椎名純平BLOG
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Weblog / 2006-03-29 18:40:24

いやぁ、巷で話題のPSE法、見事な腰砕けっぷりです。
「前々から欲しかった機材、これを機に一気に買ってしまうか」と
‘PSE法駆け込み需要’に沸いていたのに、すっかり萎えてしまいました。

とは言え、PSE法の理念は理解出来なくはない。
確かに検査されたリサイクル品ならばより安心できるでしょう。
そこで、PSE法とは何か?ってのを勉強しつつ、その経過を何度かに分けて書いてみたいと思います。
一回目の今日はPSE法に対する第一印象をつらつらと…


精密化、コンピューター制御化、メンテナンス・フリー化が進んだ最近の家電は壊れません。
(ウチのサ○ヨー製洗濯乾燥機は度重なる故障に悩まされていますが)
引っ越しや模様替え以外ではコンセントすら抜かない、ってな存在です。
そんな家電がある日どっかでショートして火を吹く…起こり得る話だし、
その危険性を政府主導で減らしたい、というのも理解できます。

であれば。そういう事故を政府としてホントに防ぎたいんであれば、ですね、
ならば自動車の車検に相当する制度を作るべきでしょう?
つまり、家庭にある全家電を定期検査するような。
例えば冷暖房、電子レンジやドライヤーなど、大電圧を扱う物は期間を短めに、
ラジカセやテレビなんかのAV関連、パソコン周辺は長めに、とか。
消費電力で大まかな基準を作れそうです。町の電気屋さん毎日検査で大忙し…。

この案が全く現実的でないのは分かります。
ただ、もし検査するならばまずは家庭にある家電でしょう?
比較的危険度が高そうな冷蔵庫、エアコン、電子レンジやオーブン辺りは壊れるまで、
10年位、或いはそれ以上使う類いのものです。それは放置するんでしょうか?
かたや、リサイクル店に出回る家電は較べたらほんの少数に思えます。

だから僕にはこの法律の意図がイマイチぼやけて見えているのです。
中古品を扱う業者とそのユーザーだけが理不尽にワリを食っているとしか思えないのですよ。


…というのが恥を忍んで書き上げました僕の偽らざる感想です。
無知を笑いのネタにしていただければ本望です。


今後

1.PSEの検査ってのがそもそもそんなに(中古品店がつぶれるほど?)難しいのか?
2.大電流を流すという検査そのものの有効性、製品に与えるダメージはないのか?
3.家電の内部が引き起こした火災の頻度は?原因は?(多くはコード、コンセント周りでは…?)


…など、随時調査しつつこの場をお借りして報告しようかな、と思っています。

シロウトの僕がこんな事して意味あるのか?モチベーションは続くか?見守ってやってください。
では…


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