12月24日に行われた12月メイン活動日の様子です.年の瀬も押し迫り、加えてクリスマスイブの活動日となりましたが、日差しの柔らかい大変穏やかな作業日和の一日でした.最近新入会員となられた方々、学生ボランティアの皆さんも加わり、大勢ご参加頂きました.
行った作業は、梅の剪定、チップ化作業、椎ノ木谷荘障子の張替えなどです.昨年は造園業者さんにお願いして講習会形式で行った梅の剪定ですが、今年は会員が講師となって新人さんの指導に当たりました.
今年もどうやら暖冬傾向ですが、梅のつぼみもこの通り.早くも来年の梅の収穫が待ち遠しくなってきました.
椎ノ木谷荘では、午後からの忘年会の準備と並行して障子の張替えを行い、年末らしい光景が見られました.生まれて初めて行う作業に、学生ボランティアの皆さんも当初戸惑い気味でしたが、時間が経つにつれて能率もアップ.何とか忘年会に間に合いました.
午後からは、椎ノ木谷荘で忘年会を開きました.作業の後の懇親会となり、鍋を囲んで楽しいひと時を過ごしました.今年一年の苦労話、地元の皆さんとの交流、楽しかった収穫祭など、尽きない話題に大いに盛り上がりました.いつもながら野菜の差し入れを下さった神津さん、有難うございました.
「椎ノ木谷保全の会」に、スペインの長身の好青年イヴァン君が参加しております.彼はバルセロナ出身で23才.大学で建築を学んでいましたが、世界への旅に魅せられ、バックパッカーで多くの国を回ってきました.
アフリカのキリマンジャロに一緒に登山した日本女性(浜松・富塚の方)を頼って、現在富塚に滞在して2か月.椎ノ木谷では、草刈り機の講習会に参加してから、堆肥作り、新しい物置の設置工事などに積極的に参加しています.
彼は日本の建築や庭園造りを学ぶことを希望しているのですが、学び先が無くて困っています.どなたか知り合いの大工さんとか造園の職人さんで、イヴァン君が勉強する面倒を見てくださる方があったら紹介してください.彼は現在、椎ノ木谷の切り株であずまやの椅子等を作りたいと意欲的に勉強しております.
(報告:高柳さん)
12月14日に行われた12月運営会の内容をご報告します.
[報告事項]
●散策路ルート決め
・散策路整備のルートが決定しました(市緑化推進課より).
・11月26日と12月12日に会員と共に現地を確認しながら決定しました.
・整備場所はハンノキのある湿地、中央の湿地の2箇所です.
●11月定例作業日
・11月26日(日)9:00~12:00に実施
・内容:ソライロアサガオの駆除を行いました.刈った草は袋詰めして倉庫横へ堆積してあります.今回除去した場所も、来年もおそらく芽は出ると思いますので、根気強く駆除していく必要があります.この他、枯れた竹等の伐採を行いました.
●イベント
・ 11月25日「ストップ地球温暖化 浜松の森について考えよう!」
・ 12月2日「ボランティア時代の緑のまちづくり」
・ 12月10日「浜松の森林が、今はじまる・・・」
上記の3つのイベントの当日資料は、事務局に保管しています.特に12月2日の講演会は講演のビデオもあります.ご覧になりたい方は、事務局へご連絡ください.
●第2器具庫を新たに設置しています
・ 今後は、作業器具は既存倉庫と新倉庫に集約して保管します.
・ また椎ノ木谷荘の外で使う「流し台」も購入しました.野菜や器具の泥を洗い落とす時にはこちらをお使いください(高柳さん報告).
●植物調査を実施しました
・エコモニタリング調査の一環で11月30日に行いました.
・ 今まで数が少ないと思われたサクラバハンノキが、4~5本見つかりました。どの木も太い木です.
・ 最終的な調査結果がまとまり次第、公表します(鈴木満帆さん報告).
