一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1306-星まつり

2013-06-25 | 生け花
 花材 やまごぼう・桔梗・ユリ・ひまわり・利休草
 花器 絵唐津とっくり・ だちびん

 夜空を夏の星座が彩り、そろそろ夏の休暇の計画が話題になっています。この時期になると、恋の話などほど遠くなった私にも、彦星と織姫の清らかな哀しい恋物語には憧れを感じます。星の光に変わってネオンの輝く大都会でも、きっとこの様な美しい恋物語が綴られているのでしょうね



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1306-梅雨の晴れ間

2013-06-21 | 生け花
 花材 柏葉紫陽花・スモークツリー・瑠璃玉アザミ
 花器 津軽ビードロ花瓶

 梅雨は日本の国の瑞々しい美しさには、欠かせないものと心得ていても、少しの晴れ間に心が晴れやかになります。
 
 我が家の庭の、紫陽花、アガパンサス、くちなし、小さな沙羅双樹の蕾、アナベルなどを威圧する様な圧倒的な存在感で咲いているのが柏葉紫陽花です。
 この花の思い出は2009年6月、二度目にニューヨーク・セントラルパークを訪れた時の事です。目的のメトロポリタン・ミュージアムへの途中、右手の小径の奥に少し古風なおとぎの国の様なスーベニール・ショツプがありました。その建物の入り口に咲いていたのが、大木の柏葉紫陽花でした。雨上がりの薄もやの中のその風景は美術館へ向かう私たちの心をワクワクさせるに充分なプレリュードでした。
 帰国後は、早速植えた苗木がここ数年、我が家の梅雨空の下の主役となりました。



 スーベニール・ショツプ入口の柏葉紫陽花


 ショツプで求めたセントラルパークの珍しいポスター
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1306-梅雨空に映える花

2013-06-19 | 生け花
               
 私の中での神戸のイメージは、日本の古典と外来文化の融合で固有の色彩を持って見えます。 その神戸での初個展の記録をスタートとして、流派を離れた、一花人の記録を始めようと思います。六月の花の代表、紫陽花。二年前に、雨の日の六甲で出会ったこの花の青さは、今も色あせない鮮明さです。4月の初個展では、季節に先駆けて紫陽花を使いました。藍染の青海波のタペストリーと青竹のコラボレーションで神戸の海と山の風情を表現しました。



 紫陽花はとても日本的な印象を持った花だけど、神戸の街並みを彩る時、清楚な西洋の物語を始めます
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