太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

広報をもっと楽しくしたい

2007年11月08日 | Weblog

「広報が楽しくない」という話をきく。
言われてみると「なるほどそうだ」とうなずきたくなる。発行責任者は私なのに。
広報担当には「スポーツ紙を参考にしたら脱皮できるのじゃないか」とアドバイスしてきた。私の考えるような紙面にはなっていない。
もともと広報は行政のお知らせ版的存在で、市民に楽しんでもらえるような記事を狙いとしていないのかもしれない。そこが市民の要求と行政の硬い考えとの乖離なのだろう。
どちらに軍配をあげたらいいか正直言ってわからないが、「変わった!」と思わせる構成をやってみる必要があるようにも思う。

 

新聞的なニュースを発信できれば今以上の関心をもってもらえるのではないか。
たとえば、「第三子まるごと役所負担」などの方針がでたら新聞よりも早く広報に載せる。これは問題ありか。あるいは検討経過を市民に発表していく。
「バイオマス事業」を本格的に取り組むことになったが、どこまで進んでいるのか、何を考えているのか広報で取り上げる。
当然のことながら、市民の意見がたくさんでてくる。
単独事業なら「税金のどこからもってくるのか」とか。そうすれば「こういう形で行政改革を行っている。そこで生み出された財源がこの事業に充てられる」という行政との会話ができる。
補助事業なら国から50%の補助金がついて、実施計画のどこまできているかなど。
その会話こそが「まちづくり」に参加してもらうことになるのではないか。
結果報告の広報であったり、行事予定(お知らせ)だけであったなら「ああ、そうか」で終わってしまう。
広報を楽しく読んでもらうのはむずかしいことだ。

 

広報にコラムを月3回書いている。今の市がどんな動きをしているかを書いている。
ある議員に「自分の宣伝に使っている」と議会で批判されたこともあるが、そんなつもりはない。議論のきっかけづくりになれば、という気持ちで続けている。
このブログだって、広報活動のひとつである。別に、自己宣伝の場とは思っていない。

 

県から「書類送検」などとおどされた「パルタウン城西の杜」だったが、悪事をはたらいたわけではない。12月補正予算のなかに「サッカー場の人工芝」があるが、これは「パルタウン城西の杜」事業から生み出された利益があって実施できる事業である。
来年度も「子ども館」を予定しているが、これも経営成果である。
こういったニュースが従来型広報には不向きというのが、私的からみれば少々の不満である。事前に「子ども館」をつくるといえば、意見だっていろいろあるだろう。市民の声を聞ける環境をつくるのも広報の役割かな、と思っている。

 

今、広報担当に注文を出している。
このブログの読者も広報についてのご意見をいただければと願っている。

 


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