太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

群馬大学の基本設計ができた

2006年07月07日 | Weblog

群馬大学工学部システム工学科の建設場所が決まった。むかし、太田女子高校があった、本町公園内である。
学校を誘致すると必ず文句をいう人がでてくる。「太田の子どもたちが進学するわけではないのに、そんなのにお金を使うのは反対」とかいうのだ。自分を中心に考えて損か得か、自分が必要としなければ反対ということだ。

 

太田の子どもたちがどのくらい合格するかを考えればおそらく1割か2割、そんなところだろう。
私が県議だったころも「県立女子大への入学者が少ないではないか」という議論があった。県税を使って学校をつくっているのに、運営しているのに、と。でも、教育というのは自己完結、地域完結のためにあるわけではない。たとえ小学校でも中学校でもである。
太田商業高校はもっとも分かりやすい例である。市外の生徒が5割、その子どもたちに年額70万円をかけて教育している。卒業までに210万円かかる。市税が市外の子どもたちに投入されているのに問題にしている人はいない。
日本に広がり、世界にはばたく若者たちをつくるため。太田に学校をつくるからといって直接太田のためになる若者でなくてもいいのだ。

 

その基本設計が決定した。長谷川逸子さんのプロポーザルが採用された。
配置、ゾーニングの考え方については図示したとおりである。
これから設計に入り、できれば12月議会で建設費を承認してもらうつもりである。まちづくり交付金を活用して建設していく。開校は来年の4月であり、2ヵ年の継続事業となるが早期に完成を目指したい。
南西の空き地に立体駐車場を考えている。
若者たちが250名、まちのど真ん中で学ぶ。
活性化が叫ばれている街中である。本陣団地など街中に市営住宅を3棟建てた。そして、今度は群馬大学である。これらの事業をどう生かすか、後は市街地に住むみなさんの双肩にかかっているといえる。


最新の画像もっと見る