雛人形

3月3日は過ぎたが雛人形の話。
娘の孫娘のひな祭りにはマンション用のケース入り雛人形を贈った。
写真の雛人形は自分の娘の御祝いに妻の実家から贈呈されたものだ。
娘が産まれたのは結婚した年の次の年であった。田舎であるから、娘が生まれると、妻側の家からこうした御祝いを嫁ぎ先に送るという風習は今でもある。頂いた雛人形は8段飾りの豪華のものであった。
田舎の実家では部屋だけは広かったのでもらった年に1回だけ飾った。（自分達ではなく両親が飾ってくれた）
東京の狭い我が家ではとても飾る場所がなかったので、ずっと実家の納戸にしまわれていた。 

孫娘の御祝いに我が家でも飾ってみるかということになった。
とても8段は飾れないので、お内裏様とお雛様だけを飾ってみた。 

34年の月日を経て表に出た雛人形だ。幸いなことに傷みは無かった。
孫達とはなかなか会うことはできないが、LINEのTV電話などで人形を観ながら話はできる。
これからも爺婆は遠く離れた田舎で雛人形を見ながら娘の健やかな成長を願っていくのだろう。