一昨日、初めて他の三人のnbsaブログを見ました。
(家のパソコンが壊れているのです。今までの文は全てケイタイで書いて、
それをマネージャーにアップしてもらっています…)
いやびっくり。
皆nbsaのコトばかり書いているではないですか(当たり前ですね。そうですよね)
つう訳で今日もnbsaの話題を。
一見バラバラに見えるであろうnbsaの人々に共通するファクターが一つあります。
それは全員が‘異端児’であるコトです。
例えば韻シストやQ-illは
素直にサンプラーとターンテーブルでやればいい事をわざわざバンドでやってる。
例えば犬式は
レゲエともロックとも、ましてスカコア(死語?)やなんかとも説明のつかない音楽をやっている。
そしてSoil&゛Pimp"Sessionsは
ニホン人の 「ジャズ=レオン愛読チョイ悪オヤジが若い女子たぶらかす為のムード音楽」
というステレオタイプを爆音で吹き飛ばしてる。
あの音楽を鳴らされたらナンパなぞ出来たもんじゃない。
僕は僕で、デビュー当時から「一応R&B、なのかな?」「ソウル、かな?」
などという据わりの悪さがあり、その揺らぎのままに活動して来ました。
幸運にもヒップホップの偉人達との共演の機会に恵まれたかと思うと、
篠原涼子嬢とジャズ歌謡をデュエットし、自らのバンドで活動し、かと言って…ナドナド。
てんでバラバラなんです。
しかも自分にとってはどれもがやりたい事だから一層タチが悪い。
もし自分の感性が「レゲエ」だとか「ヒップホップ」とかの枠内ならば、
その中でひたすら突き詰めて行けばいい。(言うまでもなく、それはそれで非常に大変な事ですが)
ただ、自分の感性が幸か不幸かそういう既存の枠に納まりきれなかった場合、
何かを犠牲にして自分を枠に嵌め込むか、枠の事を忘れて‘自由’という大海原に身を投げるか、
の二択を迫られるわけです。
そしてnbsaには圧倒的に後者ばかりが揃っています。
そういう意味で僕はnbsaの人々を‘異端児’だと思うし、
nbsaの皆に親近感を持つのはその部分なんです。
「ようやく同士が見つかった」と。
安堵すると同時に、「皆凄いな。負けないように頑張らねば」と日々刺激を受け続けています。
ただ、僕はnbsaの連中が特別だとは決して思いません。
今年はたかが(?)8時間の小さな(?)イベントですが、
このうねりが波及していくうちに全国から‘異端児’の同士が集まり、
そのうちに野外で三日間なんていう規模になるんじゃあないかと想像しています。
だって、「ミスチルも良いけど、エミネムってクールだよねぇ、そういえば犬式ってバンドの洋平って人と
ソイル何とかってバンドのデブゾンビとか言う人がスペシャで番組やっててさ、
デブ何とかって人ほとんど喋らないんだよねぇ、っつうか洋平って人喋り過ぎ~」
なんていう風に音楽を雑多に浴びて育った親の子供達はきっと皆‘異端児’になると思うんですよ。
10年後辺りに、
「そういえばnbsaってあったね。今思えばあそこから始まっていたんだねぇ」
なんて評価される…てのもオシャレですな。
想像しただけでほくそ笑んでしまいます。
どうですか、10/9に一緒にほくそ笑んでみませんか?
間違いなく、この場には音楽の未来形の端っこがギラギラ見え隠れしていますよ。
|