―――――――  世界初!マーケット騒然?!  FXをやるチワワ  ―――――――

~  史上初!チワワがFXで缶詰資金獲得を狙う!当たらない予測は主にテクニカル、たまにファンダメンタルズ、時に雑談  ~

VIX/ユーロ㌦観測100926

2010年09月27日 00時41分47秒 | S&P500およびDJI等

さて、のっけのチャートはVIX日足である
ここでVIXを採り上げるのは初めてだと思うが、改めて確認しておくと、Volatility Indexとは、シカゴオプション取引所CBOEがS&P500のオプション取引を元に算出する指数である
オプションでは、ブラックショールズモデル式によって計算される理論価格(プレミアム適正価格、プレミアムとは実取引価格)を構成する1項目であるところのIV(インプライドボラティリティ)を、実取引のオプションの価格から逆算したものを、「将来のボラティリティ」としたもの、だそうだ
歴史は浅く、1993年デューク大ウォレイ教授が提唱し、2003年までは500ではなくS&P100を対象に算出されていた
恐らく誤解している人が多いと思うが、VIXが上がるという事は必ずしも暴落を表す訳ではなく、あくまでも将来の価格変動が予想されるという事である(暴騰の可能性)
また変動レンジそのものは狭くても、振動が激しければやはりボラティリテイは上昇する事がある

チャートから判る通り、5月中旬からウェッジを形成中である(スケールが対数なので、実際の描画領域のレンジはもっと広い)
鋭角のウェッジでは、来た方向と同じ方向に行く可能性を考える必要があるだろうが、カレントのチャートからは、逆の観測、即ち、下抜けの可能性を考えたい、根拠は長くなるので省略
もしこの見方のように動くとするならば、当面の間、株価は穏やかに上昇するかもしれない
上昇と見たのは、折りしもS&P500はここ4ヶ月程のレジスタンスを明確に上抜けしたからである
因みに円インデクス週足を確認してみると、ドル買い円売りの介入が入る以前から、インディケータからは上昇力減衰のサインが出ており、こちらも一旦は円安に振れる可能性がある
(因みに非常に興味深いのだが、円インデクス日足からは、先日の介入で無理やり下がったものの、目先は上昇という週足とは逆のサインが出ている、天井打ちの時期はいずれ来るが、介入は未だそのタイミングではなかった、介入でも流れを変える事はできないが、本来の天井は遠くなくいずれ重要な安値、恐らく㌦の安値?を付けてから、という解釈をすべきだろうか)



ユーロ㌦週足である

余りに力強い上昇で、想定より早く遅行線と価格の摩擦局面に突入してしまった
先週の終値1.35㌦手前は、2009年11月後半1.514㌦~2010年6月頭1.1875㌦まで続いた大きな下落のほぼ半値戻しの水準で、もしここを上抜いた場合、エリオット波動理論から見た次の上値目標は、1.373㌦付近
これは以前から指摘しているところの、あるインディケータから算出されるテクニカル的な上昇ターゲット1.3669㌦とは約60ptの差となる、この付近までは到達の可能性が高いと見たい
なおRSIからは続伸のサインが出ている一方、UOからは一旦調整のサインが読み取れる、判断に難しい局面だが、1.2626㌦のロング玉は当然、目標値到達までキープが正しいだろう

なおユーロにはある重大な転換が発生したので触れておかない訳にはいかないだろう
チャートはCMEのIMMユーロ建て玉である

                                                         <出典:外為どっとコム>
2009年12月1日集計データ以降、史上空前の売り越し枚数を経て遂に、遂にユーロは14741枚のネットロングに転換した
チャートから瞭然のように、ネットショートからネットロングに転換してからは、過去いずれもモメンタムを伴って大きな上昇相場が発生している
この見方が正しいとすれば、上げ代は一体いかほどになるのか

さてこのブログは私の備忘録であり、実験の場でもあると考えている、とは前回のエントリの通りなのであるが、今回より時々その実験的試み、思考実験の結果を記しておきたいと思う
先ずチャートはユーロ㌦月足、何の追加情報もない、素のバーチャートである

