このところ、めまぐるしく変化する天候が続いていましたが、今日は春うららかな陽気となりました.午前中いっぱいの作業で、じわっと汗ばむ気持ちのいい活動日和でした.作業に続いて20年度の総会も開催され、新年度の計画について、熱のこもった話し合いも交わされました.
作業は大きく分けて東側の畑から梅林にかけての除草作業、西側の茶畑~新森づくりエリアの除草・根起こし作業と、いよいよ除草シーズンの到来を感じる内容となりました.畑では最終的な区割りの位置決めを行って、共同耕作畑と個人貸し出し用畑の境を確定しました.併せて雑草の除去や畝作りなどを行い、畑チームは着実に始動しました.個人貸し出し用畑は、まだ枠に余裕があるようです.ご希望の方はご連絡ください.
隣接する梅林では、すでに青々とした実をたくさん付けている梅の枝をぬうように、刈払い機による下草刈り作業を行いました.このところの雨のせいか、草の伸びるスピードがとても早い感じがします.刈り取った草は堆肥として活用できるように、今年は堆肥場も完成しています.
西側の茶畑~新森づくりエリアでは、一部に残っている茶ノ木の根起こしやササの除去に時間を割きました.このエリアは放置期間が長かったため、エリア内へのササの侵入が目立つ状況となっています.これを除去していく地道な作業の積み重ねです.
さて、新年度となり、城北工業高校の学生ボランティアのメンバーも新しくなりました.今年度より参加する学生に作業指導を行う専任として、高柳副代表が年間を通じて担当することとなりましたが、今日はその第一日目.里山保全活動の意義や、当会の沿革、保全作業の基礎などについて、簡単な講義を行いました.これから一年間、学生の皆さんにもお世話になります.
午後からは椎ノ木谷荘にて平成20年度の総会を行いました.今年で6回目、丸5年を経過したことになります.来賓としてご挨拶くださった浜松市公園緑地部高橋次長様、市議会議員の関イチロー様、有難うございました.また鈴木満帆さんからミカワバイケイソウ、キンラン、イカリソウ、ナガボナツハゼ等、椎ノ木谷で確認されている貴重種の殆どで、非常に良い生育状況が確認できている、保全活動の成果が現れている、との報告を頂きました.大変嬉しいことですね.
さて活動方針として次の基本方針を採択しました.「美しいみどりときれいな水に囲まれた豊かな自然を守り、残された貴重な動植物を保護し、懐かしい里山を復元していくことを目的とし、『みんなで、楽しく、仲よく、安全に』をモットーとして活動する。」
なお、いくつか会則やルールの変更点があります.詳細につきましては、全会員向けに郵送でご案内する予定です(6月中旬).今しばらくお待ちください.