ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

女性だけでなく

2010年05月11日 | 今夜の一冊
多くの方に読んでいただきたい一冊です。

著者 弁護士 中村久瑠美
  「あなたそれでも裁判官?」

どういう本かというと、
育ちのいいお嬢さんがある知的な男性と恋に落ち、結婚するんですが
結婚後すぐに夫が仕事以外にまったく関心がなく、暴力を振るい始めるんですね。
で、誰にも言えない状況で苦しみながら耐えつづけるんですが、
後遺症が残るほどの重傷まで負い、ついに夫と離婚し子供を抱えながら
必死勉強して司法試験に合格、司法研修時代までの壮絶な自伝本なのです。

この本のタイトルを見たとき、これは著者が
弁護士としてなんらかの状況で裁判官に対して
言った言葉とばかり思ってました。

辛い思いをして弁護士になったのだから
きっと強い方なんだろうなって。
だから弁護士になってからの言葉と思ったんですよ。

でも読み始めて驚いた。
これは自分の夫に向けて言った言葉だったんですね。

暴力をふるっていたのは現役の裁判官だったわけです。

この本を読みたいと思ったのは
個人的にも過去に重なるところがあったわけで、
そういうのって結構多いんじゃないでしょうか?

一人で悩んで苦しんでる女性はたくさんいると思うのね。
そういった人々に勇気をくれる一冊。
それ以上に周りの人々に読んでもらいたいし、
知ってもらいたい一冊です。


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