スマートフォンに望む基本的な電話機能

自分だけかもしれない。スマートフォンで電話の掛け間違いをやたら起こしていた。電話帳からかけたい人を選びだす時、指を画面に滑らせて選び出す。この時に滑らせている電話目的ではない人を呼び出してしまうようだ。自分では発信した覚えはないのだが、実際は発信されているのだ。よって、相手から何の用かと電話がかかってくる。スマートフォンでは友人のアドレスしか入れていないので間違えたといえばそれでよいが、これが仕事関係であったなら大変なことになるかもしれない。
めったに電話機能を使うことは少ないが、夏休みの帰省中など電話を多く使うときは毎日誤電話を繰り返していた。

何とかならないかとネットで対策を探したところ、発信前に確認画面が出てくるアプリを見つけた。「発信確認　Call Confirm」という無料アプリだ。おかげで誤発信はなくなった。
このアプリを入れてみて思ったのだが、どうして標準アプリとしてセットされていないのだろうか。携帯電話メーカーの考慮を促したい。
メールについてもいえると思う。同じようなメールアドレスや名前であるとどうしてもタッチ間違いが起きると思う。送信前に確認をしたいところだ。

写真は鳥取花回廊で撮影したクレマチス

仕事の中で携帯端末（スマートフォンやiPadなど）の取り扱いが問題になっている。便利さと裏腹に情報漏えいなどのリスクはかなりのものがある。あくまでも個人の持ちモノなので企業として統制が出来ないのかもしれない。メールなどはいくらでも仕事のメールを受けることが出来る。送信はしないにしても、受けたメールには個人情報や顧客情報は含まれてしまうことがあるだろう。その都度消せばよいのだが残している人はかなり居る。
そして、普通の携帯電話はストラップなどがつけやすいが、画面の大きいスマートフォンはケースこそあれ、ストラップなどを付けている人は少ない。結果、紛失のリスクは携帯に比べてかなり高いといえる。

携帯電話メーカーにお願いしたいことは、機種ごとのリスクとその対策をきちんとわかりやすく提示してほしいことだ。

お年寄り向けにもらくらくスマートフォンなるものが出て来た。アイコンを大きくしたり、触った感覚が分かるようにしたり、余計なアプリをダウンロードできないようだが、先ほど述べたかけ間違いなどを防ぐ機能などはあるのだろうか。