X軸は時間、Y軸は価格という見慣れたチャートであるが、たったこれだけの情報から、果たして何らかの未来予測が可能になるだろうか
マトモな頭で普通に考えれば、答えは、「ならない」
そもそもこのチャート(chart)は、4つの数字を堆積(chert)させ時系列で東へ東へと並べたものに過ぎない
本来無味乾燥したデジタルのデータは、チャート化される事によって人間の頭の中にはアナログ画像として取り込まれ、そこからは人間だけが何か意味めいたものを勝手都合に感じ取る

これから先の約5年間、世界はダイナミックに変動し、多くの悲劇を生むだろうが、この脳ミソの閉じた小さな世界の中で、2015年付近までのユーロ㌦の価格変動を予測してみよう
5年間の全ての変動の結果として、ユーロ㌦が取り得るストーリは以下のようになるはずだ
   ・2010年一杯、もしくは2011年頭頃まで1.37㌦前後まで上昇を続ける
   ・その後2011年春~夏頃まで下げに転じるが、2010年安値は下回らない
   ・2011年中盤から約8ヶ月前後、大きく上昇し続ける、ターゲットは1.5㌦前後
   ・2011年冬から下落相場入り、2012年春頃まで
   ・2012年夏まで上昇、1.37㌦を上回らない程度の上昇、ここが当面のピークになる
   ・2012年夏以降、長い下降相場入り、恐らくユーロ体制を脅かす非常に深刻な問題に直面する

何をどのようにヒックリ返せばこんな予想(あるいは妄想)ができるのか?
補助線を見ればネタバレなのだが、この予想は恐らく大きくは外さないだろう
なぜ外さないかの説明は出来ないのだが


ユーロ㌦/㌦円/ユーロ円観測100919

2010年09月19日 23時05分13秒 | FXテクニカル観測
久しぶりに純粋なテクニカル観測記事を書きたい

チャートはユーロ㌦週足
前の記事で気にしていた通り、遂に重要な転換が起きた、均衡表で転換線が基準線を上抜いた、つまり、好転が発生した
直近2009年6月頭の転換線の好転では、その後26週間上昇し続ける相場に成長した一方、チャートを遡ってみると、今回と同じく価格が雲より下で起きた好転では、2006年中盤122週間上昇し続けた例を除き、いずれも短命に終わっている
今回の場合、恐らく2ヶ月以内に実体と遅行線が衝突する重要曲面が来るはずだ、ここを上抜けるかどうかに賭かっていると言って良い
もし上抜けば、即ち㌦が果てしなく下落して行く曲面の到達を示すと思われる
いずれ全通貨に対して㌦が劇的に下げてゆくのは不可避としても、もう1度上がった後だと考えていた
これはもう少し慎重に観察する必要がありそうだ
ユーロ㌦日足である

未だ伸びそうである
前回エントリで、テクニカルターゲットは最大1.3669までの可能性~と書いたが、反転サインが出るまでこの見方を保持したい、現時点ではこれを引っ込める観測がない
なぜか唯一、このまますんなり続伸する「気」がしないのであるが
きれいなH&Sはダマシになる可能性を指摘していたが、右肩はおろか、本尊まで抜きそうな勢いで、見事に的中した、これはインディケータのお陰である


㌦円日足である

気が付くと㌦円を採り上げるのは初めてかもしれない
形成中のフォーメーションを、チャネルと見るかウエッジと見るかはトレーダによって異なるだろうが、5月初旬から秩序だって、言い方を換えればダラダラと下げ続けており、チャネルならば上限を打診、今回のような鈍角のウエッジならば上下限を3回2回打診した後に上抜け、というのが定石のストーリだったのだろうが、今回は介入の助けを借りてウエッジの典型的挙動を示したようにも見える
インディケータ類からは、ここ2ヶ月に渡りコンバージェンスが発生しており、いつ反転してもおかしくないが、介入でウエッジ下限から上限へワープはしたが、続伸のサインも出ていない、これをどう見るか
週足ではコンバージェンスはなお強く、9月第1週の下が長い十字線の翌週介入したので、陽線が続き、一旦はトレンドライン上限90円付近への反転が匂うが、チャートを俯瞰すればやはり、更なる下値模索の形に見えてしょうがない

