一ころの寒さも緩んで、陽ざしの暖かさを感じるほどの天候でした。今年最後の活動日となった本日、椎ノ木谷の今年一年を振り返りながらの作業となりました。
冬になってもまだ花を付けて、その旺盛な繁殖威力を見せ付けているのがソライロアサガオです。アサガオといってもサツマイモの仲間で外来種です。蔓で横方向に伸びていくので、見えない敵との戦いが続くような感じです。北側谷の入り口付近は夏の間もずっと駆除対策を行ってきましたが、完全とはいかなかったようで、今日は目に付いたところを対処しました。
木道に沿って椎ノ木谷川の谷を下って行くと、通称トンボ池が見えてきます。がしかし、ここは草の伸び方がひときわ激しいところで、きっちりと管理をしないと池そのものが草で覆われてしまいます。ここはトンボやカエルの大切な棲家でもあります。草刈りをして、来月には始まるカエルの産卵に備えました。
畑ではネギやミズナなど、この後の忘年会でもおいしく頂いた新鮮な野菜がこの通り。採れ立ての野菜を味わいは、丹精込めて作られただけに喜びもひとしおです。このほか、芋煮会の時にはまだ十分育っていなかったサトイモもたくさん採れました。
今年の椎ノ木谷で一番のニュースは、何といってもお米の収穫でしょう。以前の里山風景の復元が大きなテーマでもある会の活動の中で、大きな一歩だったと思います。中村さん、大変ご苦労様でした。現在は2号実験田の開墾に取り組んでいます。
そのお米をはじめとする椎ノ木谷の収穫物を材料にして、今年の大詰め、忘年会を開催しました。冒頭、荒木代表から「台風で広場の杉の木が何本も倒れたこともありましたが、大きな事故もなく一年を過ごせたことに感謝します」との挨拶がありました。いつもながら、野菜の差し入れを頂いた神津さん、有難うございました。中村さんのお米もびっくりするほどおいしかったです。
今年の活動レポートもこれが最後になります。皆さん、よいお年をお迎えください。新年恒例の「初山」は、1月10日の日曜日に行います。9時に広場にお集まりください。