来の説明からは、かい離がかなり大きいようにも見える。


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福島県によれば、甲状腺検査の対象となる子どもは全部で、約37万人だ。

11年度からの2年間では、約17万5000人の子どもが超音波検査(一次検査、11年度4万0764人、12年度13万4735人)を受けており、そのうち5.1ミリメートル以上のしこり(結節)が見つかったことなどで精密検査(二次検査)の対象となった子どもは、1140人(11年度分205人、12年度分935人、2つの表参照)にのぼる。

 そのうち、すでに二次検査を受けた421人から27人が「甲状腺がんまたはその疑い」とされた(11年度11人、12年度16人、2つの表参照)。
もっとも、前ページの下表でもわかるとおり、12年度検査分では、二次検査対象者が935人なのに、実際に二次検査を実施したこどもは255人であり、検査の実施率はまだ3割にも満たない。今後、二次検査の進捗とともに、甲状腺がんと診断される子どもがさらに増加する可能性が高い。

 甲状腺がんは、チェルノブイリ原発事故後に放射性ヨウ素を体内に取り込んだ子どもから多く見つかった。福島原発事故で放出された放射性ヨウ素の量は「チェルノブイリ事故時の数分の一」程度とされているうえ、汚染された牛乳が早期に廃棄処分されたことなどから、「甲状腺が継続して被曝する状況にはなかったと考えられる」(山下俊一・前県民健康管理調査検討委員会座長、長崎大学大学院教授)とされてきた。

また、今回の結果では「甲状腺がんないし、その疑い」とされた子どもの平均年齢が16~17歳前後で、9歳が最年少であることなどから、「乳児が多く発症したチェルノブイリ事故とは明らかに様相が異なる」と、新たに委員に就任した清水一雄・日本甲状腺外科学会理事長(日本医科大学内分泌外科大学院教授)は説明している。

謎に包まれる被曝状況

しかし、最大のカギを握る個々の子どもの被曝状況は、ベールに包まれている。原発事故後、床次眞司・弘前大学被ばく医療総合研究所教授による62人を対象とした測定を除き、精密な機器を用いた甲状腺被曝状況の測定が実施されなかったことから、甲状腺被曝の実態解明は難しいのが実情だ。

国連科学委員会(UNSCEAR)は「放射線被曝による甲状腺がんの過剰な発現は考えにくい」との見解を5月31日に公表したが、前提とする甲状腺の被曝線量は、さまざまなデータの寄せ集めに基づく推計値にすぎない。

環境疫学を専門とする岡山大学大学院の津田敏秀教授は、「検査によって多く見つかる傾向があるとはいえ、(12人は)明らかに多発と言える。事故後に発症したがんが、検診によって早い時期に見つかった可能性もある。原発事故との関係を念頭に、対策を強化するべきだ」と指摘している。


インド南部、反原発デモで衝突 住民1人死亡

2013年05月31日 | 原発輸出
朝日新聞デジタル:インド南部、反原発デモで衝突 住民1人死亡 - 国際 asahi.com/international/…
 
 インド南部タミルナド州クダンクラムに完成した原発の稼働に反対する住民が10日、大規模なデモを行い、警官隊と衝突した。PTI通信によると、住民1人が死亡した。海沿いの同原発周辺では、昨年の東京電力福島第一原発の事故を受けて反対運動が激化している。

 現地からの報道によると、住民約2千人以上が原発を包囲しようとしたところ、警官隊が催涙ガス弾を撃ち込み、警棒などで制圧を開始。住民は投石などで対抗した。デモは隣の地区でもあり、漁民のグループに警官隊が発砲し、1人が死亡したという。

 高まる電力需要から原発推進を掲げる政府側は今年3月、反対派住民700人以上を一時逮捕するなど強硬策に出た。予定していた先月の稼働開始は実現しなかったが、原子炉に核燃料を入れる作業が近く始まると報じられている。(ニューデリー=五十嵐誠)

 


原発輸出反対! 安倍を倒せ! 金より命は世界共通

2013年05月30日 | 原発輸出

福島原発事故では、いまだ16万人の人が避難生活を強いられ、政府も東電も全く責任を放棄している状況にある。原因さえ、ハッキリしていない。

 安倍は、国内では、

「絶対安全とは言えない」「原因究明はまだ検討が必要」といい、

海外では、

「世界一安全」「最高水準の技術」と原発を売り込んでいる。ひどい二枚舌だ。

 トルコは、地震多発国。

 ベトナムは、津波。

 ヨルダンは、冷却水(水)不足。

こうした土地柄の国で、福島第一原発事故が、起きない保証はない。

福島第一原発事故の過酷さを発信しよう。しかし、それは、16万人もの人が生活できなくなっているということだけで、十分認識されるはず。流されてはいけない。

 

東京新聞 5月30日 

 

▲原発輸出で市場争奪戦 日本の最大の市場はインド

 アジアで今後20年間で100基が建設されるという。恐ろしい話です。 

  

日経新聞5月30日

▲中国をけん制し、シーレーンなどの確保、資源、市場の獲得を重視する安倍外交。

 

  

 

▲原発産業 東芝、日立、三菱重工の生き残りをかけた原発輸出 

 

 

  東電と政府に対する原発事故の責任追及と、事故原因の究明は、死活的だ。

 原発輸出に反対! 再稼動に反対!

 6月は行動につぐ、行動を!