月足コンバージェンスは週足以上に強力で、こちらも今すぐ反転しても違和感はないのだが、それが史上最安値79.5円の上か下かは何とも判断し難いところだ
サイクル論からは、最安値打診は今ではなく未来となっているので、糊代はあと数円しかないが、最安値を更新しない反転が期待されている
というか、ファンド筋がMOFの為替介入で大損したと記事にあり、彼らが体勢を立て直して再び円買いで攻めてくる可能性は、個人的には低いように思う、資金の調達環境が以前とは様変わりしているはずだ


ユーロ円日足である

ユーロ円は週足からも日足からも、介入がなくても恐らく上がっただろうと予想する
介入で下駄を履いたせいで、6円ほども跳ね上がって週末を終えた
留意していた介入翌日NY終値も、下落トレンドライン109.5円付近の遥か上だった事は云うまでもない
8時間足では既に3役好転、日足ではその直前、雲の上に抜け出られれば4月14日以来となる
前回の遅行線は価格の遥か下を這っていたが、今回は正に摩擦中、ここを上抜くか否かが重要だ
現在のところ、上値の目標値は観測されていないが、117円付近に2008年7月末からの強い、そして最後のレジスタンスが存在し、何もなければダラダラとここまで伸びると予想し、先ずは115円手前を付けるか否かを確認したい
なお8時間足からはダイバージェンスが観測されているため、日本は月曜日は休日だが、一旦下げるだろうが、今のところ下げたら買いで良いはずだ
18日更新9月14日時点のCMEのIMMでも、ユーロショートはニュートラルに接近するところまで大きく減少している


さて
先の本邦MOFによる為替介入については、色々と明らかになってきている
当日の速報記事では、介入金額は1兆円超、と観測されたが、実際には2兆円を超え過去最高を更新したそうである
正式な介入額は、9月末の状況が10月6日頃発表になる見込みである
そして最も興味を誘う、MOFの介入資金の調達方法だが、
  ・㌦を買うための円資金は、政府が「政府短期証券」という3ヶ月満期を中心とした短期国債を発行して調達する
  ・この政府短期証券の発行限度額、2010年度は145兆円に設定されている
  ・2009年3月末時点、即ち昨年度までに105兆円が発行済みになっている、約100兆円の外貨保有額との差5兆円は、
   過去の介入時に発行した短期証券を借り換えるために発行しなおしているため
とある
国家といえども、100兆円の外貨準備にはエキストラで5兆円分の手数料が必要になる事を、恥ずかしながら初めて知った
というか、この借り替えを続ける限り、かのアインシュタイン博士云うところの「世界で最も強い力、それは複利」の恐ろしい状態が続く事になるのではないかと危惧するが、実際の介入で得た㌦の流れは以下のようになるという
  ・一旦、邦銀の外貨預金口座に入る
  ・その後、恐らく全額が米国債購入に充てられる
  ・購入した米国債はNY連銀に預け入れられる
  ・日本が預け入れた米国債の金額は、早ければ、9月24日NY連銀発表データに反映される事で確認可能
  ・預け入れた米国債の利息が支払われると、その利息は再び米国債購入に充てられる

なるほどオバマ政権が輸出振興を謳えば、それは即ち㌦安政策を意味するのだから、仕組みとして、引受け手としての米国債購入ルートが透けて見える
あるいは中国が米国債を売り猛烈に日本円を買い上げていると報道にあるが、中国の狙い通り耐え切れなくなった日本が㌦買い介入に踏み切れば、中国は元安バッシングの一切を日本に押し付けて自らは逃げることができるだろう

本邦政府に限らず、邦銀・生保・ゆうちょが積み上げた膨大な米国債に対する率直な疑念を、私はどうしても払拭できない
本当はここが明らかにならない限り、我々のあらゆる活動は意味がないはずだ
日本がアメリカから買っているもの、それは金の現物ではないプラチナでもない、銀でも銅でもオイルでもない、もしかしてそれは「紙」なのではないのか?


