資格マニアの品格

取得資格107個のスイスポ乗り      by Y.M

WORKSのホイール

2020年10月25日 | 資格

ワークスのホイールを軽量化した。
RAYS社ブランド VOLK RACING のTE37 SONIC。
TE37といえば軽量ホイールの定番だったが、
近年は更に軽量化されたCE28が販売された。

TE37とCE28、どちらにしようかと迷い、
結局は強度とデザインを考慮し、馴染みのあるTE37 SONICを選択することに。



なかなか『エグい感』のある6本スポーク形状は、
絶命を進呈する処刑ライダーのような、常勝的強者を想起させる。
著者Y.Mの主観ならではのものだが、客観的評価はいかなるものか。

ワークス純正アルミホイールの鋳造製法に対し、
TE37 SONICは鍛造製法のため、高強度で軽い。

1本あたりの質量は、純正アルミホーイル:約6.2kg、TE37 SONIC:約4.2kg、
4本で約8kgの軽量化となる。

ホイール交換後のステアリングは軽く、より繊細なハンドリングが可能になった。
もはや『ワークスが曲がること』と『ハンドルを切ること』には、
一瞬をさしはさむ隙間もなく、ぴったりと一体化されているかのようだ。

ロードノイズはやや大きくなったが、コーナリング速度は確実に高まった。
クラッチは繋がりやすく、燃費はもちろん良くなったけれど、
ブレーキの利き具合に大差はみられない。
非常識なことかもしれないが、乗り心地はかえって良くなった(?)。

加速力は確実に強まったが、スタート時のホイールスピンが顕著になった。
FF発進ならではの、シビアなアクセルワークを要する。
これくらいの仕様になると、ハイグリップタイヤは必須かもしれない。

ところで、バネ(スプリング)下の軽量化はバネ上の4倍~15倍の効力があるらしく、
ホイールを8kg軽量化したなら、バネ上32kg~120kgの軽量化に匹敵する。

では、軽量化による効力を馬力アップに例えてみるとしよう。
32kgを車両重量660kgから減じて628kg。
『ワークスのエンジン出力100ps』と
『逆数628分の660』との積を求めると、
約105馬力。
同様に、
120kg減で求めれば約122馬力となり、
5馬力~22馬力アップ相当の加速力となる。

ホイール交換後の車重は約650kgで、パワーウエイトレシオは6.5kg/psとなるが、
バネ上換算で120kg減だとすれば、パワーウエイトレシオは5.4kg/ps。
これだとSW20(中期)の加速力を上回ることになる。
(ただ、FFという駆動方式を無視すればのことだが。)

そんな仮説はさておき、体感的なことを語れば10馬力アップ相当だろうか。
すなわち、バネ上の7.5倍(-60kg)である。

TE37を履いたことにより、ワークスの走行性能は全面的に飛躍。
バネ下の軽量化は、まさに良いこと尽くめで、
軽い車がますます好きになった。



現在の仕様
マフラー:柿本レーシングGTbox 06&S
エアークリーナー:HKS スーパーパワーフロー
ECU:TOPFUEL オリジナルデータ
ショック:Turbo RS 純正 (KYB)
スプリング:RS-R Ti2000 DOWN
ボンネット:Lck619 Type4(FRP製)
インタークーラー:TRUST GReddy SPEC-K
ホイール:TE37 SONIC
軽量化:リアシート撤去等


余談になるが、
20年ほど前、知人に誘われ、走行会に出場することに。
岐阜県YZサーキットの駐車場にて撮影。
(走行会という名目だが、内容は本気モードのレースである。)
走行時は、しゅう雨性の悪天候となった。

著者Y.Mの乗っていたエボ3改は、既にTE37を履いていた。
エボ3改のグレードはRSで、パワーウインドウもなく、エアコンレスの仕様である。
GSRに比べ、ドアミラーとドアノブが黒く、アンテナ位置も違う。

『柿本改』のロゴは、手書きのカッティングシートで作成したため、精度が低い。
(アルファベット部は省略。)

軽量化により車両重量は1150kg、馬力は342ps。
パワーウエイトレシオは約3.36kg/psになる。
(ちなみにR32 GT-Rの車重なら440馬力は必要。)
駆動方式はもちろん4WDで、
その辺を走る『クソ重たい高級セダン』などとは加速の次元が異なる。

3.36kg/psより良値の車は昔から滅多に見なかったが、
近年は絶望的に見掛けなくなった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする