カノケンブログ

へっぽこリール工房。

グリスアップの勧め。

これまで何度も新品でのグリスアップをお勧めして来ました。

「何故か?」

それでは、この新品リールを分解してみましょう。
※注意。
例題としてこちらメーカーのリールですが、現在の日本国内全メーカー結果としては同じ傾向です。
ピニオンギア上部ベアリングです。
かなり負荷のかかる場所ですが、シールドと内側フレームの隙間はカラカラでグリスなど入っていないのが分かります(このクラスのリールでもブロンズシールドカバーの比較的安価ベアリングなんですね)。
これがマスターギアです。

いかがでしょう?
皆さんが自分で塗布するとしたらこの位の量で納めますか?
摺動子のクランク部もグリスの保護膜不足で鉄粉を含み真っ黒です。
恐らく、店頭で手に取り回転させられただけなのでしょうがこのレベル。

各メーカーでは1年前後でのオーバーホールを推奨しています。

水洗い前提にて1年間安心して使えそうかどうかの判断は皆さん1人1人がする事です。
悪口でも何でもありません。
「事実です。」

このサイズだと本体グリスアップ料金1620円で出来ます。

新品価格プラス1620円掛けたリールと何もしていない新品リール。
長持ちしそうなのはどちらでしょうか?
皆さんならどちらを使いたいですか?

所有者の判断です。

コメント一覧

sexy-d
yukiharuさんへ。
外部からの防水性や密着性がたかくなっても、内部メカは金属か噛み合うので油分が必要な事は別問題です。
1年前後で調子を崩す計算か、前回書いた様にやはり市場ニーズの為なんでしょう。
適当な所で壊れてくれた方が修理でも儲けられるし、新品に買い換えてもらえるし、いずれにせよ僕はそんな物作りは嫌いです。
yukiharuwakatomo
ドライブギアのグリスって・・・
カノケンさんへ
 お世話になります。
 いつも貴重な情報ありがとうございます。
 現行リールのドライブギア、グリス量って・・・。
 OH後に再調整ついでに改めてグリスを丁寧に拭き取って再塗布する前のレベルに驚きです。
 ギアの塩錆防止にもやや高粘度のグリスを薄く均一に塗布しておいて貰いたいぐらいですが。
 防水性向上で内部へは海水が全く入らないことが前提なのでしょうか?
 カノケンさん紹介のベアリング用グリス注入道具のありがたみが良く分かる今日この頃です。
 もう何年も新品(最新)リールは購入していませんが新品リール購入時にはグリスアップお願いしたいと思います。(もっとも新しい機種が07ステラやTエアリティーですが!)
 また良い情報があれば是非よろしくお願い致します。
 
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