最後に
介入に絡んだ一連の官房長官発言、トレーダなら(何と愚かな人だろう、台無しにしたいのか)と思ったろうし、一般の人から見れば、(MOFはあのラインが重要と判断した、そう仙石さんは考えたんだな)程度の印象で、どこが問題かすら気付かないだろう
官房長官が相場を張った経験がないのは明らかだが、それは財務大臣とて同じだろう
私は今回も思い知ったが、「知らない事に口出しする」と時に大きな代償を払わなければならなくなる

本邦財務省およびBOJ、為替介入実施100915

2010年09月16日 00時47分59秒 | 雑談その他

エントリ予定はなかったのだが、さすがに今日起きたビッグイベントに触れずにはいられない
今日は意表を突く形で実に6年半ぶりとなる為替介入が実施された
以下は15日22:55配信の日本経済新聞社記事より抜粋引用
「同日夕からロンドン、ニューヨーク市場で相次ぎ円売り・ドル買いの単独介入に踏み切った。介入額は1兆円超の規模に達したもよう」
 ―― 引用終わり ――

1兆円? イメージとしては、(そんなに思い切ったか)というのが正直なところ
この介入量がどれ程の効果(この場合、トレンド転換への可能性としたい)をもたらすかについて私には分からないので、フェルミ博士的にオーダエスティメーションしてみたい
実は、推定に当たってはかなり有用なデータが存在する
この9月1日BIS発表の資料によれば、2010年4月データの世界の外為取引は1日平均で約4兆ドル(現在のレート85円換算で約340兆円!!)に達し、㌦円の地位は、ユーロ㌦に次ぐ取引量を誇り、全取引量の16%相当約0.5兆ドル(同43兆円!)を占めるという
平均を用いて単純に計算すれば、介入額は取引量の2%前後に過ぎなかった可能性があるが、実レートの変化は見ての通り、久しぶりに見た昇り竜と云った感じで、チャートから見る変動率は3%弱に達した
よく言われるように、トレンドは実需が創り、日々のボラティリティは投機が提供しているならば、今日動いた分はそのほとんどが投機的な資金によるものだった可能性が高いと見る、根拠は長くなるので省略
現時点ではこれがトレンド転換点となるかは判別不可能としたい(推定失敗)
介入で重要なのは要人が何を言うか、決意の深さ、これに付随して継続の可能性であろうから、月並な言い方しかできずもどかしいが、今後の発言をウオッチする必要がある

良い機会なので、1タームの為替介入額がどれ程になるのか財務省発表データで調べてみる
2003~2004年頃にかけて、そう、1999年末から累々と築かれて来た、2002年2月を本尊とする壮大なH&Sが完結する104円周辺までに継続的に実行された総額40兆円!というのが過去最大のようだ
因みにこの時の収支はどうなったのか? 納税者は説明を受ける権利があるはずだ
・・・身も蓋もないのだが、実は全体像だけは先日公開されている
国家のアンタッチャブル領域である特別会計(塩川元大臣言う処の離れ)を構成する、財務省の外国為替資金特別会計を覗いてみると、過去の為替介入で積み重なった外貨建資産は現在概ね1兆㌦!!に到達し、㌦円に限れば平均購買単価は120円周辺!!だそうだから、単純に現レートで換算すれば、含み損は約35兆円!?にも到達する計算になる
本当にこんな絶望的な状況なのだろうか
荒唐無稽な内容なので、他人に漏らした事はほとんどないのだが、私のテクニカルターゲットカウントからは、㌦円は今後数年以内にミニマム50円台後半を窺う可能性すら算出されている
万が一そのような事態に至った場合、知らない間に国民が背負わされた負債には一体、誰が、どのような形で責任を取るのだろう
(現実的には誰も責任など取れるはずがない、採り得るストーリは恐らく2パターンしかないだろう、機会があれば別エントリとしたいが、余りに酷い内容になるので、口にする事すら憚られる、これは前にも書いた)

