・WTI下落続く
約1月半前に記事にしたWTI先物である
私は為替専門なので、WTIはやっておらず今もノーポジだが、(最近ガソリン高いなあ)で初めて覗いたチャートだった
そんな理由で覗いてみたWTIは上のような状態で、上昇のウェッジをたまたま下抜けした瞬間だった
始まったばかりのウェッジ下抜けが本物かどうか、リテストの有無で確認できる場合がある
今回も、下抜けした価格が、それまで2度打診して抜け切れなかった安値$99付近で見事に跳ね返されて再度上昇に転じている
ここでこのまま続伸すれば、トリプルボトム的な買いパターン発生と見做す事もできたが、今回の場合もっと重要だったのは、フォーメーションを抜けて、リテストするかどうかだった
今回もそれまでの上昇サポートラインに一旦タッチしたものの、もはや再びウェッジの中に入る事はできない、と確認した後で再度下落に転じている
ここが重要な追撃ポイントとなり、その後安値$99付近を突き抜けていった
次のチャートポイントは$91.2付近、ここにも強いサポートが存在すると見られ、一旦利確が吉と思われる
この重要チャートポイント$91.2付近をも下抜けたなら、$83.5付近への到達が現実味を帯びてくる
コチラはWTI週足
上昇ウェッジのサポートラインは、現在$88付近まで上がってきているが、これを下向けるかどうかに注目である
WTI先物の先週終値$93.4
ところで、ちょうど1年前の円インデクス(週足)がみつかった
民主党政権が解散総選挙を示した正にその時から円は劇的な方向転換をしたのではないかと推測される
機会があれば別のエントリを持ちたいが、ここは恐らく71年ニクソンショック以来の円高サイクルが、大転換を果たした超重要ポイントであると思わる
コチラは日足、新しいサイクルが勃興したが、セオリー通り、1波はその大部分を巻き戻した
この時点では誰もその後の大円安を想像できていなかったのではないか
そしていわゆるアベノミクス日銀バズーカと呼ばれる金融政策が始まった日から、怒涛の円売りが始まった
正に推進波たる典型的3波の様相で、たった1本の下落トレンドラインでその性格が全て表現できている
そして1年前の今頃は、チャートも踊り場で4波トライアングルを形成し始めたか?、という時期だった
その後どう経過したか、先週末時点での最新の週足を確認してみると
これまた怖いほどにセオリー通り、4波トライアングルをトレンド方向に下抜けし、年初早々に5波頂点を形成したと見られ、現在はa波あるいはb波にいるのではないかと思われる
こちらは日足
5波形成後、a波を形成中か、あるいはもうb波に入ったと見られ、直近はまた下落つまり円安方向の動きが出ているのが気になる
RSIは反転つまり円高方向への押し戻しを示唆しておらず、これは週足MACDでも同様で、週足からも、もう1押し円安が進行しそうな嫌な気配が感じられる
”嫌な気配”と書いたのは、今年の私の収益の柱は5波を付けたことによる円高方向への押し戻しによって実現されるからである
ヨコヨコ相場が長期間続いていて、いい加減じれったくなってしまって、利確してしまいそうになるのだが、ここはじっと我慢の子が良いのだろう
私の中では、20円の値幅を取る”壮大な計画”となっており、絵に描いた何とかにならない事を祈ろう
最後に株のインデクス
私は株もやらないが、以前は円安と株高がほぼリンクしていた時期もあったものの、現在は相関が下がっているように感じる
インデクスの方は、上がる材料が何もないのに9連騰だ10連騰だと威勢の良い掛け声だけ聞こえてきて大いに違和感がある
官製相場だという事は皆な分かっているので静観するしかないのだが、このような人工的な相場を作ってしまうと、将来の”大きな反動”、が”大いに心配”、になる
もし日経平均が将来的に上昇していくなら、どこかで1回大きく下げておくべきだろう、そしてそれが2波を形成し、3波の本格的上昇局面の土台となるはず
それをさせずに我々の年金資金で固有の会社の株を買い上げるのは反対だし、公的資金で買われる会社と買われない会社が発生するのは理屈としておかしい
で、そのインデクスであるが
RSIからは16200円付近までの上昇サインが出ている、”え?また16000円に戻るの??”、という感じでビックリする
全戻しが発生するというだろう事か
見方によっては、3尊の右肩を形成中・・・なのかもしれないが、いずれにしても、どこかで”健全な下げ相場”が必要になるだろう
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