椎名純平BLOG
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Weblog / 2010-09-15 06:02:53
ごぶさたです。


この夏の酷暑を受けて、“残暑は厳しい”などと言われていましたが、今朝などは着実に秋を感じる気候ですなぁ。


昨日は、民主党の代表選が行われ、菅直人氏の続投が決まりました。
今回の結果以上に僕が強く感じたのは
“世論ってなんだろう?”
“マスコミって何だろう?”
という二点でした。

僕がツイッターを始めたことは既にお知らせした通りですが、僕にとってツイッターの最大の収穫のひとつは
“マスコミに載らない世論がある”
ことを知った事でした。


テレビ、新聞には出てこないジャーナリストがいる。

マスコミの提供する情報を丸呑みせず、独自の活動/調査/考察をするひとたち(含政治家)がいる。


いや、まぁいるだろうなとは思っていたんですが、まさかこれほどとは思っていなかったんですツイッターを始めるまでは。


んでですね、そういう方のツイートを見ていると、
「あれ!?彼の言ってることは僕がなんとなくテレビ新聞で聞きかじった情報と、相当かけ離れてるぞ」
ってことが頻発するんです。

そして、例えば“世論調査”という、厳密に数学的統計的に行われていて、極めて信憑性が高いと思っていたものにも、疑いの眼差しを向けざるを得なくなりました。


僕は“マスコミは全く信じられないね”という訳じゃありません。
もちろん、ツイッター上の彼らの言うことを全て頭っから信じるつもりもありません。


言いたいのはつまり、マスコミの情報、ネット上の情報、その膨大な情報の正誤、是非etc.を自分で判断するべき時代の、僕らはちょうどド真ん中にいるのだな、という事です。


でも、僕らは各分野の専門家の話を細部まで理解/検証することは出来ません。

となると、
“こいつは信頼出来る”
という動物的なカンが、死活的に重要ですな。

おぉ…。

僕がひとつ分かってきたのは、ことジャーナリズムの世界では、自分が組み立てた仮説に拘泥しているフシがある言説には要注意…ってことです。


ともあれ。
しんどいけれど、自分で考えることをサボってはいけないのだな。
そういう積み重ねで、より健全な世論が形成されるのなら、それは間違いなく良いことですものね。


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