財務省のこの問題、厚労省の年金資金による株買い上げの問題は、ある時何かのキッカケで噴出し、この国が大いに乱れる原因になるだろうという気がしている
本当に不思議なのだが、こんな切実な大問題をなぜか未だ誰も騒いでない、そういう話だろう
保有㌦資産については少なくとも、2005年頭~2007年6月に掛けて124円まで上昇した事実があるのだから、この過程でどれだけ償還(㌦のほとんどは米国債購入に充てたと推測される)されたのか、まさかとは思うが、全く売ってなかったのか、詳しい人がいたら教えて欲しい


タイミングとしては、前回エントリの通り、米10年債利回りが3週連続で陽線を出し、CMEのIMM、恐らく投機筋が非常に大きな円ロングを既に12週連続で積み上げて来ているところで実施している訳で、当然ながら利食いの連鎖を想定してのものであろう

                                                        <出典:外為どっとコム>
個人的な感想としては、新値を更新した瞬間でもあり(なかなかうまく見計らったな)と思う
しかも日銀は資金を回収せず、いわゆる非不胎化を実行すると見られており、政府・日銀が一体となって「金融緩和をするぞ!ロンガはヤケドするぞ」とアナウンスメントしているのかも知れない
差し迫った事情としては、㌦手当ての遅れた企業へ実質的に税金投入の助け舟を出した、効果が株式に波及すれば9月末の決算対策になる、というところは間違いない
いずれにしてもルビコンを渡ってしまったのであるから、本邦税金を投入して行う介入、日本国民としては無駄にならないよう、最大限の効果が出るよう期待するしか道はない
一方トレーダとしては、有利と見れば躊躇なく戻りを売るつもりだ、ここだけはハッキリしている

今回の介入で最も恩恵を受けたのは、ユーロ円ロンガであろう
㌦円の介入効果に上乗せして、ユーロ㌦の上昇が効いており、イメージとしては、東京駅で京葉線に乗換える時に使う「動く歩道上を歩く人」がピッタリで、クロス円の威力を思い知らされる
(昇りエスカレータの右側を歩く人、の方が普遍的か、これも関東圏だけか)

そのユーロ円だが、私の注目点はただ1点のみ、「NY終値が109.5円より上で引けるか否か」ここだけである
記事を書いている時点で111.3円付近をウロウロしており、111.3円近辺では未だインディケータ群は減衰を示していないようだ
今後の事については、NY終値を確認してから考察したい

さて
そもそも当ブログは備忘録という位置付けなのだが、思考実験、超実験的試みとして実は先週末、「クロス円マーケットから予測する処の民主党代表選の行方」とでも題して、どちらの候補が勝利するかの予測記事を書こう、と考えていた
しかしよく考えてみると、どっちが勝てば為替がどう動くかなど私には予測不可能なのであり、因果関係が全く不明であった
現に菅氏が勝利しても大方の見方を裏切って円安誘導されているではないか
書かなくて正解だった

チワワは調子が良いようだ
これについては新たなエントリを持つかもしれない

チワワが時々4本足に復帰

2010年09月05日 01時03分50秒 | 雑談その他

前回の久々のエントリで、チワワの右股関節脱臼を採り上げたが、その後正常な状態に復帰したり、やはり3本足に戻ったりを繰り返すようになった
丸々2週間以上も関節が外れっ放しだった事から考えると、少し良くなったように思えて嬉しいが、獣医曰く、完治には大学の獣医学部で施術できる(研究的)外科手術しか方法がないだろう、と
13歳という年齢を考慮すれば、危険を冒してまで行う必要性について悩む

どの犬もそうだと思うが、チワワはほとんどの時間を床に(地面に)横たわって過ごしている
よく観察してみると、横たわり方にも4パターンがあるようだ
  ・頭は正立した状態で前脚は折り曲げ、後脚は投げ出す、身体は人間のうつむけ状態
  ・右側面を下に前後脚を投げ出し寝転がる
  ・左側面を下に脚を投げ出し寝転がる
  ・腹を天井に向け後頭部を地面に付ける、仰向け、しばしば口も開いている
右股関節脱臼は、このうち体躯右側面を地面に横たえた後に、発生しているようだ

