太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

初日の出

2010年01月05日 | Weblog

今年の正月休みは短かった。別にやることもないので、長い短いはどうでもいい。
元旦くらい静かにしてよ、昔はそう思った。
今はそう気にならない。歳のせいか。

 

朝は5時半から「早起き会」にでる。これも習慣で、この歳になると苦痛ではない。気を引き締めるには都合のいいことだ。
6時過ぎに終わって、ふと思いついた。
「初日の出を見よう」場所は「北部運動公園」である。
まだ暗い。夜空を見上げると満月が西に傾いていた。真っ黒な空に白く宙吊りになっている満月は堂々としたものである。
そこに水があるとか鉱物があるとか、そんな探索は必要だろうか。月まで破壊して、われわれの生活に利用しようなんて考えたらバチがあたる。
「満月だなあ」「三日月はさびしいなあ」それだけでいいんじゃないか、科学者とは無縁な人間の考えと思ってばかにしてください。

 

6時半ごろ運動公園に着いた。
同じようなことを考えている人がいる。駐車場は満杯である。
そう、大晦日(昨夜)もここにきた。来年、小学校に入る孫をつれてきた。昼間は横殴りの風花が吹きまくった。みぞれっぽくもあった。そのためかイルミネーションを見に来る人たちはまばらだった。
高速から全景を見させたら「きれい、そばにいってみたい」というので連れてきた。車の後部で目を輝かせているはずの孫はいびきをかいて寝入っている。起こして連れ出すのもいかがと思い、そのままにして事務所に立ち寄った。
市職員が3人いた。大晦日だというのにごくろうさまなことだ。
「今日はお客さんが少ないみたいです」
「この1ヶ月で4万人ですかね。カップルが多いです」
他愛のない話をして「来年はいい年になるように・・」など言って別れた。

 

また、元旦にもどる。
駐車場から東の入り口に下りた。
その道路から東が開けている。まっ平らである。何台かの車が陣地を敷いていた。「ここが一番」ということを察知したのだろう。正解であった。
6時45分、東の空がオレンジ、あくまでも上品な控えめな薄い色で染められていく。2分、3分、そういう短時間で、みるみる薄いオレンジにまた薄いオレンジを上塗りしていくような感じで濃くなっていく。炭火に火をつけたような赤い塊がヌッと現れた。
初日の出である。
速い。あっという間であった。まぶしくて、直接見ることができない輝きを持つ白色の太陽だ。ダイヤモンド富士も見たことあるが、あれも瞬間に昇った。太陽は速い。
道路の脇の小山には人だかりがあった。見上げると「おめでとうございます」みんな声をかけてくれた。
うれしいスタートがきれた。

 

何気なく毎日を過ごしている。太陽だって毎日東の空から昇る。
でも、初日の出はなにか特別な出来事なのだ。
政権交代でどんな1年になるか不安はあるが、みんな日本人、日本が大好きな人たちが政治をやっていく。心配はしていない。


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