太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

市税負担の範囲内で「児童手当分」のサービス制限をしたい

2009年12月28日 | Weblog

知事と市長との意見交換会があった。
県から出されたのは「新型インフル」と「観光」、それほど興味をそそるようなものではなかった。

 

テーマからはずれたが、時節柄『子ども手当』を話題にした。
富岡の岩井市長が口火をきった。とはいえ、私と二人だけだったが。
子ども手当の地方負担「どう考えてもおかしい」と発言した。記者からは「ボイコットをするんですか」と刺激的な答えを期待されたが、そこまでは言えなかった。
心の中では政府の地方負担決定に真っ向から反対といきたかったが・・。怖さが先にあった。江戸の敵を長崎で、というのがある。怖いのだ。
この間のブログで書いたとおりである。

 

「おかしい」を「これはおかしい。支給事務の拒否も辞さない覚悟」と静岡県市長会は決議した。すごい。
約束を破った政府に、である。怖さゆえに黙り込んでいる私なんかあまりにも意気地なしだ。いやになってしまう。鳩山首相(献金問題)の『言い訳』のようだが、万が一、市民のみなさんに不利益を与えてしまったらと考えてしまう。

 

以前、ごいっしょした浜松の鈴木市長さんと話したことが静岡市長会の決議である。彼の前歴は民主党衆議院議員である。「市長会で決めますよ」と言っていた。そのとおりのことをやってくれた。
立派である。
神奈川の松沢知事も勇気のある発言をしている。
群馬県は一枚岩ではないので『市長会で』というわけにはいかないが、議論もできない。富岡の市長とか私とか、個々の意見でしかない。行動に移せない。なんと悲しいことか。

 

『子ども手当』の一部に市民税を充てる。その額は5億1千8百万円である。
太田市では税を滞納している人には税で支払うお金は制限をしている。税を払わないのに税の配分を受けるというのはおかしい、という理由である。各担当課で決まりをつくっている。
行政サービス制限しているもののうち完納確認しているものは、子どもに関することで『保育園新入園祝い金』とか『第三子以降の子育て支援事業』などがある。税を払わない人には税から支払わないということだ。
「もっともなこと」と理解をしてもらっている。

 

そこでだ。市民税を充てる部分だけ、『子ども手当』から差し引くというのは通らない理屈だろうか。
国は『友愛』の精神で税金を払わない人にも子ども手当(税金)を支給するのだろうが、太田市の決まりからするとこれはおかしいのである。
税の滞納を続けている、保育園の費用も払わない、給食費も払わない、それでも『子ども手当』は支払わなければいけないのか。いかに『友愛』とはいえ義務を果たした後のことではないか、と思う。
手当てから保育園費や給食費などの滞納額を差し引きすることも含めて検討したい。
ただ、それは「太田市が負担をする部分、5億円余について」を適用させたい、『友愛』部分はそのままスルーでいいと思う。

 

全額国が負担する23年度は保育園費や給食費を払わない人にも全額子ども手当てを払うことになる。


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