闘病日記 <5年前、2001年9月4日月曜日>
今日は予定通り退院だ。朝、妻達が来るのを待っていると看護婦さんが来て10時までにベッドを空けてくれとの事。急にあわただしくなった。何とか荷物をまとめてロビーに運び出した。昨日見舞いでもらったフルーツがやたら重い。妻達は10時半前に来た。1Fロビーの会計前で座って休んでいると心臓が苦しくなってきた。ハアハアと浅い息をしていたように思う。
タクシーで家に向かった。本来の退院であれば元気そのものであろうが、なぜか不安を残す退院であった。タクシーの中で会社に電話しておいた。すると話しすぎたのかまた疲れてきた。血圧が低いようだ。車に酔うような感覚にもなってきた。後は黙っていた。渋滞していて結構時間がかかった。
久々の我が家だ。しかし、不安があるせいかそうは喜べない。
家に帰ってニトロがないことが分かった。病院へ電話したが手配ミスらしい。明日妻が取って来てくれる事になった。狭心症の気配はないが、あるにこしたことはない。今夜は特に苦しくなるようなことはなかった。
心筋梗塞で緊急入院したのが8月24日であったから11日間の入院でした。血管にステンとを挿入し血流を開通させる。梗塞のダメージを検査でチェックする。同時に心臓のリハビリも開始する。これが一連の治療でした。
後は自宅でリハビリをしながら療養です。次に病院に行くのは2週間後でした。それまでに1日2kmを歩いておかねばなりません。
退院の翌日から歩き始めました。毎日200mずつ距離を伸ばして行きました。
足は第二の心臓と言われています。筋肉の収縮が血流を促進するのです。よって、リハビリでウォーキングをやることは心臓を助けることにもなるのです。
これで、5年前人生を変えた闘病日記はおしまいです。
このリハビリウォーキングによっていろいろな面に目覚めました。健康だけでなく、今の写真もこのウォーキングから生まれた趣味の産物です。
今日の写真は品川セントラルガーデンに面した高層ビルです。
<ビルを映すビル>
ガラスに映るビルは品川グランドコモンズ側のビルです。
<楕円形のビル>
これはインターシティ側にあるA棟です。
<ガラスの筒>
品川セントラルガーデンはこのような建物に囲まれた空間にあります。
これからは、ゆっくりと紹介していきます。
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