●刈払い機のチップソーについて
・メーカー側の不具合が判明し、その結果新しいものに取り替えました.
・軍手や新しい作業用手袋も追加購入しました.
・椎ノ木谷荘には洗濯機もありますので、今後は会の手袋は持ち帰らずに、汚れたら洗濯して繰り返し使うようにしましょう(松本さん報告).
●地元小学生が見学
・11月24日に富塚小学校3年生94名、教師3名の総勢97名が、課外授業の一環で椎ノ木谷の竹林を見学しました.
・どんぐりを使ったポット苗づくりは、当日どんぐりが少なくてできませんでしたが、こうした子供たちの見学は今後も積極的に受け入れていきたいと思います(野嶋さん報告).
●子供講座
・来年度の西部公民館の子供講座で、椎ノ木谷の自然をフィールドにした連続講座の実施を検討しています.事前(12月5日)に担当者を案内しました(鈴木満帆さん報告).
[協議事項]
●12月定例活動日
・12月24日(日) 9:00~12:00
・作業内容
① 梅の木の剪定・・・来春実をたくさんつけるような枝の剪定を行います。昨年度剪定した方は今年も是非参加してください.木も多いので大勢の方の参加をお願いします.なお、剪定はさみの数に限りがありますので、各自ご用意ください.
②チッパー・・・竹や枝の残材を処理します.
③椎ノ木谷荘の障子の張替え
* 作業終了後12:30頃から忘年会を行います.昼食を兼ねた軽食会となります.今年もいろいろなことがありました.1年間のお互いの労をねぎらい、楽しい会にしましょう.
・会費は1000円です.当日会場へお越しください.午前の作業に出られなかった方も歓迎します.
・当日の準備手伝いも募集します.午前中から手伝ってくださる方は直接椎ノ木谷荘へお越しください.
●市役所職員新人研修の受け入れ
・1月19日(金曜日)に職員の皆さん60余名の研修を受け入れます.
・当日の作業内容は、お茶畑跡地の整備、竹林整備、枝のチップ化を予定しています.
・詳細の詰めは、1月7日(日曜日)11:00からの「仕事始めの初山」の後で行います.
●お茶畑跡地と作業広場のあり方について
・お茶畑跡地(全体で約3,200㎡)は保全ゾーンの一部で、将来的にはチャノキを撤去し、森に復元する構想になっています.チャノキを一部残してはどうかという意見や、ワラビがたくさん採れる場所でもあるので、お茶やワラビを残す場所と森に戻す場所とを両立するような計画にしてはどうかとの意見があります.このことについての会としての意見集約を行う必要があります.
・一方、あずまやのある作業広場は体験ゾーンの中心的な場所で、将来的には体験農園、分区園などの構想になっています.現在は貴重なオープンスペースとしてこのまま維持していこうという意見もありますが、当面の利用目的が決まっていないので毎回草刈をするだけになっています.
・しなしながら現在の草の状況(草の密度や草丈の高さ)が、昆虫や小生物の生息環境として丁度よく、子供達の学習にも適地となっています.来年度の草刈作業においては、草を刈るところと残すところを明確に分けて交互に草を刈る方法や、ある程度草を残しながら管理していく方法を協議しました.
●管理当番の募集について
・椎ノ木谷荘の管理当番について、下記の通り募集を行います.
・1月20日~3月31日までの12日間分
・管理当番は、毎週土曜日午前10:00~12:00まで椎ノ木谷荘へ常駐し、清掃や、訪れてきた市民に対する説明を行います.毎回2名づつです.
・ご協力頂ける方は、下記用紙に希望日時をご記入の上、12月28日までに事務局へファックスしてください。(ファックス番号457-2557).よろしくお願いします.
そこで、この度次のようなチェーンソーの初歩研修会の開催を試みます.
①募集人数:2~4名・・・会にはチェーンソーが2台しかありません.少数精鋭で継続的に参加できることを条件といたします.
③研修内容:理論と実技の勉強を時間をかけて行います.