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「ユーロ㌦(1h足)観測110502」 のレビュー

2011年05月07日 17時24分28秒 | FXテクニカル観測
チャートはNY週終値の状態、ローソクは1時間である

振り返ってみると、未だ1度もレビューというものをした記憶が無いので、今日は初めての試みとしてそれをやってみようと思う、ゴールデンウィーク終盤でもあることだし
レビュー先は2つ前の記事、「ユーロ㌦(1h足)観測110502」とする

レビュー先のエントリ内容を要約すると
   ・直近最初のレンジを上抜けし、2つ目のレンジに入ったところである
   ・抜けた方に付いて行くのが定石である
   ・もし下抜けした場合は、2トレンディ方式が意識され、上昇トレンドラインまでの大きな値幅が見込める
といったところだったろうか
結果はチャートを見ての通りであり、改めて説明を加えるまでも無いだろうが、期待通りに2トレンディトレード的に、上昇トレンドラインへまっしぐらにタッチしてくれた結果、無事に利益確定ができたという訳だ
なぜ上昇トレンドラインへのタッチが予想できたかは、何度も口が酸っぱくなるほど書いているように、上位時間軸からの連想や、私が支持線としている移動平均とトレンドラインがある条件を成したからである
週足は1.4351㌦付近で終わったが、もちろんここから更に下を狙うのかも知れないし、戻るのかも知れない
しかし、このトレンドラインタッチが利益確定ポイントだったという事だ
(因みに、ユーロ㌦は長い足でもリバーサルのサインが出始めており、このまま一直線の下落には至らない可能性が高い、と云う事は㌦(インデクス)はまだ下げるのかもしれない
アクティブなトレーダでは、月曜朝一からユーロ㌦を買っても良いだろう、少なくとも短い足ではそう解釈できる)


さて今回、レンジ脱出の「ダマシ」が見られたので、リクエストをもらった事もあり、そこだけは説明をしておきたいと思う

ダマシ、今回の場合は、2つ目のレンジも上抜けしたように見せかけて、またレンジ内に舞い戻ってしまい結果的には反対方向へブレークしてしまった訳だが、この辺りの対処法は数多のトレード本に取り上げられている題材でもある
そもそもマーケットには3つの状態しか存在しないと言われており、時間的に最も長いのはレンジ状態であるという説もあるそうだ
私自身は、テクニカル手法の根幹の部分の多くをJ.D.シュワッガー氏の著作から学び、最も参考にしているのは、「先物市場のテクニカル分析」と言える、これについては、未だに開く事がある
シュワッガー氏自身は、言わずと知れた、と云うより知らない者はないであろう程に有名な「マーケットの魔術師」シリーズの著者でありトレーダだが、これをベースにした私の固有ルールは以下のようなものだ(特別なものではなく普遍的な方法である)
   ・ブレイク後、レンジを形成したローソク本数およびレンジ幅を確認
   ・ローソク数のある割合、あるいは、レンジ幅のある割合を突破した時点で参入
   ・レンジ内に戻ってきた場合は、レンジの中央で予め決めておいた量を損切
    (短い足なら中央でも良いし、値幅によって1/3なり1/4なり臨機応変にすべきだろう)
   ・レンジの反対側に達したら、残りを損切
    (同様、反対側でなくとも好きな場所に設定すれば良い、場合によってはレンジ外への設定もあり得る
   ・ダマシの頂点をレンジ幅に取り込み、再度のブレイクを待つ
   ・ダマシ後にブレイクしたら、予め決めておいた量で直ちに参入
   ・その他

「・その他」の部分に、個人ノウハウが詰まっている訳だが、レンジのブレイクアウト1つとっても、なぜこのルールになっているかには1つずつそれぞれ実に合理性があり、奥が深く、考慮された結果であると感心したものである
ブレイクアウト後の挙動を想像するとワクワクしてしまう


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