ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

最近の傾向

2008年06月16日 | 今夜の一冊
しばらく本屋に行かないようにしてましたが、
(知らず知らず購入して倹約にならない)
医療費も減ったことだし、少し解禁。

たまたま借りて読んだ医療系の小説から
(これがまた肝臓移植編白い巨塔みたいな話で
面白かったんすよ)
どーも医療絡みの小説に目がいってしまう。

医療系のミステリーも何冊か読んだんですが
今回はドイツでベストセラーになったサイコスリラーを。
ドイツの作家っていうのがそそられましたの。

読みたかったのが3作目だったんだけど
初めての作家さんなので1作目から読むべきかなと。

セバスチャン・フィツェックの「治療島」
読んでる方も多いでしょうが。

あらすじは有名な精神科医の愛娘がある日突然
正体不明の病になり、治療に行った診察室から忽然と
姿を消してしまうのです。
父親の死に物狂いの捜索にも関わらず、娘の消息は何一つ
手がかりありません。
4年後小さな島の別荘に一人で引きこもった父親のもとに
統合失調症の治療を求めて見知らぬ女性がやってくるのですが、
彼女の語る妄想には彼の娘としか思えない女の子が出てくるのです。
妄想としか思えないのになぜかその話に引き込まれる精神科医。
その治療を続けるうちに・・・・。

雨風が吹き荒れる夜に一人で読むといいです。
主人公の気分が一層味わえること請け合い。
現実と妄想が入り混じってクラクラしそうです。


かといって読みにくいわけではありませぬ。
スピード感溢れると書かれてる通り、すらすらと
読めるんですわ。
なぜか。
半日かからなかったのね。読むのに。

お手軽に読めるサイコ・スリラーってかんじ。
映画化決定らしいけど。
映像化するのはちょっと興味あるな。