信濃路二日目の宿は、旧中山道 奈良井宿の「御宿 伊勢屋」でした。
JP中央線の奈良井駅に着く頃には、少し雨が降り初め伝統的建造物保存地区 に選定された街並みは 1キロ程続き 江戸時代にタイムスリップしたようで こぬか雨が良く似合う佇まいで私達を迎えてくれました。
宿の部屋に案内されると、直ぐに母屋の大広間に夕食の支度が整っていて10名位のお客さんが食事についていました。
食事のメニューは、殆ど地産の山の幸で加工品の様なものは殆どなく 手作りの味噌・漬物など日本の伝統食を地酒とともに 堪能する事が出来ました。
この中仙道、奈良井宿は江戸時代に京都と江戸を結ぶ宿場町の面影を 色濃く残しているのが魅力です。かって皇女和宮も 江戸へお輿入れの為にこの街道を下行されたとのこと。御宿 伊勢屋も二百年以上の建物で、屋根裏の黒く太い柱、建具など時代劇の中へ迷い込んだ様な空間でした。
宿の若女将さんの話では、海外からのお客さんが六割以上とのこと・・もっと、日本人も自国の文化歴史に興味と誇りを持って貰いたいですね。
花材 ・山つつじ ・クレマチス ・薔薇
花器 ・塗 脚付花器