読売新聞 9月29日(日)8時51分配信 読売新聞
東京電力の広瀬直己社長は28日、読売新聞のインタビューに対し、福島第一原子力発電所5、6号機を今後は発電所として使わず、事実上、廃炉とする方針を明らかにした。
安倍首相は事故が起きた1~4号機の廃炉作業を加速するため、2基の廃炉を東電に要請していた。この結果福島第一原発は全6基が廃炉となる。
広瀬社長は「(5、6号機を)発電所として使うことは全く考えていない」と語った。その上で「(1~4号機の廃炉作業に集中する必要があり)今すぐ廃炉作業をするのは無理。1~4号機にどう活用できるかを考えている。訓練施設として使うのも有力だ」と述べた。
東電は福島第一原発1~4号機について昨年3月末、電気事業法に基づく廃止の届け出を行い、4月に廃炉となった。5、6号機は2011年3月の東日本大震災の発生時、定期検査で運転を停止しており、その後も稼働していない。
最終更新:9月29日(日)8時51分
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