ならば、右を下にさせないようにすれば脱臼そのものが防止できるのではないかとも素人は考えるが、いつ寝転がるか、また体躯のどの面を地面と接するかは本来チワワの自由であるべきだろうし、それをさせないという事は犬の自由を束縛する事であり、なかなか難しいと思う
チワワの自由を制限する方がメリットが大きくなる、いわゆる損益分岐点を探る必要があると考えているが、今はまだその時期ではないとも思う

さてマーケットである

当ブログは本来、テクニカルアナリシスがメインのブログであ(るべきであ)り、ビッグイベント雇用統計を終え、今後の動きを占うには絶好の時期である
為替のみならず、各国の株、オイル・金を筆頭に商品群、そしてこれから主役に躍り出ること間違いなしの債権等々書きたい事は色々積み重なっており、逐次アウトプットしてゆこうと思うが、今回は王道ユーロ㌦について軽く触れたい

チャートは日足である

見て分かる通り、第1上昇トレンドラインを割り込んだものの、雲上限で支えられて再上昇中である
週足で見ても、下ヒゲを残して高値引けしており、このまま続伸すれば、転換線が基準線を上抜けする重要地点が迫っており、実現すれば2009年6月22日の週以来となる
誰もが注目していたであろうキレイな日足H&Sは、8/20にネックラインを突破したことで成立したのだが、このまま上昇が続くとダマシとなる可能性がある
(実は私自身は1.2626でロング!している)
RSIのみならず、CCIやUOからもリバーサル(切り替えし)の上昇サインが出現しており、到達時期は分からないものの、伸び代は最大1.3669までを見る
仮にスンナリ付けに行くような事があるとするなら、前回高値8/6の1.3188を上回り、トレンド転換を再確認する形となる
特に8時間足では今後の続伸を示すCCIのサイン出現間近であり、注目すべきだろう
(機会があれば触れたいが、この8時間のCCIサインは、収益に大変貢献する、サインが出て3つ目の山(谷)が一旦の反転、場合によってはトレンド転換のブックマークとなるケースを多く経験しているが、これはエリオット波動理論とも整合する部分が多い)
このように日足・8時間では減衰が見られないのだが、4時間足以下では一旦の調整が示唆されているところから、月曜日から少し調整するかもしれない
しかし、現時点の観測からは未だ伸びるだろうと予想している


さて、チャートはアメリカ合衆国10年国債利回り週足である

本邦民主党は代表選が始まり、週末は2人の候補が演説をしたと報道されているが、一般的にその間は政治不在となり、大きな政策(例えば、為替介入の決断など)は出にくいとされている
急激な株安が進んだとする、その場合官僚側からしてみれば、次の親分が誰になるか未確定の状態では、ドラスチックな処方には二の足三の足を踏むだろう
そんな中、米10年債に、もしかして政権側に慈雨をもたらしかねない、大変興味深い現象が発生している
インデックスは、2010年4月の1週の40.13を頂点に、低下の一途を辿っており、これが「史上最大(?)の債権バブル」とも称されていた(教科書通りに、株価は下落の一途を辿ったのは周知の通り)のだが、これが8月の末24.19まで低下の後、長い下ヒゲを出して反転したかのような挙動を示している
興味深い事に、CCIでもきれいなコンバージェンスが発生し、底打ちを示唆しているようにも見える
これが一時的現象なのかどうか現時点では判別が付かないが、米株、たとえばS&P500では、イールドに遅れること1週間、先週は4日連続大きな陽線が出現し、急反発して週を終えている
これを株価調整終了と早計に考えてよいかは不明だ、なぜならば、㌦建て金価格は、週足・日足とも依然順調に上昇トレンド上に乗っており、債券価格と同時並行で上昇中である
(ただし各種インディケータからは上昇の減衰が示唆されている点も注目したい)
また日本株が同じ軌跡を辿るかどうかもハッキリしない
いずれにしても、動向は留意しておくべきであろうし、当然その挙動はユーロ㌦、豪㌦(対㌦・対円とも)ともリンクするだろう