椎名純平BLOG
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Weblog / 2007-09-10 23:37:17

 読書の秋です。

 僕は最近、以前買った高田明典“ポストモダン再入門”
内田樹“ためらいの倫理学”など、人文科学系の本を
読み返しています。
 正直に言うと、全然分からない部分も多いのですが、
頭をビシバシ刺激されるのが心地よいのですよね。
“分からない”ってことが分かる、というのは大事な
一歩です。もっと大事なのは、“分からない”ことを
分かろう、分かりたい、と思い続けることなんですが、
これがまた難しいですなぁ。


 あぁさて、先週の終わりの金曜に、渋谷ナッツの
イベントに出てまいりました。まずはそのご報告を…。
 この日は、豪華な共演者に加え、アーティストも
沢山観に来ていたので、ちょっとした社交場の様相を
呈しておりました。ライムスターの士郎さんやら、
キックのリトル君やら、ネスミス君やら…まぁ盛り
沢山で。ホントは皆さんとゆっくり話したかったん
ですがね。

 今回は演奏に関して発見がありました。
メンバー二人が揃って「今日はやりやすかった」
と言うので、ナゼかと考えてみると、どうやら三人の
立ち位置が良かったようなんです。

 トリオで演奏する時、僕らは大抵サッカーで言う
フラット3(もしくは3トップ)か、1-2に並びます。
その狙いは、お互いが見える位置にいることで、
演奏の精度を高めよう、ってな辺りです。
 ところがこの日は、ステージの広さの関係で、僕が
1トップ、つまり他の二人とアイコンタクト取り辛い
位置に入ったんですね。で、結果として、僕が他の
二人の様子を伺わずに突き進み、二人はそれに
ついてくる、という演奏になったんです。どうやら
それが良かったようで。

 「たかが立ち位置ごときで演奏が変わるとは、バンド
は深いなぁ」などと、はじめは感心していたのですが、
よくよく考えてみれば“お前は人と合わすのがヘタクソだ”
と言われたようなもんで、ちょいと複雑であります。


 話は変わります。
昨日は、横浜に行ってまいりました。
ダンス☆マンのライブを観に行ったのです。
 恥ずかしながら僕は初☆ダンスマンだったのですが、
これがまたホントにめったくそ良くて、感動してしまい
ました。“ゴールデンかレトリーバー”ってなふざけた
タイトルの曲で思わず涙腺緩むんです。まったく。
 ゴスペラーズ(正確にはヨンペラーズ)やSOS、
zoocoさんが華を添えつつ、笑いとダンスとほろりが
たっぷり大盛りトゥーマッチな2時間。立ち見だったのに、
全然疲れを感じませんでした。お客さんもまぁ老若男女
勢ぞろいで、大エンジョイしてらして。
 僕も、彼のようにとはいかなくても、エンターテイナー
としてもっと頑張らねばなぁ。

 ライブ終了後、楽屋にお邪魔し、皆さんにご挨拶した
後、せっかく横浜に来たのでモーションブルーへ。
RADという女性鍵盤弾き語りシンガーを観ました。
予備情報持たずに臨んだのですが、プエルトリカン
風の彼女はベイエリアの方のようで、あの辺らしい
音楽のごった煮感が素敵でした。ラテンとファンクと
ジャズがいい感じでブレンドしていて、ゴキゲンで
あります。それにしてもピアノ、上手かったな。
僕もラテン系のプレイに挑戦してみようかな、と
思いました。

 RADが終わって、普通ならそろそろ帰るか、となる
んですが、昨日はまだ終わりませんでした。ダンス☆マン
の打ち上げにお誘い頂いて、ホイホイとお邪魔することに。
 会場に到着すると、ピストン西沢さん以外の出演者は
全員いらして、早くも盛り上がっておりました。
(ピストンさん、打ち上げ来るって言ってたのに~…)
ダンス☆マン氏は、ステージではあんななのに、静かに
飲んでらして意外です。
一番年下だったこともあってか、ナゼか僕はいじられ役に。
チャッカ☆マンさんやTAKEさんに徹底的にイジメラレた
長い夜でした…。TAKEさんなんて、「お前はしゃべんの
ヘタなんだから歌ってろ」だって…父さんにもぶたれたこと
ないのに。
 それはともかく、TAKEさんや村上さんが80年代ソウル
に異常に詳しいことにのけぞりました。もっと掘らないとな。

 そんなこんなで、僕は現在大二日酔い大会開催中です。






 





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