原発とめろ!新橋アクションのブログ

〇毎月第1水曜日 原電・東電前抗議
〇毎月第3金曜日 原発いらない金曜行動 18:30~

第35弾 新橋アクション 「汚染水を海に流す?! シール投票」&東電抗議行動報告

2020年07月05日 | 汚染水

第35弾 新橋アクション

「汚染水を海に流す?! シール投票」&東電抗議行動報告

 今年も東電株主総会を焦点をあてて抗議活動をやりました! 新橋アクションの仲間から、「今回は、汚染水問題がいい」ということで、学習を重ね、ビラとシール投票のグッズも作り、みんなで気合を入れて準備しました。

 当日は、朝から株主総会の会場前で、たった一人で、仲間が「汚染水を海で流すな!」というボードを持って登場。コロナ感染を口実に、出席者を絞って行われた株主総会。「汚染水、人聞き悪い。アメリカではコーヒー飲んでる」とこそこそ批判する右翼もいましたが、「どうしてもこの日は東電に抗議を示さないといけない」と老体に鞭を打って駆けつけたという女性。みんな以前のように表だって行動には出ないけど、怒りは、確実に、蓄積され、深まっていると実感したと報告してくれました。

 

 そして夕方、東電本店すぐのJR新橋駅SL広場前でシール投票開始。多くの労働者が「汚染水を流してはいけない」と「反対」にシール投票。若い労働者もたちどまり、きちんと話を聞いて判断してくれました。「海洋放出に反対」が圧倒的でした!

 最後に、東電本店前に移動して、みんなで怒りのシュプレヒコールと東電批判のアピールをたたきつけました。「地元が汚染水の地上での保管を求めているのに、それを無視するとは何事か!」「原発事故の上にさらに被害を拡大するのか!「トリチウムは安全だととうそをつくな!」と。それを聞いていた勤務帰りの、宮城出身の女性とも意気投合しました。

 この夏にも「汚染水の海洋放出」に道を開きたい安倍と東電。しかし、4月には浪江町議会と福島の漁協が「海洋放出に反対」の声明を出し、6月23日には、全国の漁協として「反対」を表明したという重要な情勢の中、彼らと連帯して、行動を打ち抜けたことは重要だったと思います。労組周りでは、「汚染水の海洋放出反対」の署名も集めていると聞きました。怒りは高まり、広まっています。

 「汚染水の海洋放出」は、六ケ所再処理工場の稼働に道をひらき、さらには、福島の期間困難区域の除染はやらない!など、福島原発事故をなかったことにするにとどまらず、「放射能との共存」を強制する、あらたな福島圧殺攻撃だと思います。これは核戦争への道にもつながる。この動きを絶対につぶそう! 

 今回の行動は、あまり告知してないにもかかわらず、警察が15人ほどの体制で監視。東電本店前の抗議行動では、警察のワゴン車も待機。しかし、それを恐れず、新たな仲間も増えました!新橋アクションがいかに恐れられているのか!毎回の行動で実感するところです。

 

【東電前アピール】『被曝・診療』月報 山崎さんの寄稿をもとに作りました。

3月25日付け「多核種除去法整備等処理水の取り扱いに関する小委員会報告を受けてた当社(東電)の検討議案ついて」を徹底弾劾する
 
①東電は、住民たちが地上や地下での長期保存をもとめているにもかかわらず、「海洋放出」「大気放出」という放出案しか提示していない。放出以外の選択しをあらかじめ排除している。絶対に許せない!
②「2011年12月30~40年(2054年)での廃止措置終了時にALPS処理水についても処分を終えていることが必要」としている。
 しかし、40年で廃炉に見通しは立っていない。この廃炉計画を前提とすること事態に問題がある。ありもしないゴールを想定して放射性廃棄物の放出を正当化することなど許されない。
③汚染水の中のトリチウムは、2020年1月で860兆Bqで、毎年放出量をわけて、最も遅く2035年放出開始で2055年までかかるとしてる。
 だが、 トリチウムの量を減らすには時間の経過を待つのが最も効率的だと言われている。 放射性物質としてのトリチウムの半減期は、12.32年。2054年の時点で約90兆Bqに減る。これを濃縮できれば体積は大幅に削減できる、また固化しても環境への影響は少なくなる。86年たてば一桁に減る。
 ここからも放出することが最善策とは言えないことは明らかだ。
④2010年以前には、福島第一原発では、年間2~3兆Bqの排出量であった。
 地元自治体との協議で決めた「年間22兆Bq」とは、事故以前の10倍の量を排出することになり、実際には、それ以上になる。
⑤東電は、すでに放出にむけた準備を開始している。2022年末に137万トンを超えるから、「見切り発車する」という腹なのだ。
 実は、東電は地元と1500Bq/1リットル以上を管理基準として合意しており、それ以下ならば放出しようと考えている。平均して73万Bqだから、500倍に希釈すれば可能となる。実に許しがたい。
 また、5月14日、原子力規制委員会は、排出量1京8000兆Bq/年間の六ケ所再処理工場の規制基準適合審査を終了させた。福一の18倍の排出量だ。
 福一の汚染水の海洋放出と六ケ所再処理工場の稼働は一体だ。トリチウムの海洋放出に道を開くことを許さない。
⑥トリチウムは危険だ。動物実験では、特に造血組織を中心に影響し白血病等が生じることが分かっている
 東電は「トリチウムは安全」はウソだ。
 
 東電は、地域住民、漁業者の訴えを真摯に聞き、「汚染水の海洋放出」をやめるよう強く抗議する!
 原発事故は終わっていない。東電は、事故の責任をとれ!
 
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